海外在住でも日本の塾に通えます|地域別の時差と受講時間の目安
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
海外赴任で日本を離れたが、子どもの日本の勉強をどう続けるかが決まらない。時差があるから、日本の塾は無理だと思っていた。
結論から言うと、時差がいくつであっても受講できます。マスネットは日本の朝から夜まで授業を行っているため、現地の生活リズムに合う時間帯を選べます。時差13時間の北米でも、現地の放課後にそのまま受講できます。
オンライン学習塾マスネットは、複数の国と地域の生徒を指導してきた完全1対1のオンライン個別指導塾です。このページでは、地域別の受講時間の目安と、海外在住のご家庭に提供できるサポートをまとめます。
「時差があるから無理」は誤解です
海外在住のご家庭からお問い合わせをいただくとき、「時差があるので無理だと思っていました」という言葉を何度も聞いてきました。
理由は明確です。日本の塾は、日本の夕方から夜に授業を行うものという前提があるためです。
その前提なら、確かに時差の大きい地域では成立しません。日本の20時は、ニューヨークの早朝6時です。
しかしマスネットは日本の朝から夜まで、幅広い時間帯で授業を行っています。
日本の朝9時は、ニューヨークの前日20時です。現地の放課後にそのまま受講できます。
つまり、時差の大きさは問題ではありません。どの時間帯を使うかを選べるかどうかが問題です。
地域別の受講時間の目安
時差のパターンごとに、実際の受講時間を示します。
時差0〜2時間の地域
該当地域
中国(上海・北京・深圳・広州)、香港、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア西部、タイ、ベトナム、オーストラリア
受講時間
日本の夜の枠が、現地の夕方から夜にあたります。日本の生徒とほぼ同じ時間帯で受講できます。日本の朝や昼の枠を使えば、現地の午前中にも対応できます。
特徴
選べる時間帯が最も広い地域です。学校から帰宅した後、夕食前後の時間にそのまま受講できます。帰国後も受講時間がほとんど変わりません。
→ 中国・深圳の詳しい解説を読む
→ タイ・バンコクの詳しい解説を読む
→ オーストラリアの詳しい解説を読む
時差5〜7時間の地域
該当地域
UAE(ドバイ)、インド、バングラデシュ、トルコ、エジプト、ケニア、南アフリカ
受講時間
日本の夜の枠が、現地の午後にあたります。エジプトなら、日本時間20時が現地13時です。学校から帰宅した午後の時間に受講できます。
日本の午後の枠を使えば、現地の午前中にも対応できます。
特徴
現地の午後が使えるため、生活リズムを崩さずに済みます。夏時間を実施する地域では、切り替え時に時差が1時間動くため確認が必要です。
時差7〜9時間の地域
該当地域
イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、スペイン、イタリア、スイス、北欧
受講時間
日本の夕方から夜の枠が、現地の午前中にあたります。イギリスなら、日本時間18時が現地9時です。土日や長期休暇に使いやすい枠です。
日本の朝の枠を使えば、現地の早朝7時台に受講できます。登校前の時間を使う形です。
特徴
現地の夕方は日本の深夜になるため、対応が難しい時間帯です。現地の午前中か早朝が中心になります。ご家庭の生活リズムを踏まえて設計します。
なお、欧州大陸はイギリスより1時間進んでいるため、時差は標準時8時間、夏時間7時間になります。
時差12時間以上の地域
該当地域
アメリカ(東海岸・中部・西海岸)、カナダ、メキシコ、中南米
受講時間
日本の朝の枠が主役になります。日本時間9時は、ニューヨーク前日19時から20時、ロサンゼルス前日16時から17時です。
現地の放課後や夕方に、そのまま受講できます。
現地の朝に受けたい場合は、日本の夜の枠を使います。日本時間21時がニューヨーク7時です。
特徴
時差が最大の地域ですが、日本の朝の枠があるため問題ありません。むしろ現地の放課後にちょうど重なる条件です。
海外在住で共通して起きること
地域が違っても、共通する課題があります。
課題1:国語の空白が最も大きい
海外在住の生徒を指導していて、保護者が想像しているより国語の空白が大きいケースを繰り返し見てきました。
数学や英語は意識されやすい一方、国語は家庭で日本語を使っているため対策が後回しになります。
しかし、漢字と語句は書く機会がなければ確実に抜けます。読解力も、日本語の文章に触れる量で決まります。日常会話だけでは維持できません。
課題2:数学は学ぶ順序が違う
日本の教科書と、現地校やインターのカリキュラムでは学ぶ順序が異なります。
そのため、帰国後に「習っていない単元」が出てきます。数学は積み上げ式のため、この空白がその後すべてに影響します。
課題3:受験情報が届きにくい
内申点の仕組み、志望校の入試変更、帰国子女枠の条件。これらは意識して取りに行かないと届きません。
在留邦人が少ない地域では、特にこの傾向が強くなります。
課題4:学年暦がずれる
9月始まり、1月末始まり、5月始まり。地域によって学年の区切りが違います。
帰国のタイミングによっては、学年の途中で編入することになります。日本の学校がどこまで進んでいるかを把握し、その差を埋める準備が必要です。
マスネットでできること
海外在住のご家庭に対して、提供できる内容をまとめます。
日本の朝から夜まで、幅広い時間帯での受講。現地の生活リズムに合う時間を選べます。時差が大きくても対応できます。
曜日の自由な設定。週末が金曜・土曜の地域、学年暦が日本とずれる地域にも合わせられます。
日本のカリキュラムに沿った1対1の指導。日本の教科書に対応し、学年をさかのぼることも、先に進むこともできます。
通学先の種類に応じたサポート。日本人学校、補習授業校、インターナショナルスクール、現地校。それぞれで必要な支援が違います。
夏時間への対応。切り替え時期に受講時刻を確認する運用にしています。
毎回の授業報告書。何をどこまで進めたかを保護者と共有します。時差があっても学習状況が見えます。
オンライン自習室。授業以外の時間も、決まった時間に学習する場として使えます。
帰国後の受験対策。帰国子女枠と一般入試のどちらを軸にするかの相談から、志望校対策まで対応します。
帰国後も継続可能。受講時間を日本時間に切り替えるだけで、同じ講師の授業を続けられます。塾を探し直す必要はありません。
帰国を見据えた設計
海外在住の学習で最も重要なのが、帰国後を見据えた設計です。
帰国子女枠と一般入試
帰国子女枠には、海外に何年滞在したか、帰国してから何年以内かといった出願条件があります。学校ごとに異なり、試験内容も作文や面接、英語の比重が高い学校があります。
一般入試を受ける場合は、日本の同学年と同じ土俵になります。日本のカリキュラムに沿った学習が必要で、高校受験なら内申点も関わります。
どちらを軸にするかで、今やるべき学習が変わります。滞在予定期間と帰国時期をお聞きしたうえで、一緒に考えます。
英語力を入試で使える形にする
現地校やインターで英語を使っている生徒に多いのが、会話はできるが日本の入試では点が取れないという状態です。
日本の入試英語は、文法の正確さ、和訳、英作文の形式が問われます。日常会話で身につく力とは別の技術です。
すでにある英語力を入試形式に合わせるだけで、大きな武器になります。
内申点の仕組みを早めに把握する
高校受験で一般入試を考える場合、内申点が関わります。計算方法は都道府県によって大きく異なり、対象学年も倍率も違います。
帰国先が決まっているなら、その地域の制度を確認しておくと、必要な準備が具体的になります。
現場で見えたこと
ここからは、マスネットで実際に見えたことを書きます。
複数の国と地域の生徒を担当してきて、受講の継続を決めるのは時間帯の固定だと実感しています。
マスネットではオンライン自習室の稼働記録を取っていますが、入室する時間帯が固定されている生徒ほど学習が続くという傾向が一貫して出ています。逆に、その日の状況で時間がばらつく生徒は数週間で途切れがちです。
だからこそ、現地の生活リズムに合う時間帯を最初に決めることを最も重視しています。無理な時間帯に設定すると、どれだけ良い教材を使っても続きません。
もう一つ、情報がないことが選択肢を狭めているというケースを何度も見てきました。
「時差があるから無理」「海外だと日本の塾は使えない」。こうした思い込みで、検討すらされないまま時間が過ぎている家庭があります。
選択肢を知った時点で、状況が変わります。まず、どんな受講の形があるかを知っていただくことが、このページの目的です。
そして、国が違えば条件も違います。時差、夏時間の有無、学年暦、現地の教育環境。すべて異なります。
だから型通りの提案はできません。その地域の条件と、ご家庭の状況に合わせた設計が必要です。これが、複数国を担当して分かったことです。
マスネットは中国・深圳、アメリカ、バングラデシュなど複数の国と地域の生徒を指導してきました。
よくある質問
Q. 時差が大きくても受講できますか。
できます。マスネットは日本の朝から夜まで授業を行っています。時差13時間の北米でも、日本の朝の枠を使えば現地の放課後に受講できます。
Q. 何時の授業を選べますか。
地域と生活リズムによって設計します。日本の夜、朝、昼のいずれの枠も使えます。ご家庭の状況をお聞きしたうえで決めます。
Q. 現地校に通っています。日本の勉強は必要ですか。
帰国後に日本の学校に戻る予定があるなら必要です。国語と社会は現地で扱われず、数学も学ぶ順序が異なるため空白ができます。
Q. 日本人学校に通っていても塾は必要ですか。
必須ではありません。ただし日本の同学年と比べた位置が見えにくいため、現在地を確認したいという相談は多くあります。
Q. 補習授業校に通っていますが、それだけでは足りませんか。
補習授業校は週1回のため、日本の授業時間数には届きません。学校で扱えない部分を平日に補う使い方が有効です。
Q. 夏時間の切り替えはどうなりますか。
実施地域では時差が1時間動きます。切り替え時期に受講時刻を確認する運用にしています。
Q. 学年暦が日本とずれています。対応できますか。
できます。曜日も時間も固定ではないため、現地の学期と長期休暇に合わせて設定します。
Q. 急に帰国が決まった場合はどうなりますか。
受講時間を日本時間に切り替えるだけで、同じ講師の授業を続けられます。塾を探し直す必要も、指導の引き継ぎも発生しません。
Q. 日本語での学習が久しぶりでも大丈夫ですか。
問題ありません。現在の理解度を確認したうえで、必要なら学年をさかのぼって進めます。1対1のため、その子の状態に合わせて調整できます。
Q. 該当する国の記事がありません。
順次追加しています。記載のない地域でも対応可能ですので、まずはお住まいの国と都市をお知らせください。時差と生活リズムを踏まえて設計します。
海外から日本の学習を続けたい方へ
時差は、日本の塾を諦める理由になりません。マスネットは日本の朝から夜まで授業を行っており、現地の生活リズムに合う時間帯を選べます。
日本のカリキュラムに沿った指導から、帰国後の受験対策まで対応しています。
まずは現在の学習状況と、お住まいの国と都市、通われている学校をお聞かせください。受講時間の設定から、一緒に考えます。
→ 小学生コースの指導内容と料金を見る
→ 中学生コースの指導内容と料金を見る
→ 高校生コースの指導内容と料金を見る
※時差は標準時および夏時間に基づく記載です。夏時間の実施期間は変更される場合があります。学校の暦や休日は通学先により異なります。帰国子女枠の出願条件・試験内容は学校および年度により異なるため、志望校の募集要項で必ずご確認ください。