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宮城県の高校受験|共通選抜と特色選抜の2つの選び方と、実技教科が2倍になる内申195点の仕組み

公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生

宮城県の公立高校入試は、1回の試験の中に「共通選抜」と「特色選抜」があると聞いた。どちらで合否が決まるのか、内申点は何年生の成績が使われるのかがよく分からない。

結論からお伝えします。宮城県の公立高校入試の第1次募集では、1回の試験の結果を、共通選抜と特色選抜の2つの方法で判定します。どちらも、調査書・5教科の学力検査・面接などをもとにします。調査書の評定は中学1年生から3年生までが同じ重さで使われ、実技4教科の評定は2倍で計算されます。1学年65点、3学年で195点満点です。中学1年生から、実技教科を含めて評定を積み上げることが対策の基本です。

マスネットは福岡と鹿児島を拠点に、全国どこからでも受講できる完全1対1のオンライン個別指導塾です。この記事では、宮城県の入試の仕組みと、そこから逆算した対策を書きます。


2027年春の入試日程

宮城県教育委員会は、2026年9月に令和9年度の入学者選抜要項を公表しました。第1次募集の主な日程は次の通りです。

内容日付
出願2027年2月9日(火)〜2月16日(火)
学力検査2027年3月3日(水)
面接・実技・作文など(実施する学校)2027年3月3日(水)・4日(木)
追試験2027年3月9日(火)
合格発表2027年3月15日(月)

合格者が募集定員に満たない高校では、3月19日(金)に第2次募集の検査が行われます。


共通選抜と特色選抜

宮城県の第1次募集では、1回の試験の結果を、2つの方法で判定します。

選抜内容募集定員に占める割合
共通選抜調査書と学力検査などで判定する各高校が50%〜90%の範囲で決める
特色選抜各高校が重視する観点(学力検査、調査書、面接など)に重みをつけて判定する各高校が10%〜50%の範囲で決める

受験生が2つの選抜を別々に受けるわけではありません。同じ試験の結果を、2つの物差しで判定する仕組みです。共通選抜で合格に届かなくても、特色選抜で志望校が重視する観点の評価が高ければ、合格の可能性があります。

志望校が特色選抜で何を重視しているか(学力検査か、調査書か、面接か)は、宮城県教育委員会が公表する資料で確認してください。


内申点(調査書):実技4教科が2倍

宮城県の調査書の評定は、中学1年生から3年生までの9教科を使います。

項目計算1学年あたり
主要5教科(国語・数学・社会・理科・英語)評定の合計 × 125点
実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)評定の合計 × 240点
1学年の合計―65点
3学年の合計65点 × 3195点

3学年は同じ重さで計算されます。 中学1年生の評定も、中学3年生の評定と同じ価値があります。

そして、実技4教科の評定は2倍です。実技教科の評定を1つ上げると2点、主要教科を1つ上げると1点です。1学年65点のうち、40点を実技4教科が占めます。

計算の例

3学年の9教科がすべて4の生徒さんの場合、1学年は 4×5 + 4×4×2 = 52点、3学年で156点です。

ここから実技教科の評定を1つ上げると158点、主要教科を1つ上げると157点になります。評定を上げる候補として、実技教科を見落とさないでください。

実技教科の比重が大きい県として、鹿児島県や兵庫県の制度も記事にまとめています。

→ 兵庫県の高校受験|内申250点の6割が実技4教科。評定1つの重さと、第1志望加算点の仕組み


学力検査:5教科500点

学力検査は、国語・社会・数学・英語・理科の5教科です。各100点、合計500点で行われます。

共通選抜では、調査書と学力検査の両方が判定に使われます。内申と当日点のどちらかだけを対策するのではなく、両方を積み上げることが大切です。


学年別にやるべきこと

中学3年生(2027年春に受験)

2学期の評定を最後まで上げてください。 中学1年生・2年生の評定は確定していますが、中学3年生の評定はまだ動かせます。実技教科は評定1つで2点動くため、期末テストと提出物で、実技4教科も仕上げてください。

→ 2学期の内申を上げる方法|中間テストが悪くても、期末までに動かせる4つのこと

志望校の特色選抜で、何が重視されるかを確認してください。 学力検査を重視する高校なら当日点、調査書を重視する高校なら評定、面接を重視する高校なら面接の準備に、より多くの時間を使います。

中学1年生・2年生

宮城県では、今の評定がそのまま入試に使われます。 中学1年生の評定も、中学3年生と同じ重さです。定期テストと提出物を、今から一つずつ積み上げてください。

実技4教科は2倍で計算されます。実技のテストは範囲が狭く、配布プリントとワークからの出題が中心のため、1週間前から暗記に取り組めば点数を上げやすい教科です。

→ 実技4教科の内申点を上げる方法|対策している生徒が少ない差のつけどころ

数学のつまずきは、学力検査にもそのまま響きます。中学2年生の2学期は、図形の証明でつまずく生徒さんが多い時期です。

→ 中2の図形の証明が書けないときの書き方|仮定と結論の見つけ方、合同条件3つと、そのまま使える証明の型


自分の内申点を確認する

都道府県を選ぶだけで、評定から内申点を計算できるツールをご用意しています。

→ 内申点 自動計算ツール(47都道府県対応)で確認する


現場で見えたこと

宮城県のように中学1年生から評定が使われ、実技教科が2倍になる制度では、実技教科の対策をしているかどうかで、3年間の合計に大きな差がつきます。

実技4教科の評定が1つずつ上がるだけで、1学年で8点、3学年で24点の差になります。主要5教科で同じ点数を積み上げるのは簡単ではありません。

一方で、実技教科は主要教科に比べて後回しにされやすく、テスト前日に少し見るだけ、提出物は締切当日にまとめて出す、という生徒さんが少なくありません。実技のペーパーテストを1週間前から準備し、提出物を丁寧に出す。この2つを変えるだけで、評定は動きます。


よくある質問

Q. 宮城県の共通選抜と特色選抜は、何が違いますか。
共通選抜は調査書と学力検査などで判定し、特色選抜は各高校が重視する観点に重みをつけて判定します。同じ試験の結果を、2つの方法で判定する仕組みです。

Q. 宮城県の内申点は何点満点ですか。
195点満点です。1学年あたり、主要5教科の評定の合計と、実技4教科の評定の合計を2倍したものを足して65点、3学年で195点になります。

Q. 宮城県では、中学1年生の成績も使われますか。
使われます。中学1年生から3年生までの評定が、同じ重さで計算されます。

Q. 実技教科の評定は、どのくらい重いですか。
実技4教科は2倍で計算されるため、評定を1つ上げると2点増えます。主要教科を1つ上げると1点です。

Q. 2027年春の入試の日程はいつですか。
第1次募集の学力検査は3月3日、合格発表は3月15日です。出願は2月9日から16日です。

Q. 特色選抜で何が重視されるかは、どこで分かりますか。
宮城県教育委員会が公表する資料で、高校ごとに確認できます。志望校の特色選抜の重みのつけ方を確認してください。


次に読んでいただきたい記事

中学3年生で、冬からの塾を検討している場合はこちらをご覧ください。

→ 中学3年生の冬からの塾は間に合う?入試まで4か月でできることと、直前期に塾を選ぶときの注意点

内申が足りるか不安な場合は、こちらをご覧ください。

→ 中学3年生の内申はまだ間に合う?10月から動かせる範囲と、内申が足りないときの志望校の決め方


宮城県で高校受験に備えたい方へ

宮城県の入試は、中学1年生からの評定と、2倍で計算される実技4教科が、合否を大きく左右します。共通選抜と特色選抜の両方を意識して、評定と当日点を積み上げてください。

マスネットは完全1対1のオンライン個別指導塾です。主要5教科の指導に加えて、実技教科のテスト対策や提出物の管理まで含めて、内申全体を設計します。

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※入試日程、調査書の計算方法、共通選抜・特色選抜の割合と判定方法は、年度や高校によって異なる場合があります。最新かつ正確な情報は、宮城県教育委員会の入学者選抜要項および志望校の選抜方法で必ずご確認ください。

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