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中2の図形の証明が書けないときの書き方|仮定と結論の見つけ方、合同条件3つと、そのまま使える証明の型

公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生

2学期の期末テストの範囲に、図形の証明が入ってきた。答えは分かるのに、証明になると何を書けばいいのか分からないと言う。白紙で出してしまうこともある。家でどう教えればいいのか分からない。

結論からお伝えします。証明が書けない原因の多くは、図形の理解ではなく「書き方の型」を知らないことです。証明は、仮定(分かっていること)から結論(示したいこと)まで、根拠をつけて順番に並べる作業です。合同条件の3つと、根拠としてよく使う5つの言葉を覚え、型に沿って書く練習をすれば、証明は書けるようになります。

この記事は、オンライン学習塾マスネットが運営しています。保護者様も一緒に確認できるように、例題と証明の書き方を載せています。


証明とは何か

証明は、すでに正しいと分かっていることを根拠にして、示したいことが正しいことを順番に説明する文章です。

言葉意味問題文での見つけ方
仮定問題で、はじめから分かっていること「〜のとき」「〜ならば」の部分
結論証明して示したいこと「〜であることを証明しなさい」の部分
根拠仮定から結論につなぐための、正しいと分かっていること合同条件、対頂角、平行線の性質など

証明の最初にやることは、仮定と結論を図に書き込むことです。等しい辺に同じ印、等しい角に同じ印をつけると、何が分かっていて、何を示せばいいかが見えてきます。


三角形の合同条件:3つを正確に覚える

中学2年生の証明の多くは、三角形の合同を使います。合同条件は、次の3つです。

合同条件必要なもの
1. 3組の辺がそれぞれ等しい辺・辺・辺
2. 2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい辺・角・辺(角は2つの辺の「間」)
3. 1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい角・辺・角(辺は2つの角の「間」)

合同条件は、一字一句正確に書けるようにしてください。 証明では、合同条件を省略したり、言葉を変えたりすると減点されることがあります。

特に注意したいのは、2つ目の「その間の角」です。2組の辺と、その2つの辺にはさまれていない角が等しくても、合同とは言えません。


根拠としてよく使う5つの言葉

根拠内容
仮定より問題で与えられていること
共通な辺(共通な角)2つの三角形が、同じ辺や角を共有している
対頂角は等しい2本の直線が交わってできる、向かい合った角は等しい
平行線の錯角は等しい平行な2直線に1本の直線が交わってできる錯角は等しい
平行線の同位角は等しい平行な2直線に1本の直線が交わってできる同位角は等しい

証明の1行1行には、必ず「なぜそう言えるか」の根拠をつけます。根拠のない行は、証明として認められません。


例題で、証明の型を確認する

例題
線分ABと線分CDが点Oで交わっています。AO=BO、CO=DOのとき、AC=BDであることを証明しなさい。

手順1:仮定と結論を確認する

内容
仮定AO=BO、CO=DO
結論AC=BD

手順2:どの三角形の合同を使うかを決める

結論のACとBDを辺に持つ三角形を探します。ACは△AOCの辺、BDは△BODの辺です。この2つの三角形が合同であることを示せば、AC=BDが言えます。

手順3:等しい辺と角を集める

  • AO=BO(仮定)
  • CO=DO(仮定)
  • ∠AOC=∠BOD(対頂角)

2組の辺と、その間の角がそろいました。

手順4:型に沿って書く

証明

△AOCと△BODにおいて、

仮定より、AO=BO …①

仮定より、CO=DO …②

対頂角は等しいから、∠AOC=∠BOD …③

①、②、③より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので、

△AOC≡△BOD

合同な図形の対応する辺は等しいので、

AC=BD


そのまま使える証明の型

行書くこと
1行目「△○○○と△○○○において、」と、どの三角形を比べるかを書く
2〜4行目等しい辺や角を、根拠と一緒に書き、①②③と番号をつける
5行目「①、②、③より、(合同条件)ので、」と合同条件を書く
6行目「△○○○≡△○○○」と合同を書く
7行目「合同な図形の対応する辺(角)は等しいので、」と結論につなぐ
8行目結論を書く

対応する頂点の順番をそろえて書くことも大切です。△AOCと△BODなら、AとB、OとO、CとDが対応しています。順番がずれると、減点されることがあります。


証明が書けない3つのつまずき

つまずき起きていること直し方
何から書けばいいか分からない仮定と結論を確認していないまず図に、仮定の印をつける
どの三角形を使えばいいか分からない結論から逆にたどっていない結論の辺や角を持つ三角形を探す
根拠が書けない対頂角や平行線の性質があいまい根拠の5つの言葉を、図と一緒に確認する

証明は、結論から逆にたどると考えやすくなります。「ACとBDが等しいと言うには、何が言えればいいか」と考えると、使う三角形が決まります。


期末テストで点を取るために

証明は、定期テストで部分点がもらえることが多い問題です。白紙で出すより、分かるところまで書いた方が点数につながります。

仮定を書くだけでも、部分点になることがあります。 最後まで書けなくても、「△○○○と△○○○において、」と、仮定から分かることを書いてください。

穴埋めの証明から練習してください。 教科書やワークには、証明の一部が空欄になった問題があります。まず穴埋めで型に慣れてから、すべてを自分で書く問題に進むと、無理なく書けるようになります。


保護者様が一緒に確認するときのコツ

図に印をつけさせてください。 等しい辺や角に印をつけるだけで、何が分かっているかが見えます。

「なぜそう言えるの?」と聞いてください。 1行ごとに根拠を言えるかを確認すると、どこであいまいになっているかが分かります。

完璧な証明を求めないでください。 最初は穴埋めや、型を見ながら書くところから始めて大丈夫です。


現場で見えたこと

証明が書けない生徒さんの多くは、図形そのものは理解しています。どの角とどの角が等しいかを聞くと、正しく答えられるのです。それでも書けないのは、頭の中の理解を、決まった型の文章にする練習をしていないからです。

型を見ながら同じ形の証明を数問書くと、多くの生徒さんが自分で書けるようになります。最初の数問は型を見ながら、次の数問は型を隠して書く。この順番で練習すると、期末テストで白紙を出すことがなくなります。

証明は、中学3年生の相似の証明や、高校入試の図形の大問にもつながります。中学2年生のうちに型を身につけておくと、その後の図形の学習が大きく楽になります。


よくある質問

Q. 証明は何から書けばいいですか。
まず仮定と結論を確認し、図に等しい辺や角の印をつけてください。そのうえで、結論の辺や角を持つ三角形を探します。

Q. 三角形の合同条件は何ですか。
「3組の辺がそれぞれ等しい」「2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい」「1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい」の3つです。一字一句正確に書けるようにしてください。

Q. 証明でよく使う根拠は何ですか。
「仮定より」「共通な辺(角)」「対頂角は等しい」「平行線の錯角は等しい」「平行線の同位角は等しい」の5つがよく使われます。

Q. 証明が最後まで書けません。白紙で出してもいいですか。
分かるところまで書いてください。仮定から分かることを書くだけでも、部分点になることがあります。

Q. 証明の練習は、どう進めればいいですか。
まず教科書やワークの穴埋めの証明で型に慣れ、次に型を見ながら書き、最後に型を隠して自分で書く順番で進めてください。

Q. 証明は高校入試にも出ますか。
多くの都道府県で、図形の証明が出題されます。中学3年生で学ぶ相似の証明も、同じ型で書きます。


次に読んでいただきたい記事

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証明でつまずいている方へ

証明が書けない原因の多くは、型を知らないことです。型に沿って練習すれば、証明は書けるようになります。

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