本文へ移動
オンライン学習塾マスネット 総合型選抜・学習伴走コース
学年別の進め方

高校2年生の冬までに家族で話し合っておきたいこと|進路・受験方式・費用

公開日

総合型選抜を考えている高校2年生のご家庭では、冬までに、学びたい分野、受験方式、費用と通学の3つを、家族で話し合っておきましょう。高校3年生になると、春から出願の準備が始まり、落ち着いて話す時間が取りにくくなります。話し合いでは、保護者様が答えを決めるのではなく、生徒さんの考えを先に聞き、分からないことを一緒に調べることが大切です。決めたことは紙に書いておき、春休みに見直しましょう。オンライン学習塾マスネットでは、高校2年生の生徒さんと保護者様に、冬までに確かめておきたいことをお伝えしています。

「進路の話をしようとすると、嫌がられてしまいます」

高校2年生の保護者様から、ときどき聞く言葉です。

高校2年生の秋から冬は、部活動や学校行事が忙しく、進路のことは「まだ先」と感じやすい時期です。保護者様が進路の話を切り出すと、生徒さんが「うるさく言われる」と感じて、話を避けてしまうこともあります。けれども、総合型選抜は、高校3年生の夏から秋に出願が始まる大学が多く、高校2年生の冬までに大まかな方向を決めておくと、準備がぐっと進めやすくなります。

総合型選抜の3年間の流れは、総合型選抜のスケジュール(高校3年間)で説明しています。

なぜ高校2年生の冬までに話し合うのか

高校3年生になると、春には志望校の募集要項が出始め、夏にはオープンキャンパスや書類の準備、秋には出願と選考が続きます。この時期に、学びたい分野や受験方式で家族の考えが分かれていると、準備の時間が足りなくなってしまいます。

高校2年生の冬は、部活動の大会が少なくなり、冬休みもあるため、家族で落ち着いて話せる時期です。また、高校2年生の3学期の成績までが、評定平均に入ることが多いため、この時期に方向を決めておくと、3学期の定期テストにも目標をもって取り組めます。

話し合っておきたい3つのこと

1. 学びたい分野

まず、生徒さんがどんな分野に興味をもっているかを聞いてみましょう。この時点で、志望校が1つに決まっている必要はありません。「経済に興味がある」「人の役に立つ仕事がしたい」くらいの大まかな方向で十分です。

聞いてみること例
興味のある分野どんな授業が面白い?どんなニュースが気になる?
将来やってみたいことどんな仕事に関わってみたい?
迷っていること2つの学部で迷っているなら、それぞれのどこに惹かれる?

学びたい分野が決まらないときは、オープンキャンパスや大学の講座に参加してみることを勧めましょう。学部の選び方は、学部の選び方と文理選択で説明しています。

2. 受験方式

次に、総合型選抜を中心に考えるのか、一般選抜と併願するのか、学校推薦型選抜も考えるのかを話し合います。

受験方式確かめておきたいこと
総合型選抜志望する分野の大学で、どんな方式があるか。専願か併願か
学校推薦型選抜高校の推薦が必要か。評定平均の条件はどのくらいか
一般選抜総合型選抜と並行して、どの教科を準備するか

総合型選抜だけに絞ると、不合格だった場合に一般選抜の準備が間に合わないことがあります。多くのご家庭では、総合型選抜と一般選抜の両方を考えておくと安心です。両方を準備するときの時間の分け方は、総合型選抜と一般選抜は両方準備できる?で説明しています。

3. 費用と通学

最後に、費用と通学について話し合います。自宅から通える範囲の大学にするのか、一人暮らしも考えるのかによって、志望校の候補が変わります。

話し合うこと確かめておきたいこと
学費国公立大学と私立大学、学部による違い
通学・住まい自宅から通えるか。一人暮らしの場合の生活費
受験費用受験料、英語資格の受験料、移動・宿泊の費用
奨学金利用するかどうか。申し込みの時期

費用の話は、生徒さんに遠慮させてしまうこともあります。「お金のことは心配しないで」とだけ伝えるより、家庭で考えている範囲を具体的に伝えるほうが、生徒さんも志望校を考えやすくなります。受験費用の考え方は、総合型選抜の受験費用はいくら?で説明しています。

話し合いの進め方

生徒さんの考えを先に聞く

話し合いでは、保護者様の考えを先に伝えるのではなく、まず生徒さんの考えを聞きましょう。保護者様が先に「〇〇大学がいい」と言うと、生徒さんは自分の考えを話しにくくなります。話を聞くときは、途中で意見をはさまず、最後まで聞くことを意識してください。うなずきながら聞くだけでも、生徒さんは話しやすくなります。

分からないことは、一緒に調べる

生徒さんが「まだ分からない」と答えることも多くあります。そのときは、無理に答えを出させるのではなく、「一緒に調べてみよう」と声をかけましょう。大学のホームページや前年度の募集要項を一緒に見るだけでも、進路の話がしやすくなります。調べていく中で、生徒さんが自分から「この学部も見てみたい」と言い出すこともあります。そうした言葉を大切に受け止め、次に調べることにつなげていきましょう。

一度に全部決めようとしない

3つのことを、1回の話し合いで全部決める必要はありません。1回の話し合いは30分ほどにして、冬休みまでに2〜3回に分けて話すのがおすすめです。夕食のあとや週末の午前など、生徒さんが疲れていない時間を選びましょう。テストの前や、部活動の大会の前後は避けるほうが、落ち着いて話せます。話し合いの最後には、次に確かめることを1つ決めておくと、次の話し合いにつながります。

話し合いの予定の例

時期話し合うこと
11月学びたい分野について、生徒さんの考えを聞く
12月(冬休み)受験方式と、志望校の候補を一緒に調べる
1月費用と通学について、家庭の考えを伝える
3月(春休み)決めたことを見直し、高校3年生の予定を立てる

決めたことは紙に書いておく

話し合いで決めたことは、紙に書いて残しておきましょう。書いておくと、春休みに見直すときに、何を決めたかをすぐに思い出せます。

書いておくこと例
学びたい分野教育、特に小学校の先生
志望校の候補3校ほど
受験方式総合型選抜を中心に、一般選抜も準備する
費用と通学自宅から通える範囲。一人暮らしなら国公立
次に確かめること志望校の前年度の募集要項、英検の受ける回

表の内容は例です。紙は、生徒さんと保護者様がそれぞれ見られる場所に置いておくか、写真に撮って共有しておくと便利です。決めたことは、高校3年生になってから変わってもかまいません。変わったときは、その理由も一緒に書き足しておきましょう。

つまずきやすい点

いちばん多いのは、保護者様の希望を強く伝えすぎて、生徒さんが自分の考えを話さなくなることです。保護者様の心配は大切な視点ですが、「反対」ではなく「一緒に確かめたいこと」として伝えると、生徒さんも受け止めやすくなります。

次に多いのが、進路の話を避けたまま高校3年生になってしまうことです。生徒さんが話したがらないときは、大学のパンフレットを机に置いておく、オープンキャンパスに一緒に行くなど、話のきっかけになるものを用意してみてください。

もう1つは、費用の話をしないまま志望校を決めてしまい、あとで困ることです。費用は話しにくい話題ですが、高校2年生のうちに家庭の考えを伝えておくと、生徒さんも安心して志望校を考えられます。

学年ごとの考え方

この記事は、高校2年生の保護者様向けの内容です。高校1年生の保護者様は、学びたい分野について、ふだんの会話で話を聞いておくことから始めましょう。高校3年生の保護者様は、決めたことをもとに、受験校の組み合わせや日程を一緒に確かめます。受験校の組み合わせ方は、受験校の組み合わせ表の作り方で説明しています。生徒さん向けの高校2年生の冬の過ごし方は、高校2年生の冬にやっておきたいことで説明しています。

マスネットではこう進めます

オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、入会時・志望校決定時・出願前に専門レビューを行い、志望校と受験方式の方向を一緒に確かめます。一般選抜との併願にも対応し、毎授業後と毎月末に、保護者様へ進み具合を報告します。家庭での話し合いの材料としてもお使いいただけます。くわしくは指導体制をご覧ください。

よくある質問

Q. 高校2年生で志望校が決まっていなくても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。この時期は、学びたい分野の大まかな方向が決まっていれば十分です。高校3年生の春までに、志望校の候補を3校ほどにしぼりましょう。

Q. 生徒さんが進路の話を嫌がります。

A. 無理に話を進めず、大学のパンフレットを置いておくなど、話のきっかけになるものを用意してみてください。生徒さんが話したいときに、話を聞ける雰囲気をつくることが大切です。

Q. 費用の話は、生徒さんにどこまで伝えればいいですか?

A. 家庭で考えている範囲(国公立か私立か、自宅から通うか一人暮らしかなど)を、具体的に伝えるのがおすすめです。生徒さんも志望校を考えやすくなります。

Q. 総合型選抜だけに絞ってもいいですか?

A. 不合格だった場合に備えて、一般選抜の準備も並行して進めることをおすすめします。どちらに力を入れるかは、志望校の方式を確かめてから決めましょう。

Q. 話し合いで決めたことが、高校3年生で変わってもいいですか?

A. かまいません。変わったときは理由も書き足しておくと、志望理由を考えるときの材料になります。

まとめ

総合型選抜を考える高校2年生のご家庭では、冬までに、学びたい分野、受験方式、費用と通学の3つを家族で話し合っておきましょう。話し合いでは、生徒さんの考えを先に聞き、分からないことは一緒に調べます。1回で全部を決めようとせず、冬休みまでに数回に分けて話し、決めたことは紙に書いて、春休みに見直しましょう。

出典・参考にした資料