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評定・定期テスト

高校1年生の2学期期末テストが大事な理由|評定平均の土台は1年生でつくる

公開日

総合型選抜で見られる評定平均には、高校1年生の成績も、高校3年生の成績と同じ重さで入ります。2学期の期末テストは、範囲が広く、提出物や実技のテストも重なるため、3週間前から準備を始めるのがおすすめです。通知表が出たら、評定平均を計算し、3学期に上げる科目を1つ決めましょう。オンライン学習塾マスネットでは、高校1年生の生徒さんとも、定期テストのたびに次に上げる科目を一緒に決めています。

「まだ1年生だから、成績はそこまで気にしなくていいのでは」

高校1年生の保護者様から、ときどき聞く言葉です。

大学入試というと、高校3年生になってからの勉強をイメージする方が多いと思います。一般選抜だけを考えるなら、それでも間に合う場合があります。ところが、総合型選抜や学校推薦型選抜では、高校1年生からの評定が、出願条件や評価に使われます。1年生の2学期は、高校の勉強にも慣れ、気がゆるみやすい時期でもあります。だからこそ、この時期の期末テストが大切になります。

なぜ高校1年生の成績が大事なのか

評定平均は、高校1年生から高校3年生の1学期(前期)までに学んだ全科目の評定を足して、科目の数で割った数字です。1年生の評定も、3年生の評定も、1科目は1科目として同じ重さで数えます。

しかも、高校1年生は、学ぶ科目の数が多い学年です。1年生のうちに評定を高くしておくと、全体の評定平均を支える大きな土台になります。例えば、1年生で11科目、2年生で11科目、3年生の1学期で8科目を学ぶ場合、1年生の科目は全体の3分の1以上を占めます。反対に、1年生で評定を落とすと、2年生・3年生で取り返すのは難しくなります。評定平均の計算方法は、内申点と評定平均の違いは?で説明しています。

2学期の期末テストの特徴

2学期の期末テストには、ほかの定期テストと比べて、次のような特徴があります。

特徴気をつけること
範囲が広い2学期の中間テスト以降の内容に加え、中間テストの範囲が含まれることもある
科目が多い副教科を含め、ほとんどの科目でテストや評価がある
提出物が重なるワーク、レポート、実技の課題の締め切りがテスト前に集中しやすい
年末の行事と重なる学校行事や部活の大会と重なり、勉強時間が減りやすい

通常の定期テストは2週間前からの準備でも対応できますが、2学期の期末テストは、範囲と提出物の多さを考えて、3週間前から始めるのが安心です。

3週間前からの進め方

時期やること
3週間前提出物の一覧を作り、締め切りの早いものから進める。範囲が分かる科目は、教科書の復習を始める
2週間前範囲表が出たら、全科目の勉強の予定を立てる。問題集を1回解く
1週間前間違えた問題だけを解き直す。提出物を仕上げる
前日新しい問題は解かず、間違えた問題の解き方を見直す

テスト前の2週間の使い方は、定期テストの失点を減らす、テスト前14日間の使い方でくわしく説明しています。

テスト2週間前の1日の予定の例

部活のある平日の例です。

時間帯やること
通学の時間英単語、古文単語、社会の用語を覚える
帰宅後〜夕食前提出物を1つ進める
夕食後 1時間目その日の授業の復習と、問題集を1単元
夕食後 2時間目苦手な科目の問題を解き直す
寝る前翌日やることを1行書く

毎日同じ流れにしておくと、何から始めるかを迷う時間が減ります。部活がない日は、問題演習の時間を増やしましょう。

提出物から先に片づける

2学期の期末テストの前は、提出物が重なりがちです。提出物は、授業への取り組みとして評定に入ることが多く、テストの点数が届かなかった科目を支えてくれます。3週間前に提出物の一覧を作り、締め切りの早いものから片づけていきましょう。提出物の仕上げ方は、提出物で評定を落とさない方法で説明しています。

副教科も、評定平均に入る

保健体育、芸術、家庭科、情報などの副教科も、全体の評定平均に、主要教科と同じ1科目として入ります。実技のテストや作品の提出がある場合は、その準備の時間も予定に入れておきましょう。

科目ごとの準備のこつ

科目準備のこつ
数学教科書の例題と問題集の基本問題を、解き方を見ずに解けるまでくり返す
英語教科書の本文を音読し、単語と文法の確認問題を解く
国語授業ノートを読み返し、先生が強調したところを中心に確かめる
理科・社会用語を覚えたうえで、なぜそうなるのかを1行で説明する練習をする
副教科実技の練習と、授業で配られたプリントの見直しをする

どの科目も、まずは授業で使った教材から仕上げるのが基本です。新しい問題集に手を広げるより、学校の教材を確実に解けるようにするほうが、点数につながります。

通知表が出たらやること

2学期の通知表が出たら、次の3つを家族で確かめましょう。

  1. 1学期と2学期の評定を並べて、上がった科目と下がった科目を確かめる
  2. ここまでの評定の平均を計算してみる
  3. 3学期に上げる科目を1つ決める

上げる科目は、あと少しで評定が1つ上がりそうな科目から選ぶのが近道です。科目の先生に「何をすれば評定が上がりますか」と聞いてみるのも、確実な方法です。科目の選び方は、評定平均を上げるならどの科目から?で説明しています。

3学期の学年末テストにつなげる

2学期の期末テストが終わると、高校1年生の評定が決まる機会は、3学期の学年末テストを残すだけになります。学年末テストは、1年間の内容から出題されることもあるため、2学期の期末テストで間違えた問題の解き直しが、そのまま学年末テストの準備になります。冬休みのうちに、期末テストの答案の解き直しを済ませておきましょう。

部活と両立するための工夫

部活の練習や大会が多い時期は、まとまった勉強時間をとるのが難しくなります。通学時間や昼休みなどの短い時間を、単語や用語の暗記にあてると、家での時間を問題演習に回せます。大会とテストの日程が近い場合は、早めに顧問の先生に相談し、テスト前の練習の予定を確かめておくと安心です。

つまずきやすい点

いちばん多いのは、テストの直前まで部活や行事を優先し、勉強を始めるのが遅れることです。2学期の期末テストは範囲が広いので、2週間前からでは間に合わない科目が出てきます。カレンダーに、テストの3週間前の日に印をつけておきましょう。

次に多いのが、苦手な科目を後回しにすることです。苦手な科目こそ、早めに手をつけて、平均点を目標にしましょう。3週間前から1日20分でも続ければ、直前に慌てずにすみます。

もう1つは、テストが終わったあとに解き直しをしないことです。期末テストの範囲は、3学期や2年生の内容の土台になります。答案が返ってきたら、その週のうちに間違えた問題を解き直しておきましょう。

保護者様にお願いしたいこと

高校1年生の2学期は、高校生活に慣れて、勉強のペースが落ちやすい時期です。保護者様には、次のような形で支えていただくと安心です。

  • テストの3週間前の日を、家族のカレンダーに書き込む
  • 提出物の一覧を、生徒さんと一緒に確かめる
  • 通知表が出たら、結果を責めるのではなく、次に上げる科目を一緒に決める

総合型選抜を考えているかどうかにかかわらず、高校1年生の評定は、あとから選べる入試の幅を広げてくれます。まだ進路が決まっていない時期だからこそ、評定を積み上げておく価値があります。

学年ごとの考え方

高校1年生は、評定平均の土台をつくる時期です。2学期の期末テストと3学期の学年末テストで、評定を1つでも多く上げておきましょう。高校2年生は、1年生で積み上げた評定を守りながら、探究や英語資格の準備を進めます。高校3年生は、1学期(前期)の成績が評定平均に入る最後の機会になることが多いので、最後まで手を抜かないようにします。

マスネットではこう進めます

オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、高校1年生・高校2年生は、定期テスト年5回まで、各テスト前に30分×2回の対策授業を追加料金なしで受けられます。期末テストの前は、範囲と提出物の予定を一緒に確かめ、対策授業を上げたい科目に使います。毎授業後と毎月末には、保護者様へ進み具合を報告します。くわしくはコースの特徴をご覧ください。

よくある質問

Q. 高校1年生の成績は、本当に大学入試で見られますか?

A. 総合型選抜や学校推薦型選抜では、多くの場合、高校1年生からの評定平均が見られます。一般選抜でも調査書は出しますが、評定が合否に大きく関わるのは主に総合型選抜と学校推薦型選抜です。

Q. 2学期の評定が下がってしまいました。もう取り返せませんか?

A. 取り返せます。高校1年生なら、まだ多くの定期テストが残っています。3学期の学年末テストで、上げる科目を1つ決めて取り組みましょう。

Q. 期末テストの勉強は、何時間くらいすればいいですか?

A. 時間より、予定どおりに進んでいるかを大切にしましょう。3週間前から、範囲を日ごとに分けて進めると、1日の勉強時間が無理のない量になります。

Q. 部活が忙しくて、テスト勉強の時間がとれません。

A. テストの1週間前からは部活が休みになる高校も多いです。それより前は、提出物を少しずつ進め、通学時間などの短い時間に単語や用語を覚えましょう。

Q. 総合型選抜を受けるか決めていませんが、評定は気にしたほうがいいですか?

A. 気にしておくと安心です。評定を積み上げておけば、総合型選抜や学校推薦型選抜を受けるかどうかを、あとから選べるようになります。

まとめ

総合型選抜で見られる評定平均には、高校1年生の成績も3年生と同じ重さで入ります。2学期の期末テストは範囲が広く、提出物や実技も重なるので、3週間前から提出物の一覧づくりと復習を始めましょう。通知表が出たら評定平均を計算し、3学期に上げる科目を1つ決めて、評定平均の土台を1年生のうちに固めていきましょう。