本文へ移動
オンライン学習塾マスネット 総合型選抜・学習伴走コース
評定・定期テスト

総合型選抜の学力対策に模試の答案を使う方法|筆記・口頭試問につなげる、根拠と途中式の復習

公開日

総合型選抜の学力対策に模試の答案を使う方法|筆記・口頭試問につなげる、根拠と途中式の復習

総合型選抜の学力対策では、模試の誤答を「答えを覚える問題」ではなく、「根拠と手順を説明し直す課題」として使う方法があります。

ただし、模試と大学の選考は同じではありません。最初に志望方式の内容を確認し、そのうえで答案から学び直す単元を選びましょう。

この記事では高校生向けに、教科学習を筆記・口頭試問などの準備へつなげる復習方法を紹介します。すべての総合型選抜で同じ試験が行われるという意味ではありません。

先に、募集要項と公開された出題例を読む

確認するのは、受験年度の大学公式資料です。

項目確認したいこと
評価方法筆記、面接、口頭試問、小論文、課題など
科目・範囲必要な教科・科目と指定範囲
出題例何を読んで、考えて、表現するか
実施形式解答時間、口頭説明、使用用具など
提出物事前課題、活動資料、資格など
共通テスト利用の有無と対象科目

文部科学省の評価方法に関する説明でも、多様な方法が示されています。自分の方式で何が必要かは、大学の案内で具体的に確認してください。

「面接と書かれているから教科の準備は不要」「理系だから数学だけ」と、名称から決めつけないようにします。

模試の答案は、3段階で使う

1.必要な知識を確認する

用語、公式、文法、基本概念などが抜けていれば、教科書や例題へ戻ります。

2.その知識を使う理由を確認する

なぜその公式を選ぶのか、なぜその文が根拠になるのかを説明します。

3.条件が変わっても考えられるか確認する

数字、対象、条件を変えた類題に取り組みます。ただし、未習内容を自己流で広げず、必要に応じて先生へ相談してください。

正解した問題でも、勘で選んだものや説明できないものは復習候補になります。

読解・資料問題|「どこに書いてあるか」から始める

説明文や資料の問題では、次の順で確認します。

  1. 設問が何を求めているか言い換える。
  2. 根拠になる箇所や数値を示す。
  3. 根拠から答えまでのつながりを説明する。
  4. 資料だけでは言えないことを区別する。

たとえば割合が増えていても、全体の人数が減れば、該当する人数まで増えたとは限りません。「増えた」「原因である」と言う前に、何の数値かを確かめます。

小論文への接続は資料型小論文の書き方も参考になります。

数学|途中式を、説明の順番へ変える

数学の復習では、答えだけでなく次を確認します。

  • 与えられた条件は何か。
  • 何を文字で置いたか。
  • 使った公式や定理は、なぜ使えるか。
  • 計算結果は条件に合っているか。

以下は、説明練習のための独自の例です。

縦の長さをx cmと置くと、横は条件からx+3 cmです。面積が40 cm²なので、x(x+3)=40と表せます。

式を読むだけでなく、「横がx+3になる理由」「面積として積を使う理由」を説明します。解を求めた後は、長さとして適切な値かも確認してください。

この例が特定大学の出題を予測するものではありません。志望方式に数学の説明が必要かを確認したうえで使います。

英語|訳を覚えるより、文の形と根拠を確認する

長文なら、主語・動詞・修飾関係を確認し、設問に必要な部分を探します。

誤った選択肢についても、「本文にない」「範囲が広すぎる」「因果が逆」など、理由を言葉にしましょう。

大学の選考で音読・要約・英語での応答が求められる場合は、その形式に合わせた練習が別に必要です。すべての大学で英語の口頭試問があると考えないでください。

口頭で説明する練習は、暗唱とは分ける

解説の文章を覚えても、途中で「なぜですか」と聞かれると止まる場合があります。

練習では、説明を聞く相手に次の質問をしてもらいます。

  • その条件は、問題文のどこですか。
  • なぜその方法を選びましたか。
  • 別の条件なら、どこが変わりますか。
  • 今の説明で、まだ確かでない部分はありますか。

分からない場合は、分かっている部分まで正確に整理します。練習で止まること自体が、次の学習箇所を見つける材料です。

形式全体の確認にはプレゼン・口頭試問の準備も使えます。

探究や書類と両立する、1週間の復習例

日教科学習の課題
月曜模試から優先する単元を1つ選ぶ
火曜教科書・例題で前提を確認
水曜解答なしで同じ問題を解く
木曜根拠と手順を短く説明
金曜類題で確認し、質問を整理
休日大学固有の出題例や課題に取り組む

必要な科目が複数ある場合は、学校の試験と出願準備に合わせて配分します。毎日すべてを少しずつ行うより、何を終えたら次へ進むかを決めると管理しやすくなります。

復習記録は「できたこと」と「残ったこと」を分ける

記録欄例
できたこと条件から式を作り、解を求められた
残ったこと定理を使える理由を説明できない
次の課題教科書の定義を確認し、類題で説明
確認日次の授業で再説明する

「復習済み」に一括で丸をつけるより、必要な支援を相談しやすくなります。総合型選抜の準備でも、学力の課題を曖昧にしないことが大切です。

よくある質問

模試を全部解き直せば、口頭試問対策になりますか?

基礎の復習には使えますが、それだけで大学固有の試験対策が完了するとは限りません。公式の出題例や説明も確認します。

小論文だけの方式でも、教科学習は必要ですか?

出題内容と入学後の学びを確認してください。読解や資料理解などに、教科学習の基礎が関係する場合があります。

解答を見れば分かるのに、説明できません。

自分で式や根拠を再現する段階が抜けているかもしれません。説明を短い手順に分け、どこから曖昧になるかを確認しましょう。

相談するときは、募集要項と実際の答案を用意しよう

志望学部、受験年度、選考方法、模試の答案、解説を読んでも止まる箇所を整理してください。

マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、教科学習と探究・書類の準備を合わせて相談できます。

指導内容・無料相談の案内を見る