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評定・定期テスト

評定につながる授業ノートの取り方|板書・自分の言葉・復習の3つの工夫

公開日

評定につながる授業ノートは、板書を写すだけでなく、先生が口で話したことと、自分が疑問に思ったことを書き足すことが大切です。ノートの右側に余白を残しておき、その日のうちに5分で見直して、要点を自分の言葉で1行にまとめましょう。ノートの提出がある授業では、ノートそのものが評価に関わることもあります。オンライン学習塾マスネットでは、生徒さんの授業ノートを一緒に見ながら、テスト前に使えるノートの作り方を練習しています。

「ノートはきれいに書いているのに、テストの点が上がりません」

定期テストの勉強をしている生徒さんから、よく聞く言葉です。

授業中に板書をきれいに写すことに集中すると、先生の説明を聞き逃したり、内容を考える時間がなくなったりします。ノートは、きれいに書くことが目的ではなく、授業の内容を理解し、テストの前に見直すための道具です。少し書き方を変えるだけで、同じ授業時間でも、テストや評定につながるノートになります。

ノートが評定に関わる理由

高校の評定は、2022年度入学生から、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で評価されています。テストの点数だけでなく、授業への取り組みや提出物も評価に関わります。

観点ノートとの関わりの例
知識・技能授業の内容をノートで復習し、テストで正しく答えられる
思考・判断・表現自分の考えや疑問をノートに書き、説明できるようにする
主体的に学習に取り組む態度ノートの提出や、振り返りの記録で、学び方を見直している様子が伝わる

ノートを提出させる授業や、ノートの振り返りを評価に使う授業もあります。どのように評価されるかは、学校や先生によって違うので、授業の最初の説明や、学校から配られる資料で確かめておきましょう。総合型選抜で評定がどう使われるかは、総合型選抜で評定はどのくらい大事?で説明しています。

工夫1. 板書に、先生の話と自分の疑問を書き足す

板書には、授業の要点が書かれています。けれども、テストで問われることは、板書だけでなく、先生が口で説明したことの中にも多くあります。次のようなことは、板書になくても書き足しておきましょう。

書き足すこと例
先生が強調したこと「ここはテストに出す」「よく間違える」と言われたところ
理由や背景の説明なぜそうなるのか、どうしてこの公式を使うのか
具体的な例先生が話した例え話や、身近な例
自分の疑問分からなかったところ、あとで質問したいこと

書き足したことは、板書とは別の色で書くと、見直すときに区別しやすくなります。色は2〜3色にしぼりましょう。色を増やしすぎると、ノートを書くことに時間がかかり、どこが大切か分かりにくくなります。

自分の疑問には「?」の印をつける

授業中に分からなかったところには、「?」の印をつけておきます。授業のあとや次の授業の前に、先生に質問したり、教科書で調べたりして、答えが分かったら書き込みましょう。疑問を放っておかずに解決していく姿勢は、主体的に学習に取り組む態度としても大切です。

工夫2. ノートの右側に余白を残す

ノートのページの右側を3分の1ほど空けておき、授業中は左側だけに書きます。右側の余白は、復習のときに使います。

ノートの場所書くこと書くとき
左側板書、先生の話、例授業中
右側疑問の答え、補足、自分の言葉のまとめ復習のとき
ページの下その日の要点を1行で復習のとき

数学など、問題を解く教科では、左側に例題と解き方、右側に間違えやすいところや、解き方のポイントを書くと、テストの前に見直しやすくなります。

工夫3. その日のうちに5分で見直す

授業でノートを取ったら、その日のうちに5分だけ見直しましょう。時間がたつと、授業の内容を思い出しにくくなります。

5分の見直しの手順

  1. その日のノートを読み返し、「?」の印のところを確かめる(1分)
  2. 教科書で調べて分かったことを、右側の余白に書く(2分)
  3. その日の要点を、自分の言葉で1行にまとめて、ページの下に書く(2分)

要点を自分の言葉でまとめると、授業の内容を本当に理解できているかが分かります。1行にまとめられないときは、分かっていないところがあるサインです。次の授業の前に、先生に質問してみましょう。

週に1回、ノートを振り返る

毎日の5分の見直しに加えて、週に1回、その週のノートをまとめて読み返す時間をつくりましょう。週末に15分ほどで十分です。

振り返ること確かめるところ
残っている「?」答えが書き込まれていない疑問がないか
ページの下の1行1週間分の要点を読んで、説明できるか
書き方先生の話や自分の疑問を、書き足せていたか

答えが分からないままの「?」は、翌週の授業の前に先生に質問しましょう。1週間分の要点を読み返すと、授業と授業のつながりも見えてきます。

先生に質問するときにノートを使う

先生に質問するときは、ノートを持っていき、「?」の印をつけたところを見せながら聞くと、何が分からないのかが伝わりやすくなります。「全部分かりません」ではなく、「この式の、ここからここへの変形が分かりません」のように、場所をしぼって聞きましょう。先生の答えは、その場で右側の余白に書き込みます。質問に来る生徒さんの様子は、先生にも学ぶ姿勢として伝わります。

教科ごとのノートの工夫

教科工夫の例
国語本文のコピーを貼り、先生の説明を書き込む。筆者の主張に線を引く
数学途中式を省かずに書く。間違えた問題は、間違えた理由を右側に書く
英語本文の訳だけでなく、新しい文法と例文をまとめる
理科実験の目的・方法・結果・考察を分けて書く。図やグラフも写す
社会出来事の流れを矢印でつなぐ。年号と人物を表にまとめる

教科によって、ノートの使い方は違います。プリントが多い教科は、プリントをノートに貼るか、教科ごとのファイルにまとめるかを決めておくと、テスト前に探す手間が省けます。日付と単元名を、ページの上に必ず書いておきましょう。自分に合った書き方を見つけるために、1か月ほど試して、テストの結果と一緒に振り返ってみましょう。

テスト前のノートの使い方

ノートの右側とページの下に書いた「自分の言葉のまとめ」は、テスト前の復習にそのまま使えます。テストの2週間前になったら、各ページの下の1行を読み返し、説明できない要点がないかを確かめましょう。説明できないところだけを、左側の授業の記録に戻って復習します。テスト前の2週間の進め方は、定期テスト2週間前からの勉強の進め方で説明しています。

つまずきやすい点

いちばん多いのは、板書を写すことに集中して、先生の説明を聞いていないことです。板書を写す手を止めて、先生の話を聞く時間をつくりましょう。写しきれなかった板書は、授業のあとに友だちのノートを見せてもらうなどして補えます。板書を写真に撮ることが認められている授業でも、撮っただけでは内容は頭に残りません。写真を見ながら、その日のうちに要点をノートに書き直しましょう。

次に多いのが、ノートを取ったまま見直さないことです。ノートは、見直して初めて役に立ちます。その日のうちの5分の見直しを、毎日の習慣にしましょう。

もう1つは、ノートの提出の締め切りを忘れることです。提出物の締め切りは、手帳やスマートフォンに書いておきましょう。提出物と評定の関係は、提出物は評定にどう関わる?で説明しています。

学年ごとの考え方

高校1年生は、高校の授業の進み方に合わせて、ノートの書き方を試す時期です。1学期のうちに、教科ごとに自分に合った書き方を見つけておくと、そのあとの3年間が楽になります。高校2年生は、苦手な教科のノートを見直し、右側の余白の使い方を工夫しましょう。高校3年生は、1学期の成績が出願に使われる評定の最後になることが多いので、ノートの提出や振り返りも含めて、1学期の授業に丁寧に取り組みます。

マスネットではこう進めます

オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、高校1年生・高校2年生は、定期テスト年5回まで、各テスト前に30分×2回の対策授業を追加料金なしで受けられます。授業のノートを一緒に見ながら、分からなかったところを解決し、テスト前に使えるまとめ方を練習します。くわしくはコースの特徴をご覧ください。

よくある質問

Q. ノートは、きれいに書いたほうがいいですか?

A. 読み返して自分で分かれば十分です。きれいに書くことより、先生の話や自分の疑問を書き足すことを大切にしましょう。

Q. タブレットでノートを取ってもいいですか?

A. 学校で認められていれば使えます。紙でもタブレットでも、右側に余白を残すことや、その日のうちに見直すことは同じように大切です。

Q. 授業のスピードが速くて、ノートが追いつきません。

A. 板書を全部写そうとせず、要点と先生が強調したことを優先しましょう。写しきれなかったところは、授業のあとに教科書や友だちのノートで補います。

Q. 毎日5分の見直しが続きません。

A. 寝る前や通学中など、毎日決まった時間に行うと続きやすくなります。全部の教科でなく、その日いちばん分かりにくかった1教科だけでもかまいません。

Q. ノートの提出がない授業でも、ノートは大切ですか?

A. 大切です。ノートは、テストの前に見直すための道具です。提出がなくても、理解を深めるために丁寧に取りましょう。

まとめ

評定につながる授業ノートは、板書を写すだけでなく、先生が口で話したことと、自分の疑問を書き足すことが大切です。ノートの右側に余白を残し、その日のうちに5分で見直して、要点を自分の言葉で1行にまとめましょう。まとめた1行は、テストの前にそのまま復習に使えます。ノートの提出や振り返りも含めて、毎日の授業に丁寧に取り組むことが、評定を上げる近道です。

出典・参考にした資料