外国語・国際系の総合型選抜 倍率まとめ【2026年度】神戸市外国語大学5.6倍
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2026年度入試で、私立の外国語大学5校の総合型選抜は、志願者2,959人に対して合格者1,858人で、倍率は約1.6倍でした。志願者は前年度より約2割増えています。一方で、神戸市外国語大学は5.6倍、国際基督教大学は5.0倍、国際教養大学は4.8倍と、4倍を超える大学もあります。オンライン学習塾マスネットが、河合塾の資料をもとに、大学ごとの数字と読み方、英語資格をはじめとする準備の進め方を説明します。
「英語が好きなので、外国語の大学を総合型選抜で受けたいです」
英語や外国の文化に関心がある生徒さんから、よく聞く言葉です。
外国語や国際系の大学は、総合型選抜で英検などの英語資格を出願の条件にしたり、得点に換算したりする方式が多い分野です。英語の力を早めに形にしておけば、出願できる大学の幅が広がります。一方で、大学によって倍率の差が大きく、1倍台の大学もあれば、5倍を超える大学もあります。実際の数字を見てみましょう。
このまとめの見方
数字は、河合塾が公表した「私立大 総合型選抜 大学別入試結果(9/4現在)」と「国公立大 総合型選抜 大学別入試結果(6/19現在)」によるものです。資料は、2025年度と2026年度の志願者数・合格者数を公表した大学を集めたもので、募集人員には河合塾が推定した数字も含まれています。
| 用語 | この記事での意味 |
|---|---|
| 私立の外国語大学 | 資料に載っている私立大学のうち、大学名に「外国語」「外語」を含む5校 |
| 倍率 | 志願者数÷合格者数(資料と同じ計算) |
| 合計の倍率 | 各大学の数字を足して、オンライン学習塾マスネットが計算 |
総合大学の中にある外国語学部や国際学部は、大学全体の数字にまとめられているため、この記事の集計には入っていません。数字は、大学のすべての学部と方式を合わせたものです。
私立の外国語大学の総合型選抜の倍率(2026年度)
| 大学 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 神田外語大学 | 225人 | 961人 | 474人 | 2.0倍 | 1.9倍 |
| 関西外国語大学 | 10人 | 39人 | 21人 | 1.9倍 | 1.8倍 |
| 名古屋外国語大学 | 156人 | 1,183人 | 654人 | 1.8倍 | 1.8倍 |
| 京都外国語大学 | 140人 | 740人 | 673人 | 1.1倍 | 1.0倍 |
| 長崎外国語大学 | 30人 | 36人 | 36人 | 1.0倍 | 1.0倍 |
倍率の高い順に並べました。5校の合計では、志願者が2,483人から2,959人へ約2割増え、合格者も1,584人から1,858人に増えたため、倍率は2年続けて約1.6倍でした。
志願者がもっとも多かったのは名古屋外国語大学の1,183人、次いで神田外語大学の961人です。京都外国語大学は、志願者が444人から740人へ約7割増えましたが、合格者も440人から673人に増えたため、倍率は1.1倍でした。関西外国語大学は、資料では総合型選抜の募集人員が10人と少なく、志願者も39人のため、倍率は参考として見てください。
倍率が高い外国語・国際系の大学
| 大学 | 設置 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 神戸市外国語大学 | 公立 | 30人 | 190人 | 34人 | 5.6倍 | 4.5倍 |
| 国際基督教大学 | 私立 | 75人 | 406人 | 81人 | 5.0倍 | 3.1倍 |
| 国際教養大学 | 公立 | 30人 | 226人 | 47人 | 4.8倍 | 4.4倍 |
3校とも、志願者が前年度より1割以上増えました。国際基督教大学は、志願者が367人から406人に増えた一方で、合格者が117人から81人に減ったため、倍率は3.1倍から5.0倍に大きく上がっています。神戸市外国語大学と国際教養大学は、2年続けて4倍を超える倍率で、国公立大学全体の約3.1倍を上回りました。国公立大学全体の数字は、国公立大学の総合型選抜 倍率ランキングにまとめています。
数字から分かること
1. 私立の外国語大学は、1倍台が中心
私立の外国語大学5校の倍率は、合計で約1.6倍でした。私立大学全体の約2.0倍より低い水準です。志願者は約2割増えていますが、合格者も増えたため、倍率はほとんど変わっていません。
2. 公立の外国語・国際系や一部の私立大学は、倍率が高い
神戸市外国語大学、国際教養大学のような公立大学や、国際基督教大学は、募集人員が少なく、志願者が集まりやすいため、倍率が4〜5倍台になっています。少人数の募集では、合格者が数人変わるだけで倍率が大きく動く点にも注意しましょう。
3. 倍率より先に、英語資格の条件を確かめる
外国語・国際系の総合型選抜では、英検などの英語資格の級やスコアを、出願の条件にする方式があります。条件を満たしていないと、倍率に関係なく出願できません。英語での面接や、英文を読んで答える小論文を行う方式もあります。志望する大学の募集要項で、英語資格の条件と選考の内容を必ず確かめてください。
外国語・国際系の総合型選抜で準備しておきたいこと
| 準備すること | 具体的な例 |
|---|---|
| 英語資格 | 志望校の条件の級・スコアを確かめ、出願の時期から逆算して受験の回を決める |
| 学びたい言語・地域 | 英語以外の言語を学ぶ学科なら、その言語や地域に関心をもったきっかけ |
| 国際的な関心 | ニュースで気になった国際的な課題と、自分の考え |
| 交流の経験 | 留学生との交流、オンラインでの交流、地域の国際交流イベントなど |
| 将来とのつながり | 学んだ言語や知識を、どんな仕事や活動に生かしたいか |
留学の経験がなくても、出願できる大学は多くあります。大切なのは、外国語や国際的な課題に関心をもったきっかけと、大学で何を学びたいかを、自分の言葉で話せることです。地域の国際交流イベントや、学校に来る留学生との交流も、話す材料になります。
英語資格の選び方は、英語の資格試験はどれを選ぶ?、英検のライティングの練習は、英検のライティングの練習方法で説明しています。
大学を選ぶときに確かめたいこと
外国語・国際系の大学は、学べる言語や留学の制度、授業の進め方が大学ごとに大きく違います。倍率とあわせて、次のことも確かめておきましょう。
| 確かめること | 見るところ |
|---|---|
| 学べる言語 | 英語のほかに、どの言語を専攻・選択できるか |
| 留学の制度 | 留学が必修か、希望者だけか。期間と費用の目安 |
| 授業の言語 | 英語などの外国語で行う授業が、どのくらいあるか |
| 学びの内容 | 言語そのものを学ぶのか、言語を使って国際関係や文化を学ぶのか |
| 卒業後の進路 | 卒業生がどんな仕事に就いているか |
大学のホームページやオープンキャンパスで、在学生の話を聞くと、学びの様子がよく分かります。
英語資格を取る時期の考え方
| 学年 | 目安 |
|---|---|
| 高校1年生 | 英検2級を目標に、学校の授業と並行して準備を始める |
| 高校2年生 | 志望校の条件の級・スコアを確かめ、年度内に取ることを目指す |
| 高校3年生 | 出願に間に合う回を確かめ、条件を満たしていなければ早めに受ける |
英検の従来型は、年3回(6月・10月・1月ごろ)行われています。出願の締め切りに間に合う回を、早めに確かめておきましょう。級の目安と時期は、英検は何級をいつまでに取ればいい?で説明しています。
保護者様にお願いしたいこと
英語資格の受験には、受験料がかかり、受験の回によっては会場が遠いこともあります。志望校の条件が分かったら、受験の予定と費用を、生徒さんと一緒に確かめておくと安心です。国際教養大学のように、自宅から遠い大学や、留学が必修の大学もあります。入学後の生活や留学の費用も、早めに話し合っておきましょう。
学年ごとの考え方
高校1年生・高校2年生は、英語の定期テストで評定を保ちながら、英語資格の準備を続けましょう。ニュースで気になった国際的な話題をメモしておくと、志望理由書や面接の材料になります。高校3年生は、出願できる大学を英語資格の条件で絞り込み、書類・面接と英語の準備を並行して進めます。
マスネットではこう進めます
オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、月4回の授業を、教科・探究・英語資格・書類に毎月配分し直します。英語資格の受験が近い月は英語に、出願が近い月は書類に時間を多く使うなど、時期に合わせて進めます。書類は生徒さん本人が書き、講師は問いかけ・構成・事実確認を担当します。くわしくはコースの特徴をご覧ください。
よくある質問
Q. 外国語大学の総合型選抜では、英検は必須ですか?
A. 大学や方式によって違います。英語資格を出願の条件にする方式もあれば、条件にしない方式もあります。募集要項で必ず確かめてください。
Q. 留学の経験がないと、不利になりますか?
A. 留学の経験がなくても出願できる大学は多くあります。外国語や国際的な課題に関心をもったきっかけと、大学で学びたいことを、具体的に話せることが大切です。
Q. 英語以外の言語を学ぶ学科でも、英語資格は必要ですか?
A. 英語以外の言語を学ぶ学科でも、英語資格を条件にする方式があります。学科ごとの条件を、募集要項で確かめましょう。
Q. 英語での面接はありますか?
A. 英語で質問をしたり、英語で答えたりする面接を行う方式もあります。過去の選考の内容を、大学のホームページで確かめておきましょう。
Q. 倍率が高い大学は、あきらめたほうがいいですか?
A. 倍率は年によって変わります。学びたいことと大学の学びが合っているかを先に考え、出願の条件を満たせるかを確かめてから決めましょう。
まとめ
2026年度入試の私立の外国語大学5校の総合型選抜は、志願者2,959人に対して合格者1,858人で、倍率は約1.6倍でした。一方で、神戸市外国語大学5.6倍、国際基督教大学5.0倍、国際教養大学4.8倍と、4倍を超える大学もあります。外国語・国際系では英語資格を条件にする方式もあるため、志望校の条件と選考の内容を募集要項で確かめ、英語資格の準備を早めに進めましょう。
出典・参考にした資料
- 河合塾「私立大 総合型選抜 大学別入試結果(9/4現在)」(Kei-Net掲載)
- 河合塾「国公立大 総合型選抜 大学別入試結果(6/19現在)」(Kei-Net掲載)
- 公益財団法人 日本英語検定協会「英検」