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広島県の高校受験|全員が受ける「自己表現」の対策と、学力検査6・調査書2・自己表現2の比重

公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生

広島県の公立高校入試には、全員が受ける「自己表現」があると聞いた。何を話せばいいのか、どのくらい合否に影響するのかが分からない。内申点は中学1年生から使われるのか、中学3年生だけなのかもはっきりしない。

結論からお伝えします。広島県の公立高校入試の一次選抜では、多くの高校が学力検査・調査書・自己表現を6対2対2の比重で評価します。自己表現の比重は、3年間の内申(調査書)と同じです。調査書は中学1・2・3年生の評定を1対1対3の比率で計算するため、中学3年生の評定が最も重くなります。自己表現は話の上手さではなく、自分を見つめ、自分の言葉で表すことが評価されます。

マスネットは福岡と鹿児島を拠点に、全国どこからでも受講できる完全1対1のオンライン個別指導塾です。この記事では、広島県の入試の仕組みと、そこから逆算した対策を書きます。


2027年春の入試日程

令和9年度の広島県公立高校入試(一次選抜)の主な日程は、次の通りです。

内容日付
志願者の登録2027年1月21日(木)〜2月2日(火)
志願変更2027年2月10日(水)〜2月17日(水)
学力検査・自己表現など2027年2月24日(水)〜2月26日(金)
追検査2027年3月3日(水)
合格者の発表2027年3月8日(月)

併設型の高校(三次・広島・福山)の一次選抜は前倒しで行われ、学力検査・自己表現などは2月3日(水)・4日(木)、合格者の発表は2月12日(金)です。二次選抜の自己表現などは3月16日(火)に予定されています。


合否を決める3つの要素と比重

要素内容多くの高校の比重
学力検査5教科の筆記試験6
調査書中学1〜3年生の評定2
自己表現受検生が自分について表現する検査2

多くの高校では、この3つを6対2対2の比重で、1000点満点に換算して評価します。ただし、比重は高校や学科によって異なり、調査書の比重を高くしている高校もあります。志望校の比重は、広島県教育委員会の公表資料で確認してください。

学力検査が6割を占めるため、当日点の比重が大きい入試です。 そして、自己表現の比重は、3年間の内申と同じ2割です。


調査書:中学3年生の評定が3倍

調査書の評定は、中学1・2・3年生の9教科を、1対1対3の比率で計算します。

学年計算満点
中学1年生9教科の評定の合計45点
中学2年生9教科の評定の合計45点
中学3年生9教科の評定の合計 × 3135点
合計―225点

中学3年生の評定は、中学1年生・2年生の3倍の重さです。中学3年生の評定を1つ上げることは、中学1年生の評定を3つ上げることと同じ価値があります。

広島県では入試制度の見直しで調査書が簡素化され、評定を中心とした内容になっています。


自己表現:何が評価されるのか

自己表現は、一次選抜を受ける全員が受ける検査です。受検生が、自分自身について表現します。

評価の3つの観点

観点内容
自己を認識する力自分の長所や課題、これまでの経験を振り返り、理解しているか
自分の人生を選択する力自分の将来や、高校で何をしたいかを考えているか
表現する力自分の考えを、自分の言葉で相手に伝えられるか

観点ごとに評価され、検査官1人あたり15点満点で採点されます。検査官の人数は高校によって異なります。

話の上手さや、活動実績は評価されない

自己表現では、話の上手さや、部活動の成績などの活動実績そのものは評価の対象になりません。 大会で優勝したかどうかではなく、その経験から自分が何を学び、それを将来にどうつなげたいかを、自分の言葉で語れるかが問われます。

自己表現の準備の手順

手順やること
1. 書き出すこれまでに頑張ったこと、悩んだこと、変わったことを書き出す
2. 振り返るそれぞれの経験から、何を学んだか、自分のどんなところに気づいたかを考える
3. つなげる学んだことを、高校で何をしたいか、将来どうなりたいかにつなげる
4. 話す誰かに聞いてもらいながら、自分の言葉で話す練習をする

暗記した文章を読み上げるより、自分の言葉で話す方が評価されやすい検査です。 原稿を一字一句覚えるのではなく、話の流れだけを決めておいてください。


学年別にやるべきこと

中学3年生(2027年春に受検)

学力検査の対策を最優先にしてください。 比重の6割を占めます。過去問で時間配分を固め、中学1年生・2年生の範囲の取りこぼしをなくしてください。

2学期の評定を最後まで上げてください。 中学3年生の評定は3倍で計算されます。期末テストと提出物で、まだ動かせます。

→ 2学期の内申を上げる方法|中間テストが悪くても、期末までに動かせる4つのこと

自己表現の準備を、冬休み前に始めてください。 経験を書き出して振り返る作業は、時間がかかります。直前に始めると、自分の言葉にする時間が足りなくなります。

中学1年生・2年生

今の評定も、入試に使われます。 中学3年生ほどの重さはありませんが、定期テストと提出物を積み上げてください。

そして、取り組んだことや感じたことを、その都度メモに残しておいてください。 中学3年生になって自己表現の準備をするとき、振り返る材料になります。

数学のつまずきは、学力検査の点数にそのまま響きます。2学期につまずきやすい単元を、早めに立て直しておくことが大切です。

→ 中2の一次関数が分からないときの立て直し方|つまずく5つの場所と、中1の比例まで戻る手順


自分の内申点を確認する

都道府県を選ぶだけで、評定から内申点を計算できるツールをご用意しています。

→ 内申点 自動計算ツール(47都道府県対応)で確認する


現場で見えたこと

自己表現の練習をしていて感じるのは、話す内容がないのではなく、自分の経験を振り返る機会がなかっただけ、という生徒さんが多いということです。

「特に話せることがない」と言っていた生徒さんに、部活でつらかったこと、どう乗り越えたかを一つずつ聞いていくと、その生徒さんにしか話せない経験が出てきます。本人は、それが評価される内容だと思っていなかったのです。

もう一つは、原稿を丸暗記しようとして、途中で言葉が出なくなるケースです。自分の言葉で話す練習を重ねた生徒さんほど、本番で落ち着いて話せています。

自己表現は、上手に話す力ではなく、自分を知り、自分の言葉で伝える力を見る検査です。準備の時間をかけた分だけ、確実に変わります。


よくある質問

Q. 広島県の自己表現とは何ですか。
一次選抜を受ける全員が受ける検査で、受検生が自分自身について表現します。自己を認識する力、自分の人生を選択する力、表現する力の3つの観点で評価されます。

Q. 自己表現は、合否にどのくらい影響しますか。
多くの高校で、学力検査・調査書・自己表現を6対2対2の比重で評価します。自己表現の比重は、3年間の内申と同じです。比重は高校によって異なります。

Q. 自己表現では、部活の成績が評価されますか。
活動実績そのものは評価の対象ではありません。経験から何を学び、将来にどうつなげたいかを、自分の言葉で伝えられるかが評価されます。

Q. 広島県の調査書は、何年生の成績を使いますか。
中学1・2・3年生の評定を1対1対3の比率で使います。9教科の合計で、中学1年生45点、中学2年生45点、中学3年生135点の225点満点です。

Q. 2027年春の入試の日程はいつですか。
一次選抜の学力検査・自己表現などは2月24日から26日、合格者の発表は3月8日です。併設型の高校は前倒しで、2月3日・4日に実施されます。

Q. 自己表現の準備はいつから始めればいいですか。
中学3年生の冬休み前に始めることをおすすめします。これまでの経験を書き出して振り返る作業に、時間がかかるためです。


次に読んでいただきたい記事

内申が足りるか不安な場合は、こちらをご覧ください。

→ 中学3年生の内申はまだ間に合う?10月から動かせる範囲と、内申が足りないときの志望校の決め方

塾に通っているのに成績が上がらない場合は、こちらをご覧ください。

→ 塾に通っているのに成績が上がらないとき|冬期講習を申し込む前に、面談で確認したい5つのこと


広島県で高校受験に備えたい方へ

広島県の入試は、学力検査の比重が大きく、自己表現の比重は3年間の内申と同じです。当日点の対策と、自己表現の準備を並行して進めてください。

マスネットは完全1対1のオンライン個別指導塾です。学力検査に向けた5教科の対策と定期テスト対策に加えて、自己表現に向けた経験の振り返りや話す練習まで、一人ひとりに合わせて進めます。

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※入試日程、比重、調査書の計算方法、自己表現の評価方法は、年度や高校によって異なる場合があります。最新かつ正確な情報は、広島県教育委員会の公表資料および志望校の選抜方法で必ずご確認ください。

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