定期テストと探究、どう両立する?時期別の時間の分け方と家庭でできること
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定期テストと探究を両立するには、時期によって時間の配分を変えるのが基本です。テストの2週間前からは家での勉強時間の9割を定期テストに使い、テストのない時期に、探究を週3〜4時間まとめて進めます。予定は月の初めに家族で確かめ、テストの日から逆算して立てましょう。オンライン学習塾マスネットでは、定期テストの日程を先に書き込んでから、探究や英語資格の予定を入れています。
「探究も大事と聞くけれど、テスト勉強の時間が減りそうで心配です」
総合型選抜を考え始めた保護者様から、よく聞かれる言葉です。
総合型選抜では、評定平均と探究・活動の両方が見られることが多く、どちらも手を抜けません。一方で、高校生の時間は限られています。毎日少しずつ両方をやろうとすると、どちらも中途半端になり、定期テストの点数も探究の中身も伸び悩むことがあります。両立のこつは、毎日同じ配分にせず、時期によって比重を変えることです。
なぜ時期によって配分を変えるのか
定期テストは、日程がはっきり決まっていて、直前の2週間の勉強が点数に大きく関わります。一方、探究は締め切りがゆるやかで、まとまった時間で一気に進めたほうが、調べものや考えが深まりやすい活動です。
この2つの性質の違いを生かし、テストの前は定期テストに集中し、テストが終わったら探究にまとめて時間を使う、という波をつくると、両方が進みやすくなります。評定平均は高校1年生からの全科目の平均なので、テストのたびに確実に積み上げることが大切です。評定平均の計算のしかたは、内申点と評定平均の違いは?で説明しています。
時期別の時間の分け方
| 時期 | 定期テスト | 探究・活動 | 英語資格など |
|---|---|---|---|
| テストの2週間前〜テスト期間 | 9割 | 1割(記録だけ) | 休む |
| テストが終わった週 | 3割(解き直し) | 5割 | 2割 |
| テストのない時期 | 3割(授業の復習) | 4割 | 3割 |
割合は、家での勉強時間の目安です。表のとおりにきっちり分ける必要はなく、「今はどれが中心の時期か」を家族で共有することが大切です。部活や学校行事の多い時期は、全体の時間を減らしてもかまいません。大切なのは、テストの前に探究を無理に続けないこと、そしてテストが終わったら探究をすぐに再開することです。
1週間の時間の使い方の例
テストのない時期の1週間の例です。平日は部活がある前提で、家での時間を想定しています。
| 曜日 | やること |
|---|---|
| 月・水・金 | 授業の復習30分、英単語15分 |
| 火・木 | 授業の復習30分、探究の記録の整理15分 |
| 土 | 探究の調べものや活動に2時間 |
| 日 | 探究のまとめ1時間、1週間のふり返りと翌週の予定 |
探究は、平日に毎日少しずつ進めるより、週末にまとめて時間を取るほうが進みやすくなります。平日は、活動で気づいたことを記録しておく程度で十分です。記録の残し方は、探究の記録の残し方で説明しています。
テスト前の2週間の進め方
テストの2週間前になったら、探究の調べものはいったん止めて、定期テストの勉強に集中します。2週間を、範囲の確認、問題を解く、間違えた問題の解き直し、の順で使うと、失点を減らしやすくなります。くわしくは定期テストの失点を減らす、テスト前14日間の使い方で説明しています。
この間も、探究で気づいたことがあれば、1行だけメモしておきましょう。テストが終わったあと、すぐに探究を再開できます。活動の予定がテスト期間に入っている場合は、早めに団体や先生に伝え、日程を相談しておくと安心です。テスト前に予定を空けておくことも、両立のための大切な準備です。
テストが終わった1週間でやること
テストが終わった直後の1週間は、探究を再開するのにいちばんよい時期です。次の順で進めると、勉強と探究の切り替えがスムーズになります。
- 返ってきた答案の解き直しを、その週のうちに済ませる
- テスト前に1行だけ書いておいた探究のメモを読み返す
- 週末に2時間、探究の調べものや活動に時間を使う
解き直しを後回しにすると、次のテストの前にまとめてやることになり、また探究の時間が削られてしまいます。
探究を短い時間で進めるこつ
探究は、始めるまでに時間がかかる活動です。「今日は何を調べるか」を前の週のうちに1つ決めておくと、限られた時間でもすぐに取りかかれます。調べたことは、日付・やったこと・気づいたこと・次にやることの4つだけ記録し、きれいにまとめるのは月に1回で十分です。
予定の立て方
1. 月の初めに、テストと行事の日を書き込む
月間カレンダーに、定期テスト、提出物の締め切り、部活の大会、学校行事を先に書き込みます。家族の予定も同じカレンダーに書くと、送り迎えや外出の予定と重ならずにすみます。紙のカレンダーでも、家族で共有できるスマホのカレンダーでもかまいません。生徒さんが毎日目にする場所に置くことが大切です。
2. テストの日から逆算して、2週間前に印をつける
テストの初日から2週間さかのぼった日に印をつけます。この日からは、定期テストを中心にする期間です。色ペンで目立つように書いておきましょう。
3. 残った時期に、探究と英語資格の予定を入れる
テストの期間を除いた時期に、探究の活動日や、英語資格の試験日を入れます。英語資格の試験日がテストの直前に重なる場合は、別の回にずらすことも考えましょう。
つまずきやすい点
いちばん多いのは、探究の活動が楽しくなり、テストの2週間前を過ぎても続けてしまうことです。テストの点数が下がると、評定平均にも響きます。2週間前の印を、家族みんなで共有しておきましょう。
次に多いのが、テストが終わったあと、次のテストまで何もしない期間ができてしまうことです。テストが終わった週は、解き直しをしながら探究を再開する、と決めておくと、空白の時間が生まれにくくなります。
高校3年生の秋は、総合型選抜の出願・面接と2学期の定期テストが重なることがあります。この時期は、面接の直前の週だけ面接の準備を増やし、それ以外は定期テストを優先するのがおすすめです。高校3年生の2学期の成績は、評定平均に入らないことが多いものの、卒業や一般選抜の調査書に関わります。
高校3年生の秋の時間の分け方
高校3年生の秋は、総合型選抜の出願・面接、2学期の定期テスト、一般選抜の勉強が重なります。次のように、週ごとに中心を決めておくと迷わずにすみます。
| 時期 | 中心にすること |
|---|---|
| 出願の前の週 | 書類の仕上げ |
| 面接の2週間前〜前日 | 面接の練習(毎日30分)と一般選抜の勉強 |
| 定期テストの2週間前〜テスト期間 | 定期テスト |
| それ以外の週 | 一般選抜の勉強 |
面接とテストの時期が重なる場合は、面接の直前の数日だけ面接の練習を増やし、それ以外はテストを優先しましょう。
保護者様にお願いしたいこと
保護者様には、月の初めに、生徒さんと一緒にカレンダーを見る時間を作っていただくと安心です。テストの2週間前の印がついているか、探究や英語資格の予定が詰まりすぎていないかを確かめてください。予定を決めるのは生徒さん本人です。保護者様は、予定を一緒に確かめる役に回ると、生徒さんも自分で考えて動きやすくなります。
声をかけるときの言い方の例
| 言いがちな言葉 | 言いかえの例 |
|---|---|
| 探究ばかりしていて、テストは大丈夫なの? | テストの2週間前は、いつから? |
| テストが終わったなら、少しは休んだら? | 次の探究は、何を調べる予定? |
| 全部ちゃんとやりなさい | 今週は、どれを中心にする? |
予定を決めるのは生徒さん本人です。責める言葉より、次の予定を一緒に確かめる言葉を選ぶと、生徒さんも自分の予定を話しやすくなります。
学年ごとの考え方
高校1年生は、定期テストのペースをつかむことを優先し、探究は興味のあるテーマを探すところから始めましょう。高校2年生は、探究を深める時期です。テストのない時期に、まとまった時間を探究に使います。高校3年生は、1学期(前期)の定期テストが評定平均に入る最後の機会になることが多いので、出願の準備と並行して、テスト前の2週間を必ず確保しましょう。
マスネットではこう進めます
オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、月4回の授業を、教科・探究・英語資格・書類に毎月配分し直します。高校1年生・高校2年生は、定期テスト年5回まで、各テスト前に30分×2回の対策授業を追加料金なしで受けられ、テストの前は教科に、テストのない時期は探究に授業を回します。くわしくはコースの特徴をご覧ください。
よくある質問
Q. 探究とテスト勉強、どちらを優先すればいいですか?
A. テストの2週間前からは定期テストを優先し、それ以外の時期は探究にも時間を使いましょう。どちらか一方だけにしないことが大切です。
Q. 部活が忙しくて、探究の時間が取れません。
A. 平日は記録だけにして、週末に1〜2時間を探究にあてるのがおすすめです。部活の経験そのものも、活動として書類や面接の材料になります。
Q. 探究は学校の授業だけで十分ですか?
A. 学校の授業で進めた探究を、家で少し深めるだけでも、書類や面接で話せる内容が増えます。授業で気づいたことを、週末に1つ調べてみましょう。
Q. 英語資格の勉強は、いつ入れればいいですか?
A. テストのない時期に入れましょう。試験日がテストの直前と重なる場合は、別の回を選ぶことも考えてください。
Q. 生徒さんが予定を立てるのが苦手です。
A. 最初は、月の初めにカレンダーを一緒に見て、テストの2週間前に印をつけるところだけ手伝ってください。印がつけば、残りの予定は本人が考えやすくなります。
まとめ
定期テストと探究を両立するには、時期によって時間の配分を変えることが基本です。テストの2週間前からは家での勉強時間の9割を定期テストに使い、テストのない時期に探究を週末中心にまとめて進めます。月の初めに家族でカレンダーを確かめ、テストの日から逆算して予定を立てましょう。