探究の記録の残し方|ノート・写真・メモを志望理由書の材料にする
公開日
探究の記録は、ノート・写真・スマホのメモの3つを使い分け、「日付・やったこと・気づいたこと・次にやること」の4つを残しておくと、高校3年生で志望理由書を書くときに使える材料になります。週に1回、記録を読み返す時間をつくるのもおすすめです。オンライン学習塾マスネットでは、授業のたびに生徒さんの記録を一緒に見て、次に調べることを決めています。
「探究はやったけど、何をしたか思い出せない」
高校3年生になって志望理由書を書き始めた生徒さんから、よく聞く言葉です。
高校1年生や高校2年生の探究の授業で、テーマを決めて調べ、発表までしたのに、細かいことを覚えていない。そんなときに困るのが、記録が残っていないことです。志望理由書や面接では、「なぜそのテーマを選んだのか」「何が分かったのか」を具体的に聞かれることが多いので、記録があるかどうかで書ける内容が大きく変わります。
記録に残しておきたい4つのこと
| 残すこと | 書き方の例 |
|---|---|
| 日付 | 6月12日 |
| やったこと | 地域の図書館で、商店街の歴史の本を2冊読んだ |
| 気づいたこと | 30年前と比べて、お店の数が半分になっていた |
| 次にやること | お店の人に、お客さんの変化を聞いてみる |
いちばん大切なのは「気づいたこと」です。やったことだけでは、後から読み返しても、自分が何を考えたかが分かりません。1行でかまわないので、驚いたこと、疑問に思ったことを書いておきましょう。
ノート・写真・メモの使い分け
1. ノートは、探究専用の1冊にする
探究のことは、授業のノートとは別に、専用のノートを1冊用意して書きます。1回の記録は、上の4つを書いて半ページくらいが目安です。読んだ本や記事は、題名と著者、ページ数も書いておくと、後で志望理由書に引用するときに探し直さずにすみます。
2. 写真は、撮った日に一言を添える
見学した場所、実験の結果、作った資料などは、写真で残します。写真は撮っただけだと、後で何の写真か分からなくなります。撮った日のうちに、スマホのアルバムの説明欄やメモに「どこで・何を見たか」を一言書いておきましょう。人が写る写真は、撮る前に本人の許可をもらいます。
3. スマホのメモは、思いついたときにすぐ書く
通学中やニュースを見たときに思いついたことは、スマホのメモにすぐ書きます。そのままにせず、週に1回、ノートに書き写すと、記録が1か所にまとまります。
週に1回の読み返し
週末に10分だけ、その週の記録を読み返す時間をつくりましょう。読み返すと、同じような疑問が何度も出ていることに気づくことがあります。それが、探究のテーマを深めるきっかけになります。
学期の終わりには、その学期の記録から、印象に残った出来事を3つ選び、ノートの最後のページにまとめておきます。高校3年生で志望理由書を書くとき、このまとめのページから読み始めると、材料を探しやすくなります。志望理由書の書き始め方は、志望理由書は何から書き始める?で説明しています。
記録を書くときに気をつけること
- 実際にあったことだけを書きましょう。後から書き足すときは、書き足した日付も残します
- 人から聞いた話は、誰から聞いたかを書いておきましょう
- インターネットで調べたことは、ページの名前とURLを残しておきましょう
志望理由書や面接では、書いたことの出どころを聞かれることがあります。出どころが分かる記録は、そのまま答えの準備になります。
学年ごとの考え方
高校1年生は、探究の授業が始まったら、すぐに専用のノートを用意しましょう。テーマが決まっていない時期の記録も、後で役に立ちます。高校2年生は、記録が増えてくる時期なので、学期ごとのまとめを忘れずに書きます。高校3年生は、これまでの記録を読み返し、志望学部とつながる出来事に印をつけましょう。
マスネットではこう進めます
オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、月4回の授業を、教科・探究・英語資格・書類に毎月配分し直します。探究に授業を使う月は、生徒さんの記録をもとに、次に調べることや、話を聞きに行く相手を一緒に考えます。くわしくはコースの特徴をご覧ください。
よくある質問
Q. 学校の探究の授業がない場合は、どうすればいいですか?
A. 授業がなくても、気になったことを調べて記録すれば、それが探究になります。始め方は、活動実績がなくても総合型選抜は目指せる?で説明しています。
Q. ノートとアプリ、どちらがいいですか?
A. 続けやすいほうでかまいません。ただ、記録は1か所にまとめておくと、後で探しやすくなります。
Q. 記録を書くのを忘れてしまいます。
A. 探究の授業の最後の5分や、週末の決まった時間に書く、と決めておくと続けやすくなります。
まとめ
探究の記録は、日付・やったこと・気づいたこと・次にやることの4つを残しておきましょう。ノートは専用の1冊にし、写真には撮った日に一言を添え、スマホのメモは週に1回ノートに書き写します。週に1回読み返し、学期ごとにまとめておくと、志望理由書を書くときの材料になります。