活動実績がなくても総合型選抜は目指せる?今日からできる探究の始め方
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総合型選抜で見られるのは、大会の成績や表彰のような目立つ実績だけではありません。興味のあることを自分で調べ、試し、その記録を残してきたかどうかも見られます。オンライン学習塾マスネットでは、活動実績がないと悩む生徒さんには、まず身近な関心を1つ選び、記録をつけるところから始めてもらっています。
「部活も委員会もやっていないんです」
総合型選抜の話をすると、生徒さんからよくこう言われます。
部活で全国大会に出た、委員会や学校行事のリーダーをした、留学をした。総合型選抜の合格者には、そういう人ばかりがいるように見えるかもしれません。
ただ、大学が志望理由書や面接で知りたいのは、「この人は入学してから何を学びたいのか」「そのために、これまで何をしてきたのか」です。肩書きがなくても、自分の関心について調べたこと、やってみたこと、そこで分かったことを話せれば、書類と面接の中身になります。
実績が「ない」と感じる理由
活動実績がないと話す生徒さんも、よく聞くと何かしら続けていることがあります。ただ、それを記録していないので、振り返ったときに話せることが見つかりません。
例えば、「祖母の家の近くのバスが減って困っている」と気づいたことがあるとします。これだけでは活動ではありません。でも、バスの本数を調べた、市役所のホームページで理由を読んだ、近所の人に話を聞いた、というところまで進めば、まちづくりや交通を学びたい理由として書けるようになります。
今日からできる3つのステップ
1. 気になっていることを10個書き出す
ノートに、最近気になったこと、腹が立ったこと、もっと知りたいと思ったことを10個書きます。勉強と関係なくてかまいません。部活、家族、アルバイト、ニュース、SNSで見た話でも大丈夫です。
書き出したら、その中から「1か月調べ続けても飽きなさそうなもの」を1つ選びます。
2. 調べたこと・やったことを、日付つきで残す
選んだテーマについて、週に1回、30分だけ調べる時間を取ります。調べたら、日付と、何を見たか、何が分かったか、次に何を知りたいかを3〜4行で書きます。
例えば、バスの本数が気になった生徒さんなら、記録はこんな形になります。
| 日付 | やったこと | 分かったこと | 次に知りたいこと |
|---|---|---|---|
| 10月5日 | 祖母の家の近くのバスの時刻表を、5年前と今で比べた | 1日の本数が半分くらいになっていた | なぜ減ったのか |
| 10月12日 | 市役所のホームページで、バスの路線についての資料を読んだ | 乗る人が減り、運転手も足りていない | ほかの市ではどうしているのか |
写真やスクリーンショット、参考にしたホームページの名前も残しておきましょう。高校3年生になって志望理由書を書くとき、この記録がそのまま材料になります。
3. 1つだけ「外に出る」行動をする
本やインターネットで調べるだけでなく、1つだけ実際に動いてみます。
- 詳しい人に話を聞く
- 地域のボランティアやイベントに参加する
- 大学のオープンキャンパスや公開講座に行く
- 調べたことを学校の先生や家族に説明してみる
大きなことでなくてかまいません。人に会ったり、現場を見たりすると、調べものだけでは分からなかったことに気づきます。その気づきが、面接で自分の言葉で話せる部分になります。
学年別のひとこと
- 高校1年生:テーマは途中で変わってもかまいません。いろいろ試して、続けられるものを見つけましょう。
- 高校2年生:テーマを1つにしぼり、外に出る行動を増やす時期です。学校の探究の授業と同じテーマにすると、時間を作りやすくなります。
- 高校3年生:新しく始めるより、これまでの記録を読み返して、志望学部とのつながりを整理しましょう。
マスネットではこう進めます
オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、月4回の授業を、教科・探究・英語資格・書類に毎月配分し直します。探究の時間には、テーマの選び方や調べ方を一緒に考え、毎授業後の記録に残します。定期テストの前は教科に時間を回し、探究は家で少しずつ進めるなど、学校の勉強とのバランスも見ながら計画します。進め方は指導の流れをご覧ください。
よくある質問
Q. 学校の探究の授業でやったことも、活動として書けますか?
A. 書けます。授業で終わらせず、自分で調べ続けたことや、そこから考えたことまで書けると、中身が深くなります。
Q. 資格や検定は、活動実績になりますか?
A. 英検などの資格は、出願条件や加点に使う大学もあります。ただ、志望理由との結びつきが説明できると、より伝わりやすくなります。扱いは大学ごとに違うので、募集要項で確かめてください。
Q. テーマが志望学部と合っていなくても大丈夫ですか?
A. 高校1年生・高校2年生のうちは大丈夫です。調べているうちに興味が変わり、それが志望学部を決めるきっかけになることもあります。
まとめ
総合型選抜では、目立つ実績がなくても、自分の関心について調べ、試し、記録してきたことが書類と面接の中身になります。気になることを10個書き出し、1つ選んで週30分調べ、日付つきで記録を残す。そして1つだけ外に出る行動をする。今日のノート1ページから、総合型選抜の準備は始められます。