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探究の参考文献・引用の書き方|本・Web・統計の出典を、総合型選抜の提出資料に残す方法

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探究の参考文献・引用の書き方|本・Web・統計の出典を、総合型選抜の提出資料に残す方法

「調べたページのURLだけ残せばよい?」
「自分の言葉に直したら、出典はいらない?」
「参考文献は、最後にまとめて探せばよい?」

探究レポートや出願資料では、自分が考えたことと、他の資料から得た情報を分けて示します。

最後に参考文献の一覧を置くだけでなく、本文のどの内容が、どの資料に基づくかを確認できる形にすることが大切です。大学・学校に指定の書式がある場合は、その指示を優先してください。

出典を残す目的は、読み手が確かめられるようにすること

出典は、調べた量を多く見せるための飾りではありません。

  • 情報の公表者を確認する。
  • 元の条件や文脈へ戻る。
  • 自分の解釈が適切かを確かめる。
  • 他者の考えと自分の考えを区別する。

九州大学附属図書館の引用ガイドでも、引用部分の区別や、元の資料を示す方法が解説されています。

九州大学附属図書館「引用の区別の方法」

直接引用と、要約して使う場合を分ける

使い方気をつけること
直接引用必要な範囲を正確に示し、自分の文章と区別する
要約・言い換え意味を変えずに整理し、出典を示す
数値や統計の利用指標、年、対象、単位と出典を確認する
自分の考察元の結果と、自分が推測したことを分ける

言葉を変えても、他者の調査や考えに基づく情報であれば、その出どころが分かるようにします。

また、出典を書けば、どんな文章や図表でも自由に転載できるという意味ではありません。提出先の指示や資料の利用条件も確認してください。

本を読んだときに残す情報

最低限、次を記録します。

  • 著者名。
  • 書名。
  • 出版社。
  • 出版年。
  • 参照したページ。

章ごとに著者が違う本や、論文集では、章の著者・題名なども必要になる場合があります。

記録の形の例は、次のとおりです。これは項目を示すひな型で、実在する本ではありません。

著者名(出版年)『書名』出版社、参照ページ。

引用・参照するページを記録しておけば、面接などで「どの部分を読んだか」を確認する際にも戻れます。

Webページは、URLだけでなく題名と公表者も残す

Webの情報は更新・移動される場合があります。読んだ時点で、次をメモしましょう。

項目メモする内容
著者・公表機関誰が公表したか
ページの題名どのページか
公開・更新日分かる範囲で記録
URL該当ページへのリンク
閲覧日自分が確認した日
使用箇所どの説明・表を使うか

日付がない場合は、推測して作らず、日付の表示がないことを記録します。提出時の表記は、学校・大学の指定や使用する方式に合わせてください。

検索結果の短い説明だけで判断せず、元のページを開いて確認することも大切です。

統計は「数字」と「調査の条件」を一緒に残す

例えば、「利用者が増えた」と書く場合も、人数なのか割合なのか、延べ数なのか実人数なのかで意味が違います。

次を確認してください。

  1. 調査・集計した年。
  2. 対象となる地域や人。
  3. 調査方法。
  4. 指標と単位。
  5. 表・グラフの番号やページ。
  6. 注記、定義の変更、比較上の注意。

行政の統計でも、公表年と調査対象年が違うことがあります。ページが今年更新されていても、数値が今年の調査結果とは限りません。

本文と参考文献を対応させる

指定書式がない場合の整理方法として、資料へ番号をつける方法があります。

次は、書き方を説明するための架空例です。

A市の報告書では、回答者のうち40%がバスを月1回以上利用していた[1]。ただし、対象は市内の特定学年に限られるため、この結果を県全体へ一般化することはできない。

末尾では、[1]の報告書名、公表機関、公表年、該当ページ、URLなどを示します。

大切なのは、番号の形そのものより、どの記述がどの資料に基づくか分かることです。著者名・年で示すなど別の方式もあるため、採用する書式をそろえましょう。

「資料の事実」と「自分の解釈」を分ける

先ほどの架空例で、利用割合が分かっても、その理由まで自動的に分かるわけではありません。

  • 資料に書かれた結果。
  • 著者や公表機関の解釈。
  • 自分が考えた説明。

この3つを分けます。「私は〜の可能性があると考えた」など、誰の判断かが伝わるようにしてください。

自分の仮説を、資料が証明した事実として書かないことが大切です。

読んでいない原典を、読んだように書かない

別の本や記事で紹介されていた研究を使う場合は、可能なら元の資料を確認します。

元の資料を確認できなかった場合は、自分が実際に読んだ資料と、そこで何が紹介されていたかを区別します。提出先の指示に沿って表記し、原典を読んだように見せないでください。

参考文献の件数を増やすために、題名だけ見つけた資料を並べるのも避けましょう。

生成AIが示した文献は、実在と内容を確かめる

生成AIが示す題名・著者・URLは、誤っている場合があります。

候補として使う場合も、図書館や出版社、学術情報の検索、元の公表機関などで実在を確認し、自分で内容を読みます。

AIの説明だけを根拠に、未確認の数値や引用文を提出資料へ入れないでください。生成AIの利用可否と申告方法は、大学・学校の指示を確認します。

提出前のチェック

  • 引用した文章と自分の文章が区別されているか。
  • 要約が元の意味を変えていないか。
  • 数値の対象年、単位、分母が正しいか。
  • 本文から対応する文献を探せるか。
  • 文献一覧から元の資料へ戻れるか。
  • 実際に読んだ資料だけを、正確に示しているか。
  • 指定書式と利用条件を確認したか。

よくある質問

URLを貼れば十分ですか?

URLだけでは、ページが移動したときなどに内容を特定しにくくなります。題名、公表者、日付なども記録し、指定書式へ整えてください。

自分の言葉に直せば、出典は不要ですか?

他者の調査や考えを材料にしているなら、その出どころを示します。自分で調べた結果と混ざらないようにしてください。

参考文献は何件必要ですか?

共通の最低件数はありません。課題の指定を守り、問いに必要な資料を読みます。件数より、何の根拠に使ったかを説明できることが大切です。

探究資料の出典整理で困っている方へ

マスネットへの相談では、指定様式、本文、読んだ資料のメモをお知らせください。文章を整える前に、他の資料の情報と自分の考えが分かれているかを確認しましょう。

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