志望理由書は何から書き始める?書く前にそろえる3つの材料
公開日
志望理由書は、いきなり1行目から書き始めると手が止まります。先に、きっかけになった出来事、大学で受けたい授業、卒業後にやりたいことの3つの材料をそろえてから組み立てると、ぐっと書きやすくなります。オンライン学習塾マスネットでは、志望理由書は生徒さん本人が書き、講師は材料集めと組み立てを問いかけで支えています。
「1行目から手が止まってしまう」
志望理由書を書き始めた生徒さんから、いちばん多く聞く悩みです。
原稿用紙やパソコンに向かって、「私が貴学を志望する理由は」と書いたところで止まってしまう。これは文章が苦手だからではありません。書く材料がそろっていないまま、文章を作ろうとしているからです。
大学が志望理由書で知りたいこと
書く項目や字数は大学・学部によって違いますが、多くの志望理由書では、次の3つが問われます。必ず志望校の募集要項で、何を書くように求められているかを確かめてください。
| 大学が知りたいこと | 言いかえると |
|---|---|
| なぜこの分野を学びたいのか | 興味を持ったきっかけは何か |
| なぜこの大学・学部なのか | ほかの大学ではなく、ここで学びたい理由は何か |
| 入学後に何を学び、卒業後にどうしたいのか | 大学での4年間と、その先の計画 |
書く前にそろえる3つの材料
1. きっかけになった出来事を3つ書き出す
その分野に興味を持ったきっかけを、出来事として3つ書き出します。「いつ」「どこで」「何があって」「そのときどう思ったか」まで書くのがコツです。
「昔から教育に興味があった」では材料になりません。「中学3年生の夏、近所の小学生に算数を教えたとき、分からない理由が一人ひとり違うことに驚いた」のように、場面が浮かぶところまで書きます。
2. 受けたい授業を2つ見つける
志望校のホームページで、学部のカリキュラムやシラバス(授業の内容を説明した資料)を読み、受けてみたい授業を2つ見つけます。授業の名前と、なぜ受けたいのかをメモしておきましょう。
「この大学でなければいけない理由」は、パンフレットの言葉ではなく、こうした具体的な授業や先生の研究から書くと説得力が出ます。
3. 卒業後にやりたいことを、仮でいいので1文で書く
卒業後の進路は、まだはっきりしていなくて構いません。「学校の先生になって、勉強が苦手な子を支えたい」のように、今の時点の考えを1文で書きます。あとで変わってもかまいません。
材料がそろったら、組み立てる
3つの材料がそろったら、次の順番で並べると、話の筋が通りやすくなります。
- きっかけになった出来事
- そこから考えたこと・調べたこと
- この大学・学部で学びたいこと(受けたい授業)
- 卒業後にやりたいこと
最初から上手な文章にしようとせず、まずは箇条書きで並べてから文章にしましょう。
書き出しの1文も、材料があると変わります。
| 材料がないとき | 材料があるとき |
|---|---|
| 私は昔から教育に興味があり、貴学で学びたいと考えています。 | 中学3年生の夏、近所の小学生に算数を教えたとき、同じ問題でもつまずく理由が一人ひとり違うことに驚きました。 |
右の書き出しなら、読む人はその先を読みたくなります。ここから先は、自分の材料で書き進めてください。
書いた後に確かめること
- 字数と、書くように求められている項目を満たしているか
- 大学の名前を別の大学に入れかえても通じる文になっていないか
- きっかけの出来事が、場面の分かる書き方になっているか
- 面接で聞かれたときに、自分の言葉で説明できるか
最後の1つが特に大事です。志望理由書の内容は、面接でくわしく聞かれることがあります。
マスネットではこう進めます
オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、書類は生徒さん本人が書き、講師は問いかけ・構成・事実確認を担当します。入会時・志望校決定時・出願前の3つの節目に、専門レビューで志望理由と書類を確かめます。代筆はしません。くわしくは指導体制をご覧ください。
よくある質問
Q. 志望理由書は、いつから書き始めればいいですか?
A. 文章にするのは、志望校を決めた高校3年生の春から夏が目安です。ただ、3つの材料は高校1年生・高校2年生のうちから少しずつ集めておくと、書くときに困りません。
Q. 学校の先生や塾の先生に書いてもらってもいいですか?
A. 書いてもらうのはやめましょう。面接では志望理由書の中身について質問されるので、自分で書いた文章でないと答えられません。読んでもらい、意見をもらうのはおすすめです。
Q. 何文字くらい書けばいいですか?
A. 大学・学部によって大きく違います。必ず志望校の募集要項で字数と書式を確かめてください。
まとめ
志望理由書は、いきなり文章を書き始めず、きっかけになった出来事、受けたい授業、卒業後にやりたいことの3つの材料をそろえてから組み立てます。箇条書きで並べてから文章にし、大学名を入れかえても通じる文になっていないか、面接で自分の言葉で説明できるかを確かめましょう。