日東駒専・産近甲龍の総合型選抜 倍率まとめ【2026年度】
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2026年度入試の総合型選抜の倍率は、日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)の4大学を合わせて約3.6倍、産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)の4大学を合わせて約4.1倍でした。東洋大学は志願者が1,334人から19,898人に増え、倍率は4.1倍です。甲南大学は5.9倍と、8大学の中でもっとも高い倍率でした。オンライン学習塾マスネットが、河合塾の資料をもとに、大学ごとの数字と読み方を説明します。
「日東駒専や産近甲龍の総合型選抜は、どれくらいの倍率ですか」
総合型選抜を考えている生徒さんや保護者様から、よく聞かれる質問です。
日東駒専や産近甲龍は、首都圏・関西でそれぞれ志願者の多い大学のグループとして知られています。一般選抜の倍率はよく話題になりますが、総合型選抜の数字をまとめて見る機会は多くありません。大学ごとに並べると、同じグループの中でも倍率や募集の規模に大きな違いがあることが分かります。早慶・MARCH・関関同立の数字は、早慶・MARCH・関関同立の総合型選抜 倍率まとめ【2026年度】にまとめています。
このまとめの見方
数字は、河合塾が公表した「私立大 総合型選抜 大学別入試結果(9/4現在)」によるものです。資料は、2025年度と2026年度の志願者数・合格者数を公表した大学を集めたもので、募集人員には河合塾が推定した数字も含まれています。
| 用語 | この記事での意味 |
|---|---|
| 倍率 | 志願者数÷合格者数(資料と同じ計算) |
| 志願者数・合格者数 | 学部・方式をすべて合わせた人数 |
| 前年比 | 2026年度の志願者数÷2025年度の志願者数 |
| グループの倍率 | 各大学の志願者数と合格者数をそれぞれ足して、オンライン学習塾マスネットが計算 |
日東駒専の総合型選抜の倍率
| 大学 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 | 志願者の前年比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本大学 | 1,462人 | 4,123人 | 1,795人 | 2.3倍 | 2.2倍 | 122% |
| 東洋大学 | 989人 | 19,898人 | 4,828人 | 4.1倍 | 2.5倍 | 1,492% |
| 駒澤大学 | 326人 | 884人 | 336人 | 2.6倍 | 2.4倍 | 108% |
| 専修大学 | 72人 | 273人 | 76人 | 3.6倍 | 4.7倍 | 147% |
| 日東駒専の合計 | 2,849人 | 25,178人 | 7,035人 | 3.6倍 | 2.4倍 | 440% |
日東駒専の合計の倍率は、前年度の約2.4倍から約3.6倍に上がりました。ただし、この上がり方のほとんどは東洋大学によるものです。東洋大学を除いた3大学の合計は、志願者5,280人に対して合格者2,207人で、倍率は約2.4倍(前年度は約2.3倍)でした。
東洋大学:志願者が約15倍に
東洋大学は、総合型選抜の志願者が1,334人から19,898人に増え、私立大学の中でもっとも多くなりました。募集人員も355人から989人に増えています。資料からは理由までは分かりませんが、入試の方式や枠が変わった可能性があります。東洋大学を志望する場合は、方式ごとの内容と結果を、大学の発表で確かめてください。
日本大学:募集の規模が大きい
日本大学は募集人員1,462人と、日東駒専の中でもっとも大きな規模です。倍率は2.3倍で、前年度とほぼ同じでした。学部の数が多い大学なので、学部・方式ごとの数字を確かめることが特に大切です。学部によって、倍率に大きな差があることもあります。
専修大学:倍率が下がった
専修大学は、募集人員を47人から72人に増やし、倍率は4.7倍から3.6倍に下がりました。募集人員が少ない大学は、枠の増減で倍率が大きく動きます。
産近甲龍の総合型選抜の倍率
| 大学 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 | 志願者の前年比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 京都産業大学 | 200人 | 698人 | 294人 | 2.4倍 | 2.5倍 | 121% |
| 近畿大学 | 286人 | 1,005人 | 378人 | 2.7倍 | 2.1倍 | 218% |
| 甲南大学 | 357人 | 5,899人 | 1,002人 | 5.9倍 | 5.1倍 | 106% |
| 龍谷大学 | 341人 | 483人 | 308人 | 1.6倍 | 1.7倍 | 89% |
| 産近甲龍の合計 | 1,184人 | 8,085人 | 1,982人 | 4.1倍 | 3.9倍 | 113% |
産近甲龍の合計の倍率は約4.1倍でした。志願者の多くは甲南大学で、甲南大学を除いた3大学の合計は、志願者2,186人に対して合格者980人で、倍率は約2.2倍です。
甲南大学:8大学の中で倍率がもっとも高い
甲南大学は、募集人員357人に対して志願者が5,899人と多く、倍率は5.9倍でした。私立大学全体でも志願者数が上位の大学です。
近畿大学:志願者が約2.2倍に
近畿大学は、志願者が462人から1,005人に増えました。募集人員も223人から286人に増え、倍率は2.1倍から2.7倍に上がっています。
龍谷大学:倍率は1.6倍
龍谷大学は、志願者が543人から483人に減り、倍率は1.6倍でした。8大学の中でもっとも低い倍率ですが、倍率は難しさの目安の1つにすぎません。出願条件と選考の方法を必ず確かめましょう。
まとめて比べると見えること
| グループ | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日東駒専 | 2,849人 | 25,178人 | 7,035人 | 3.6倍 | 2.4倍 |
| 日東駒専(東洋大学を除く) | 1,860人 | 5,280人 | 2,207人 | 2.4倍 | 2.3倍 |
| 産近甲龍 | 1,184人 | 8,085人 | 1,982人 | 4.1倍 | 3.9倍 |
| 産近甲龍(甲南大学を除く) | 827人 | 2,186人 | 980人 | 2.2倍 | 2.0倍 |
どちらのグループも、1つの大学の数字がグループ全体の倍率を大きく動かしています。グループの平均だけを見ると、実際の大学ごとの姿とずれてしまうので、志望校の数字は大学ごと、できれば学部ごとに確かめることが大切です。
倍率を見るときに気をつけたいこと
私立大学の総合型選抜は、1つの大学の中に、学部ごとの方式や、英語資格・活動実績を使う方式、学力テストを組み合わせる方式など、いくつもの入試があることが多いです。この記事の倍率は、それらをすべて合わせた数字です。また、同じ人が複数の方式や学部に出願している場合、志願者数はその分多く数えられます。
2027年度入試からは、文部科学省の実施要項で、総合型選抜では面接による評価を行うことが求められています。これまで面接のなかった方式に面接が加わることもあるので、志望校の新しい募集要項を確かめましょう。変更点は、2027年度入試から総合型選抜で面接が原則必須にで説明しています。
私立大学の総合型選抜で、倍率より先に確かめたいこと
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 専願か、併願できるか | 合格したら入学が条件の方式がある |
| 評定平均や英語資格の条件 | 条件を満たさないと出願できない |
| 選考の方法 | 書類・面接・小論文・学力テストなど、方式で準備が変わる |
| 入学手続きの締め切り | 一般選抜との併願の計画に関わる |
保護者様にお願いしたいこと
同じグループの大学でも、総合型選抜の方式や出願条件、日程は大学ごとに大きく違います。志望校の候補が出てきたら、前年度の募集要項を生徒さんと一緒に開き、専願か併願か、評定平均の条件、入学手続きの締め切りを確かめてみてください。私立大学を複数受ける場合は、受験料や入学金の納入の時期も重なるので、早めに予定を立てておくと安心です。受験費用の考え方は、総合型選抜の受験費用はいくら?で説明しています。
学年ごとの考え方
高校1年生・高校2年生は、この記事に出てくる大学の中から、興味のある学部がある大学を選び、前年度の募集要項で出願条件を確かめてみましょう。評定平均の条件が分かると、定期テストの目標を立てやすくなります。高校3年生は、倍率よりも、専願か併願か、入学手続きの締め切りを先に確かめます。
マスネットではこう進めます
オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、志望校の募集要項を一緒に確かめ、評定・英語資格・書類の準備を、高校1年生から出願までの計画に落とし込みます。高校1年生・高校2年生は、定期テスト年5回まで、各テスト前に30分×2回の対策授業を追加料金なしで受けられます。くわしくは指導の流れをご覧ください。
よくある質問
Q. 日東駒専の総合型選抜は、入りやすいのですか?
A. 大学や学部によって大きく違います。東洋大学を除いた3大学の倍率は約2.4倍でしたが、学部・方式ごとに見ると倍率が高いものもあります。志望する学部の数字を確かめましょう。
Q. 東洋大学の志願者は、なぜこんなに増えたのですか?
A. 資料からは理由までは分かりません。募集人員も大きく増えているので、入試の方式や枠が変わった可能性があります。大学の発表で確かめてください。
Q. 甲南大学の倍率が高いのはなぜですか?
A. 募集人員357人に対して、志願者が5,899人と多いためです。どの方式に志願者が集まっているかは、大学の入試結果で確かめましょう。
Q. 学部ごとの倍率は、どこで分かりますか?
A. 各大学のホームページの入試情報のページに、学部・方式ごとの志願者数と合格者数が載っています。「大学名 総合型選抜 入試結果」で探してみてください。
Q. 総合型選抜で合格したら、ほかの大学は受けられませんか?
A. 専願の方式で合格した場合は、入学が条件になります。併願できる方式もあるので、出願前に募集要項で確かめましょう。
まとめ
2026年度入試の総合型選抜の倍率は、日東駒専の合計が約3.6倍(東洋大学を除くと約2.4倍)、産近甲龍の合計が約4.1倍(甲南大学を除くと約2.2倍)でした。東洋大学は志願者が約15倍に増え、甲南大学は5.9倍と高い倍率でした。グループの平均は1つの大学に大きく左右されるので、志望する大学・学部の数字と出願条件を、必ず募集要項で確かめましょう。
出典・参考にした資料
- 河合塾「私立大 総合型選抜 大学別入試結果(9/4現在)」(Kei-Net掲載。募集人員は河合塾の推定を含む)
- 文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」(令和8年5月27日付け通知)