早慶・MARCH・関関同立の総合型選抜 倍率まとめ【2026年度】
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2026年度入試の総合型選抜の倍率は、早稲田大学が5.5倍、慶應義塾大学が4.4倍で、早慶を合わせると約5.0倍でした。MARCHは5大学を合わせて約3.9倍、関関同立は4大学を合わせて約2.5倍です。この記事では、河合塾が公表した「私立大 総合型選抜 大学別入試結果」をもとに、オンライン学習塾マスネットが大学ごとの倍率・志願者数・前年比をまとめました。倍率をどう読めばよいかもあわせて説明します。
この記事の要点
- 2026年度の総合型選抜の倍率は、早慶の合計が約5.0倍、MARCHの合計が約3.9倍、関関同立の合計が約2.5倍でした
- 12大学のうち、同志社大学を除く11大学で志願者が前年より増え、法政大学は倍率が2.9倍から3.9倍に上がりました
- 倍率は学部や方式を合わせた数字です。志望校を考えるときは、学部ごとの結果と、出願条件・選考の方法を必ず確かめましょう
「MARCHの総合型選抜は、どれくらいの倍率なの?」
総合型選抜を考え始めた生徒さんや保護者様から、よく聞かれる質問です。
一般選抜では倍率がよく話題になりますが、総合型選抜の倍率は、大学ごとにまとめて見る機会が少ないのが実際です。「総合型選抜なら入りやすいのでは」と考える方もいれば、「有名大学の総合型選抜は狭き門」と心配される方もいます。実際の数字を並べてみると、大学のグループごとに、はっきりとした違いがあることが分かります。
このまとめの見方
数字は、河合塾が公表した「私立大 総合型選抜 大学別入試結果(9/4現在)」によるものです。資料は、2025年度と2026年度の志願者数・合格者数を公表した大学を集めたもので、募集人員には河合塾が推定した数字も含まれています。
| 用語 | この記事での意味 |
|---|---|
| 倍率 | 志願者数÷合格者数(資料と同じ計算) |
| 志願者数・合格者数 | 学部・方式をすべて合わせた人数 |
| 前年比 | 2026年度の志願者数÷2025年度の志願者数 |
| グループの倍率 | 各大学の志願者数と合格者数をそれぞれ足して、オンライン学習塾マスネットが計算 |
早稲田大学の合格者数は、資料の表示が崩れていたため、資料に載っている倍率(2025年度5.0倍、2026年度5.5倍)と志願者数から確かめた数字を使っています。上智大学は、この資料に載っていなかったため、まとめに入れていません。
早慶の総合型選抜の倍率
| 大学 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 | 志願者の前年比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 235人 | 1,997人 | 364人 | 5.5倍 | 5.0倍 | 108% |
| 慶應義塾大学 | 280人 | 1,398人 | 317人 | 4.4倍 | 3.6倍 | 113% |
| 早慶の合計 | 515人 | 3,395人 | 681人 | 5.0倍 | 4.3倍 | 110% |
早稲田大学は募集人員を175人から235人に増やしましたが、志願者も増えたため、倍率は上がりました。慶應義塾大学は、志願者が増えた一方で合格者が349人から317人に減り、倍率が0.8ポイント上がっています。
MARCHの総合型選抜の倍率
| 大学 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 | 志願者の前年比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 明治大学 | 223人 | 1,110人 | 284人 | 3.9倍 | 3.3倍 | 126% |
| 青山学院大学 | 94人 | 674人 | 173人 | 3.9倍 | 3.7倍 | 116% |
| 立教大学 | 313人 | 3,181人 | 715人 | 4.4倍 | 4.3倍 | 117% |
| 中央大学 | 402人 | 1,902人 | 570人 | 3.3倍 | 3.1倍 | 103% |
| 法政大学 | 215人 | 1,400人 | 360人 | 3.9倍 | 2.9倍 | 127% |
| MARCHの合計 | 1,247人 | 8,267人 | 2,102人 | 3.9倍 | 3.5倍 | 116% |
参考として、学習院大学は募集人員20人に対して志願者247人、合格者66人で、倍率は3.7倍でした。志願者は前年の118人から約2.1倍に増えています。
MARCHの中で志願者がもっとも多いのは立教大学の3,181人で、早稲田大学と慶應義塾大学の志願者を合わせた数に近い規模です。倍率の上がり方がもっとも大きかったのは法政大学で、志願者が1,101人から1,400人に増えた一方、合格者は376人から360人に減りました。
関関同立の総合型選抜の倍率
| 大学 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 | 志願者の前年比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 関西大学 | 318人 | 1,036人 | 351人 | 3.0倍 | 2.6倍 | 119% |
| 関西学院大学 | 398人 | 1,136人 | 480人 | 2.4倍 | 2.1倍 | 131% |
| 同志社大学 | 16人 | 101人 | 18人 | 5.6倍 | 3.9倍 | 66% |
| 立命館大学 | 714人 | 2,155人 | 888人 | 2.4倍 | 2.4倍 | 114% |
| 関関同立の合計 | 1,446人 | 4,428人 | 1,737人 | 2.5倍 | 2.4倍 | 117% |
関関同立は、4大学を合わせた募集人員が1,446人と、MARCHの合計より多い一方、倍率は約2.5倍にとどまりました。同志社大学は募集人員が31人から16人に減り、志願者も減りましたが、合格者がそれ以上に減ったため、倍率は5.6倍に上がっています。立命館大学は、志願者が増えても倍率は2.4倍のままでした。
まとめて比べると見えること
| グループ | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早慶 | 515人 | 3,395人 | 681人 | 5.0倍 | 4.3倍 |
| MARCH | 1,247人 | 8,267人 | 2,102人 | 3.9倍 | 3.5倍 |
| 関関同立 | 1,446人 | 4,428人 | 1,737人 | 2.5倍 | 2.4倍 |
1. 3つのグループとも、倍率が上がった
早慶は4.3倍から5.0倍に、MARCHは3.5倍から3.9倍に、関関同立は2.4倍から2.5倍に上がりました。どのグループでも志願者が1割以上増えていて、総合型選抜を受ける人が増えていることがうかがえます。
2. 関関同立は、募集人員の多さが倍率を下げている
関関同立の倍率が低めなのは、立命館大学(714人)と関西学院大学(398人)の募集人員が大きいためです。募集人員が多い大学は、志願者が増えても倍率が上がりにくくなります。
3. 前年から大きく動く大学もある
法政大学(2.9倍→3.9倍)、同志社大学(3.9倍→5.6倍)、慶應義塾大学(3.6倍→4.4倍)のように、1年で倍率が大きく変わる大学もあります。前年の倍率だけを見て志望校を決めないようにしましょう。
倍率を見るときに気をつけたいこと
私立大学の総合型選抜は、1つの大学の中に、学部ごとの方式や、英語資格を使う方式、スポーツや文化活動の実績を見る方式など、いくつもの入試があることが多いです。この記事の倍率は、それらをすべて合わせた数字です。志望する学部・方式の倍率は、大学のホームページの「入試結果」で必ず確かめてください。
また、総合型選抜は、学力試験の点数だけで合否が決まる入試ではありません。倍率が低くても、出願条件を満たし、書類と面接の準備ができていなければ合格は難しくなります。倍率は、難しさの目安の1つとして見るのがよいでしょう。
私立大学の総合型選抜で、倍率より先に確かめたいこと
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 専願か、併願できるか | 合格したら入学が条件の方式がある |
| 評定平均や英語資格の条件 | 条件を満たさないと出願できない |
| 選考の方法と日程 | 小論文・プレゼンなどで準備が変わる |
| 入学手続きの締め切り | 一般選抜との併願の計画に関わる |
2027年度入試からは、文部科学省の実施要項で、総合型選抜では面接による評価を行うことが求められています。これまで書類だけで選んでいた方式でも、面接が加わることがあるので、志望校の新しい募集要項で確かめましょう。
学年ごとの考え方
高校1年生・高校2年生は、この記事に出てくる大学の中から、興味のある学部がある大学を選び、前年度の募集要項で出願条件を確かめてみましょう。評定平均や英語資格の条件が分かると、定期テストと英検の目標を立てやすくなります。高校3年生は、倍率よりも、専願か併願か、入学手続きの締め切りを先に確かめます。
マスネットではこう進めます
オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、志望校の募集要項を一緒に確かめ、評定・英語資格・書類の準備を、高校1年生から出願までの計画に落とし込みます。高校1年生・高校2年生は、定期テスト年5回まで、各テスト前に30分×2回の対策授業を追加料金なしで受けられ、評定平均の条件に備えられます。くわしくは指導の流れをご覧ください。国公立大学の倍率は、国公立大学の総合型選抜 倍率ランキングにまとめています。
よくある質問
Q. 総合型選抜の倍率は、一般選抜より低いのですか?
A. 大学や学部によって違うので、一概には言えません。この記事の12大学でも、2倍台から5倍台まで差があります。志望する学部・方式ごとに確かめましょう。
Q. 学部ごとの倍率は、どこで分かりますか?
A. 多くの大学は、ホームページの入試情報のページに、学部・方式ごとの志願者数と合格者数を載せています。「大学名 総合型選抜 入試結果」で探してみてください。
Q. 早慶・MARCHの総合型選抜では、評定平均はどれくらい必要ですか?
A. 学部・方式によって、評定平均の条件がないものから、4.0以上などの条件があるものまでさまざまです。必ず志望する学部の募集要項で確かめてください。
Q. 総合型選抜で合格したら、ほかの大学は受けられませんか?
A. 専願の方式で合格した場合は、入学が条件になります。併願できる方式もあるので、出願前に募集要項で確かめましょう。
Q. 上智大学の倍率は載っていないのですか?
A. 今回使った河合塾の資料(9/4現在)には、上智大学の数字が載っていませんでした。上智大学の結果は、大学のホームページで確かめてください。
まとめ
2026年度の総合型選抜の倍率は、早慶の合計が約5.0倍、MARCHの合計が約3.9倍、関関同立の合計が約2.5倍で、3つのグループとも前年より上がりました。志願者は12大学のうち11大学で増え、法政大学や同志社大学のように1年で倍率が大きく動いた大学もあります。倍率は学部・方式を合わせた目安なので、志望する学部の結果と出願条件を、必ず募集要項で確かめましょう。
出典・参考にした資料
- 河合塾「私立大 総合型選抜 大学別入試結果(9/4現在)」(Kei-Net掲載。2025・26年度の志願者数・合格者数を公表した大学を集計。募集人員は河合塾の推定を含む)
- 文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」(令和8年5月27日付け通知)