女子大の総合型選抜 倍率まとめ【2026年度】武庫川女子・日本女子・津田塾ほか
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2026年度入試の総合型選抜で、私立の女子大44校を合わせた志願者は26,218人で、前年度の26,130人とほぼ同じでした。合格者は13,176人で、倍率は全体で約2.0倍です。志願者がもっとも多かったのは武庫川女子大学(10,951人・3.6倍)で、国立のお茶の水女子大学は5.4倍、奈良女子大学は4.8倍でした。オンライン学習塾マスネットが、河合塾の資料をもとに、女子大ごとの数字と読み方を説明します。
「女子大の総合型選抜は、どれくらいの倍率なのでしょうか」
女子大を考えている生徒さんや保護者様から、よく聞かれる質問です。
女子大の中には、総合型選抜に力を入れ、募集人員を多くとっている大学が少なくありません。一方で、大学ごとの倍率をまとめて見る機会はあまりありません。数字を並べてみると、志願者が1万人を超える大学から、少人数の大学まで、規模も倍率もさまざまなことが分かります。
このまとめの見方
数字は、河合塾が公表した「私立大 総合型選抜 大学別入試結果(9/4現在)」と「国公立大 総合型選抜 大学別入試結果(6/19現在)」によるものです。資料は、2025年度と2026年度の志願者数・合格者数を公表した大学を集めたもので、募集人員には河合塾が推定した数字も含まれています。
| 用語 | この記事での意味 |
|---|---|
| 女子大 | 資料に載っている大学のうち、大学名に「女」を含む大学と、津田塾大学・金城学院大学 |
| 女子大44校 | 上の大学のうち、2年度とも志願者数と合格者数が分かる私立大学44校 |
| 倍率 | 志願者数÷合格者数(資料と同じ計算) |
| 合計の倍率 | 各大学の数字を足して、オンライン学習塾マスネットが計算 |
私立の女子大で志願者が多かった大学(2026年度)
| 順位 | 大学 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 武庫川女子大学 | 1,204人 | 10,951人 | 3,054人 | 3.6倍 | 3.9倍 |
| 2 | 同志社女子大学 | 616人 | 2,940人 | 1,455人 | 2.0倍 | 2.2倍 |
| 3 | 安田女子大学 | 745人 | 1,424人 | 1,073人 | 1.3倍 | 1.2倍 |
| 4 | 日本女子大学 | 178人 | 1,012人 | 447人 | 2.3倍 | 1.8倍 |
| 5 | 昭和女子大学 | 237人 | 875人 | 502人 | 1.7倍 | 1.4倍 |
| 6 | 共立女子大学 | 247人 | 788人 | 515人 | 1.5倍 | 1.6倍 |
| 7 | 金城学院大学 | 213人 | 758人 | 547人 | 1.4倍 | 1.2倍 |
| 8 | 実践女子大学 | 219人 | 714人 | 408人 | 1.8倍 | 1.3倍 |
| 9 | 甲南女子大学 | 94人 | 598人 | 185人 | 3.2倍 | 3.0倍 |
| 10 | 椙山女学園大学 | 190人 | 540人 | 398人 | 1.4倍 | 1.4倍 |
武庫川女子大学は、志願者が1万人を超え、私立大学全体でも3番目に多い志願者を集めました。同志社女子大学も、志願者が約3千人と大きな規模です。上位10校のうち6校は、倍率が2倍未満でした。志願者の多さと倍率の高さは、必ずしも一致しません。
倍率が2倍を超えた私立の女子大
合格者が30人以上の大学のうち、倍率が2倍を超えた大学です。
| 大学 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 武庫川女子大学 | 10,951人 | 3,054人 | 3.6倍 | 3.9倍 |
| 甲南女子大学 | 598人 | 185人 | 3.2倍 | 3.0倍 |
| 津田塾大学 | 379人 | 135人 | 2.8倍 | 1.6倍 |
| 駒沢女子大学 | 99人 | 38人 | 2.6倍 | 2.6倍 |
| 日本女子大学 | 1,012人 | 447人 | 2.3倍 | 1.8倍 |
| 東京女子大学 | 254人 | 126人 | 2.0倍 | 1.7倍 |
| 同志社女子大学 | 2,940人 | 1,455人 | 2.0倍 | 2.2倍 |
津田塾大学は、募集人員を55人から75人に増やしましたが、志願者が263人から379人に増え、合格者が160人から135人に減ったため、倍率が1.6倍から2.8倍に上がりました。
合格者が30人以上の私立の女子大40校のうち、倍率が2倍を超えたのは7校で、残りの33校は1倍台でした。
志願者が増えた女子大・減った女子大
| 志願者が増えた大学 | 2025年度→2026年度 | 志願者が減った大学 | 2025年度→2026年度 |
|---|---|---|---|
| 金城学院大学 | 82人→758人 | 武庫川女子大学 | 12,756人→10,951人 |
| 実践女子大学 | 433人→714人 | 同志社女子大学 | 3,188人→2,940人 |
| 昭和女子大学 | 693人→875人 | 十文字学園女子大学 | 261人→215人 |
| 日本女子大学 | 856人→1,012人 | 跡見学園女子大学 | 187人→155人 |
| 津田塾大学 | 263人→379人 | 東洋英和女学院大学 | 229人→218人 |
金城学院大学は、募集人員を66人から213人に増やし、志願者も約9倍になりました。一方、武庫川女子大学は志願者が1,805人減りましたが、今も女子大の中で飛び抜けて多い志願者を集めています。
国立の女子大の総合型選抜
| 大学 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 前年度の倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| お茶の水女子大学 | 35人 | 178人 | 33人 | 5.4倍 | 5.3倍 |
| 奈良女子大学 | 46人 | 124人 | 26人 | 4.8倍 | 5.4倍 |
国立の2校は、募集人員が少なく、倍率は5倍前後と高くなっています。私立の女子大とは、倍率の水準が大きく違います。国公立大学全体の数字は、国公立大学の総合型選抜 倍率ランキングにまとめています。
数字から分かること
1. 女子大全体では、志願者は横ばい
私立大学全体では、総合型選抜の志願者が前年より約23%増えましたが、私立の女子大44校の合計は、ほぼ横ばい(100%)でした。女子大の志願者の動きは、私立大学全体とは違う傾向を見せています。私立大学全体の動きは、総合型選抜の志願者が増えた大学・減った大学で説明しています。
2. 私立の女子大は、倍率1倍台の大学が多い
私立の女子大の多くは、倍率が1倍台でした。ただし、倍率が低いことは、準備が少なくてよいという意味ではありません。出願条件や、書類・面接・小論文などの選考の内容は、大学ごとに確かめる必要があります。
3. 大学によって、倍率は大きく違う
同じ女子大でも、国立のお茶の水女子大学(5.4倍)から、1倍台の大学まで、倍率には大きな差があります。また、津田塾大学のように、1年で倍率が大きく動く大学もあります。
倍率を見るときに気をつけたいこと
この記事の倍率は、1つの大学の中の学部・方式をすべて合わせた数字です。同じ大学でも、学部や方式によって倍率は大きく違います。志望する学部の数字は、大学のホームページの「入試結果」で確かめてください。
2027年度入試からは、文部科学省の実施要項で、総合型選抜では面接による評価を行うことが求められています。これまで面接のなかった方式に面接が加わることもあるので、志望校の新しい募集要項を確かめましょう。
女子大の総合型選抜で確かめたいこと
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 専願か、併願できるか | 合格したら入学が条件の方式がある |
| 評定平均や英語資格の条件 | 条件を満たさないと出願できない |
| オープンキャンパスなどへの参加の条件 | 参加を出願の条件にしている方式がある |
| 選考の方法 | 書類・面接・小論文・プレゼンなど、方式で準備が変わる |
保護者様にお願いしたいこと
女子大の総合型選抜は、大学ごとに方式の数が多く、専願・併願の条件や、オープンキャンパスへの参加の条件なども大学によって違います。志望校の候補が出てきたら、前年度の募集要項を生徒さんと一緒に開き、条件を表にまとめておくと比べやすくなります。女子大ならではの少人数の授業や、卒業生の進路などは、オープンキャンパスで直接聞いてみるのもおすすめです。
学年ごとの考え方
高校1年生・高校2年生は、女子大の中から興味のある学部がある大学を選び、オープンキャンパスに参加して、学びの中身を確かめておきましょう。オープンキャンパスで確かめることは、オープンキャンパスで確かめることで説明しています。高校3年生は、志望学部の方式と、専願か併願かを確かめ、一般選抜との併願の計画を立てます。
マスネットではこう進めます
オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、志望校の募集要項を一緒に確かめ、評定・探究・英語資格・書類の準備を、高校1年生から出願までの計画に落とし込みます。書類は生徒さん本人が書き、講師は問いかけ・構成・事実確認を担当します。くわしくは指導の流れをご覧ください。
よくある質問
Q. 女子大の総合型選抜は、入りやすいのですか?
A. 私立の女子大の多くは倍率が1倍台でしたが、倍率が低くても、出願条件と書類・面接の準備は必要です。武庫川女子大学(3.6倍)や国立のお茶の水女子大学(5.4倍)のように、倍率の高い大学もあります。
Q. 女子大の総合型選抜は、専願が多いですか?
A. 大学や方式によって違います。専願の方式と併願できる方式があるので、募集要項で確かめてください。
Q. 学部ごとの倍率は、どこで分かりますか?
A. 各大学のホームページの入試情報のページに、学部・方式ごとの志願者数と合格者数が載っています。
Q. 津田塾大学の倍率が上がったのはなぜですか?
A. 志願者が増えた一方で、合格者が減ったためです。理由までは資料から分からないので、選考の方法に変更がないかを大学の発表で確かめましょう。
Q. この記事に載っていない女子大はありますか?
A. 河合塾の資料に載っていない大学や、片方の年度の数字しかない大学は、集計に入っていません。志望校の数字は、大学のホームページで確かめてください。
まとめ
2026年度入試の総合型選抜で、私立の女子大44校の志願者は約2万6千人と前年なみで、倍率は全体で約2.0倍でした。志願者最多の武庫川女子大学は3.6倍、国立のお茶の水女子大学は5.4倍と、大学によって倍率は大きく違います。倍率は学部・方式を合わせた目安なので、志望する学部の結果と、専願・併願などの条件を、必ず募集要項で確かめましょう。
出典・参考にした資料
- 河合塾「私立大 総合型選抜 大学別入試結果(9/4現在)」(Kei-Net掲載)
- 河合塾「国公立大 総合型選抜 大学別入試結果(6/19現在)」(Kei-Net掲載)
- 文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」(令和8年5月27日付け通知)