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英語資格の受験計画を家庭で立てるには|受ける回・申し込み・証明書の確かめ方

公開日

総合型選抜で英語資格を使うなら、志望校の出願の締め切りから逆算して、受ける回を1年分決めておきましょう。英語資格の試験は、申し込みの締め切りが試験日のかなり前にあるため、家族のカレンダーに書いておくことが大切です。出願のときに、合格証明書やスコアの証明書の提出を求められることもあり、取り寄せに日数がかかる場合があります。オンライン学習塾マスネットが、保護者様向けに、英語資格の受験計画の立て方を説明します。

「英検の申し込みを忘れていて、受けられませんでした」

英語資格の受験を考えているご家庭から、ときどき聞く言葉です。

英語資格の試験は、試験日の1か月以上前に申し込みが締め切られることが多く、気づいたときには締め切りを過ぎていた、ということが起こりがちです。総合型選抜では、英語資格を出願の条件にしたり、得点に換算したりする方式があります。必要な級やスコアを、出願の締め切りまでに取れなかった場合は、出願できる大学が限られてしまいます。生徒さんの勉強は本人が進めるものですが、受験の日程や申し込み、費用の管理は、家庭が手助けしやすい部分です。

英語資格の試験の種類

総合型選抜で使われることが多い英語資格には、次のようなものがあります。

試験特徴
英検(実用英語技能検定)級ごとに合否が出る。高校生の受験者が多い
英検S-CBTコンピューターで受ける英検。実施日が多い
GTEC学校で受けることも多い。スコアで結果が出る
TEAP大学入試での利用を想定した試験。スコアで結果が出る
IELTS・TOEFL iBT海外の大学でも使われる試験。スコアで結果が出る

どの試験が使えるか、何級・何点以上が必要かは、大学や方式によって違います。まず、志望校の募集要項で、使える試験と条件を確かめましょう。試験の選び方は、英語の資格試験はどれを選ぶ?で説明しています。

受験計画を立てる手順

1. 志望校の条件と、出願の締め切りを確かめる

志望校の募集要項で、英語資格の条件(級やスコア)と、出願の締め切りを確かめます。今年度の募集要項がまだ出ていない場合は、前年度の募集要項で目安を確かめておきましょう。

2. 出願の締め切りから逆算して、受ける回を決める

出願のときに結果が出ている必要があるため、結果が出るまでの期間も考えて、受ける回を決めます。英検の場合、3級以上は一次試験のあとに二次試験(面接)があり、最終の結果が出るのは一次試験の日からしばらく先になります。

3. 申し込みの締め切りを書き出す

受ける回が決まったら、申し込みの期間と締め切りを書き出します。申し込みの方法(個人での申し込みか、学校でまとめて申し込むか)も確かめましょう。

4. 証明書の取り寄せを計画に入れる

出願のときに、合格証明書やスコアの証明書を提出するよう求める大学があります。証明書の発行には申し込みが必要で、届くまでに日数がかかることがあります。募集要項で必要な書類を確かめ、早めに取り寄せましょう。証明書の原本を提出するのか、コピーでよいのかも、大学によって違います。複数の大学に出願する場合は、必要な枚数も確かめておきましょう。

1年分の受験計画の例

総合型選抜の出願が高校3年生の9月ごろの場合の例です。実際の試験日と締め切りは、各試験の公式サイトで必ず確かめてください。

時期計画の例
高校2年生の春志望校の条件を前年度の募集要項で確かめ、目標の級を決める
高校2年生の夏〜秋1回目の受験。結果を見て、次の回までの勉強の計画を立てる
高校2年生の冬2回目の受験。目標の級に届いたら、次の級を目指すかを考える
高校3年生の春〜初夏条件に届いていなければ、出願に間に合う最後の回で受ける
高校3年生の夏証明書を取り寄せ、出願書類と一緒に準備する

高校3年生の夏以降に初めて受けると、結果が出願に間に合わなかったり、1回しか挑戦できなかったりします。高校2年生のうちに、少なくとも1回は受けておくと安心です。一度受けておくと、試験の流れや会場の雰囲気に慣れ、技能ごとの点数から、伸ばすべき技能も分かります。2回目以降の受験で、落ち着いて実力を出しやすくなります。級の目安と時期は、英検は何級をいつまでに取ればいい?で説明しています。

家族のカレンダーに書いておくこと

書くこと理由
申し込みの締め切り締め切りを過ぎると、その回は受けられない
試験日と会場遠い会場の場合、移動の時間と交通手段を確かめる
二次試験の日一次試験に合格した場合に備えて、予定を空けておく
結果が出る日結果を見て、次の回の申し込みを決める
証明書の申し込み日出願に間に合うよう、余裕をもって申し込む

申し込みの締め切りは、試験日より先に来ることを忘れがちです。「試験日」だけでなく「申し込みの締め切り」も、必ず書いておきましょう。

定期テストと重ならないようにする

英語資格の試験日が、学校の定期テストの直前に重なると、どちらの準備も中途半端になりがちです。受ける回を決めるときは、学校の行事予定表で定期テストの日程も確かめましょう。英検と定期テストの両立は、英検と定期テストを両立させる方法で説明しています。

費用の考え方

英語資格の受験料は、試験の種類や級によって違い、年度によって変わることもあります。最新の受験料は、各試験の公式サイトで確かめてください。1年に2〜3回受ける場合は、受験料に加えて、会場までの交通費や、証明書の発行手数料もかかります。年間の予定を立てるときに、費用の合計もあわせて確かめておくと安心です。受験全体の費用の考え方は、総合型選抜の受験費用はいくら?で説明しています。

結果が出たあとの次の一手

英語資格の結果が出たら、合否やスコアだけでなく、技能ごとの点数を確かめましょう。結果に合わせて、次の計画を見直します。

結果次にすること
目標の級・スコアに届いた証明書の準備を進める。上の級を目指すかを、志望校の条件と相談して決める
あと少しで届かなかった点数が低かった技能を1つ決め、次の回までの練習の中心にする
大きく届かなかった1つ下の級で確実に合格を取るか、次の回まで準備期間を延ばすかを考える

結果を見るときは、前回と比べて伸びた技能を見つけて伝えることも大切です。伸びたところが分かると、生徒さんは次の回に向けて前向きに取り組めます。ライティングの点数が伸び悩んでいる場合の練習は、英検のライティングの練習方法で説明しています。

つまずきやすい点

いちばん多いのは、申し込みの締め切りを過ぎてしまうことです。学校でまとめて申し込む場合も、学校の締め切りは公式の締め切りより早いことがあります。学校からのお知らせを、生徒さんと一緒に確かめましょう。

次に多いのが、級やスコアの条件を満たしたのに、証明書の準備が出願に間に合わないことです。出願書類に何を添えるのかを、募集要項で早めに確かめましょう。

もう1つは、結果に一喜一憂して、次の回の計画が立たないことです。不合格だった場合も、技能ごとの点数を見て、次に伸ばす技能を決めることが大切です。

保護者様にお願いしたいこと

  • 志望校の英語資格の条件を、生徒さんと一緒に確かめる
  • 受ける回と申し込みの締め切りを、家族のカレンダーに書く
  • 申し込みと受験料の支払いを、締め切りまでに済ませる
  • 遠い会場の場合は、移動の手段と時間を確かめる
  • 結果が出たら、点数より次の計画の話をする

英語の勉強そのものは生徒さん本人が進めますが、日程と手続きの管理は、家庭の協力があると安心です。

学年ごとの考え方

高校1年生の保護者様は、英語資格の試験に申し込みの締め切りがあることと、年に何回受けられるかを、知っておくだけで十分です。高校2年生は、志望校の条件を前年度の募集要項で確かめ、1年分の受験計画を立てましょう。高校3年生は、出願に間に合う最後の回と、証明書の準備の日程を確かめます。

マスネットではこう進めます

オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、月4回の授業を、教科・探究・英語資格・書類に毎月配分し直します。英語資格の受験が近い月は英語に時間を多く使い、受ける回の計画も生徒さんと一緒に確かめます。毎授業後と毎月末に、保護者様へ進み具合を報告します。くわしくは指導体制をご覧ください。

よくある質問

Q. 英検は、年に何回受けられますか?

A. 従来型の英検は、年3回(6月・10月・1月ごろ)行われています。コンピューターで受ける英検S-CBTは、実施日が多く、受けられる機会が増えます。受験の回数の決まりは、公式サイトで確かめてください。

Q. 学校で申し込むのと、個人で申し込むのは、どちらがいいですか?

A. どちらでも受験できます。学校で受けられる場合は、会場が近く便利です。個人で申し込む場合は、会場と日時を自分で選べます。

Q. 証明書は、いつ取り寄せればいいですか?

A. 必要な証明書と提出の締め切りを募集要項で確かめ、届くまでの日数に余裕をもって申し込みましょう。

Q. 一度取った級やスコアは、いつまで使えますか?

A. 大学によって、何年以内に取ったものかの条件を決めている場合があります。募集要項で確かめてください。

Q. 不合格が続いて、生徒さんが落ち込んでいます。

A. 技能ごとの点数を一緒に見て、前回より伸びたところを伝えましょう。次に伸ばす技能をしぼると、次の回の目標が立てやすくなります。

まとめ

総合型選抜で英語資格を使うなら、志望校の出願の締め切りから逆算して、受ける回を1年分決めておきましょう。申し込みの締め切りは試験日のかなり前にあるため、試験日とあわせて家族のカレンダーに書いておくことが大切です。証明書の取り寄せにかかる日数や、受験料・交通費も計画に入れ、高校2年生のうちに少なくとも1回は受けておくと安心です。

出典・参考にした資料

  • 公益財団法人 日本英語検定協会「英検」
  • ベネッセコーポレーション「GTEC」