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英検の二次試験(面接)対策|音読・質問への答え方・態度のポイント

公開日

英検の二次試験(面接)は、英文の音読、質問への答え、面接に臨む態度の3つで評価されます。音読は、意味のまとまりで区切って、はっきり読みましょう。質問には、単語だけでなく完全な文で答え、意見を聞かれたら理由を2つ添えると伝わりやすくなります。質問が聞き取れなかったときは、聞き返してもかまいません。一次試験の結果を待たずに練習を始めておくことが、二次試験で力を出すためのいちばんの準備です。オンライン学習塾マスネットでは、生徒さんと一緒に、面接の流れに沿った練習をしています。

「一次試験は合格したけれど、面接が不安です」

英検の一次試験を終えた生徒さんから、よく聞く言葉です。

英検の3級以上では、一次試験(筆記・リスニング)に合格すると、二次試験として面接を受けます。一次試験の結果が出てから二次試験までの期間は、それほど長くありません。英語で話す練習は、短い期間で急に上達するものではないため、一次試験を受け終えたらすぐに準備を始めることが大切です。

総合型選抜では、英検の級を出願の条件にしたり、得点に換算したりする方式があります。級に合格するには、二次試験まで通過する必要があります。必要な級の目安は、英検は何級をいつまでに取ればいい?で説明しています。

二次試験の流れ

二次試験は、面接委員と1対1で行われます。準2級・2級の場合の主な流れは次のとおりです。級によって質問の数や形式が違うので、受ける級の形式を公式サイトで確かめておきましょう。

順番内容
1. 入室とあいさつ入室し、面接委員にあいさつをする。名前と級を確かめられる
2. 簡単な会話「How are you?」など、簡単なやりとりをする
3. 黙読問題カードの英文を、決められた時間で黙読する
4. 音読英文を声に出して読む
5. 英文についての質問英文の内容について質問される
6. イラストについての質問問題カードのイラストについて説明したり、質問に答えたりする
7. 意見を聞く質問問題カードから離れて、受験者の意見を聞かれる
8. 退室問題カードを返し、あいさつをして退室する

評価されること

二次試験は、主に次の点で評価されます。

評価されること内容
音読英文を正しい発音と区切りで、意味が伝わるように読めているか
質問への答え質問に合った内容を、正しい英語で答えられているか
態度(アティチュード)積極的にコミュニケーションをとろうとしているか

態度は、入室から退室までの間、面接委員とやりとりしようとする姿勢が見られます。声の大きさや、相手を見て話すこと、分からないときに黙り込まず聞き返すことなども、態度として評価されます。

対策1. 音読は、意味のまとまりで区切る

音読では、1語ずつ区切って読むのではなく、意味のまとまりごとに区切って読むと、聞き手に内容が伝わります。

区切り方例
主語のあとMany students / use smartphones / to study.
前置詞の前They study / at the library / after school.
接続詞の前This is useful, / because they can / learn anywhere.

黙読の時間に、区切る場所に心の中で印をつけておくと、音読が落ち着いて読めます。知らない単語が出てきても、止まらずに、つづりから読み方を予想して読み進めましょう。タイトルも忘れずに読みます。

対策2. 質問には、完全な文で答える

質問には、単語だけでなく、主語と動詞のある完全な文で答えましょう。

質問の例単語だけの答え完全な文の答え
What is the man doing?Reading.He is reading a book.
Do you like cooking?Yes.Yes, I do. I often cook dinner with my family.

英文についての質問では、答えが英文の中に書かれていることが多くあります。ただし、英文をそのまま読み上げるのではなく、質問に合う形に言いかえることが大切です。例えば、英文中の「they」が何を指すかを確かめ、具体的な言葉に置きかえて答えましょう。

対策3. 意見を聞かれたら、理由を2つ添える

意見を聞く質問では、まず賛成か反対か、自分の立場をはっきり言い、そのあとに理由を2つ話します。

順番話し方の例
立場I think so. / I don't think so.
理由1First, ...
理由2Also, ...

立場は、自分の本当の考えでなくてもかまいません。理由を話しやすいほうを選びましょう。理由は、自分の経験や身近な例を使うと話しやすくなります。この話し方は、ライティングの意見を書く問題とも同じ型です。ライティングの練習は、英検のライティングの練習方法で説明しています。

対策4. 分からないときは聞き返す

質問が聞き取れなかったときは、黙り込まずに聞き返しましょう。

場面表現の例
もう一度言ってほしいときCould you say that again, please?
すみません、と伝えるときPardon? / Sorry?

聞き返すこと自体は、マイナスにはなりにくいとされています。黙ったまま時間が過ぎるほうが、答える機会を失ってしまいます。ただし、何度も聞き返すと時間が足りなくなるので、1つの質問につき1回を目安にしましょう。

練習のしかた

1. 過去の問題で、音読と答え方を練習する

英検の公式サイトには、二次試験の問題の例や過去の問題が公開されています。問題カードを使って、黙読・音読・質問への答えの流れを練習しましょう。

2. 時間を計って、声に出して答える

答えを頭の中で考えるだけでなく、必ず声に出して練習します。質問されてから話し始めるまでの時間も意識し、数秒で話し始められるようにしましょう。

3. 録音して聞き返す

スマートフォンで自分の音読や答えを録音して聞き返すと、声の大きさや、区切り方、言いよどみに気づきます。家族や学校の先生に、面接委員の役をお願いするのもよい方法です。面接委員の役は、英語が得意でなくても、問題の例に書かれた質問を読み上げるだけで務まります。週に2〜3回、1回10分ほどの練習を続けると、本番の流れに慣れていきます。練習のたびに、うまく答えられなかった質問をメモしておき、次の練習で同じ質問にもう一度答えてみましょう。

当日に気をつけること

当日は、会場に早めに着くようにし、待ち時間には、練習した表現を見返して落ち着きましょう。面接の部屋では、入室から退室まで、面接委員の目を見て、はっきりした声で話すことを意識します。問題カードは面接委員の指示があってから裏返し、退室のときには返すのを忘れないようにしましょう。服装は、学校の制服など、ふだん通りの落ち着いた服装で大丈夫です。緊張したときは、最初のあいさつをゆっくり、大きな声で言うと、そのあとも落ち着いて話しやすくなります。緊張への向き合い方は、面接で緊張しないための練習方法でも説明しています。

つまずきやすい点

いちばん多いのは、一次試験の結果が出てから練習を始め、準備の時間が足りなくなることです。一次試験を受け終えたら、自己採点をして、合格の可能性があれば、すぐに二次試験の練習を始めましょう。

次に多いのが、答えを単語だけで終わらせてしまうことです。完全な文で答える習慣は、練習のときから意識しないと身につきません。

もう1つは、意見を聞く質問で、理由が1つしか言えずに終わってしまうことです。ふだんから、身近な話題について「賛成か反対か、理由を2つ」で答える練習をしておきましょう。

学年ごとの考え方

高校1年生は、準2級の二次試験で、英語で話すことに慣れることから始めましょう。高校2年生は、2級の二次試験を目標に、意見を聞く質問への答え方を練習します。英語で自分の考えを話す経験は、総合型選抜の面接で英語の質問がある場合にも役立ちます。高校3年生は、出願に間に合う回で、二次試験まで合格できるよう計画を立てます。受験の計画の立て方は、英語資格の受験計画を家庭で立てるにはで説明しています。

マスネットではこう進めます

オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、月4回の授業を、教科・探究・英語資格・書類に毎月配分し直します。英検の二次試験が近い月は、オンラインの授業で、音読や質問への答え方を、面接と同じ形で練習します。くわしくはコースの特徴をご覧ください。

よくある質問

Q. 二次試験の練習は、いつから始めればいいですか?

A. 一次試験を受け終えたら、すぐに始めましょう。結果が出てからでは、練習の時間が足りなくなることがあります。

Q. 発音に自信がありません。

A. 完ぺきな発音でなくても大丈夫です。はっきりした声で、意味のまとまりで区切って読むことを意識しましょう。

Q. 意見を聞かれて、何も思いつかないときはどうすればいいですか?

A. 賛成か反対か、話しやすいほうを選び、身近な経験を理由にしましょう。本当の考えでなくてもかまいません。

Q. 間違えたときは、言い直してもいいですか?

A. 言い直してかまいません。間違いに気づいたら、落ち着いて正しい形で言い直しましょう。

Q. 二次試験に落ちたら、また一次試験から受けなければいけませんか?

A. 一次試験に合格した人は、一定の期間内であれば、一次試験が免除される制度があります。条件は公式サイトで確かめてください。

まとめ

英検の二次試験は、音読・質問への答え・態度の3つで評価されます。音読は意味のまとまりで区切ってはっきり読み、質問には完全な文で答え、意見を聞かれたら立場を言ってから理由を2つ添えましょう。聞き取れなかったときは黙り込まずに聞き返します。一次試験を受け終えたらすぐに練習を始め、録音や家族との練習で、声に出して答えることに慣れておきましょう。

出典・参考にした資料

  • 公益財団法人 日本英語検定協会「英検」