部活しかしていなくても大丈夫?総合型選抜で使える活動のまとめ方
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部活しかしていなくても、総合型選抜の書類や面接で使える材料は十分に見つかります。大会の結果よりも、どんな役割で、何に困り、どう工夫して、何が変わったかを書けるかが大切です。オンライン学習塾マスネットでは、部活の経験を時期ごとに書き出し、志望学部とつながる出来事を生徒さんと一緒に探しています。
「部活ばかりで、書けることが何もありません」
総合型選抜を考え始めた生徒さんから、よく聞く言葉です。保護者様からも「ボランティアや留学をしていないけれど大丈夫か」と聞かれることがあります。
部活は、週に何日も、2年以上続けることが多い活動です。それだけ長く続けた中には、うまくいかなかったことや、自分なりに工夫したことが必ずあります。目立つ実績がないと感じるのは、結果だけを見ているからかもしれません。
大学が活動の中で見ていること
総合型選抜の書類や面接では、活動の結果そのものより、その経験から何を考え、入学後の学びにどうつながるかが見られることが多いです。県大会に出たかどうかより、「チームの練習メニューを見直して、けがをする部員が減った」のような、自分が動いた具体的な場面のほうが、話を広げやすくなります。
ただし、大学によっては、活動報告書に大会の成績や資格を書く欄があることもあります。どんな書類を出すかは、必ず募集要項で確かめましょう。活動実績がないと感じるときの考え方は、活動実績がなくても総合型選抜は目指せる?でも説明しています。
部活を活動としてまとめる4つの手順
1. 入部から今までを、時期ごとに書き出す
ノートを1ページ使い、高校1年生の春から今までを、学期ごとに区切って書き出します。試合や発表会だけでなく、「レギュラーから外れた」「後輩に教える係になった」「練習方法が変わった」のような出来事も入れましょう。1つの出来事は1行で十分です。
2. 出来事を、困ったこと・工夫・変化の3行にする
書き出した出来事の中から、印象に残っているものを3つ選び、それぞれを3行にまとめます。
| 行 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 困ったこと | 何がうまくいかなかったか | 1年生が練習についてこられず、半分がやめそうになった |
| 工夫 | 自分が何をしたか | 練習の後に10分、1年生と話す時間をつくった |
| 変化 | 何が変わったか | 夏までに、やめる人が出なかった |
3. 数字を1つ入れる
部員の人数、練習の時間、記録の変化など、数字を1つ入れると、読む人が場面を想像しやすくなります。例えば「部員が多かった」より「部員32人のうち、1年生が14人だった」のほうが、伝わり方が変わります。数字は、記録や部誌で確かめられるものだけを使いましょう。
4. 志望学部とのつながりを1つ見つける
まとめた3つの出来事のうち、志望学部の学びとつながりそうなものに印をつけます。後輩に教えた経験なら教育学部、けがの予防を考えた経験ならスポーツや医療系の学部、のように、1つ見つかれば志望理由書の材料になります。書き始め方は、志望理由書は何から書き始める?で説明しています。
書くときに気をつけること
- 部長や副部長でなくても、自分が担っていた役割を書きましょう
- 実際よりも大きく見せる書き方はやめましょう。面接でくわしく聞かれたときに、話が合わなくなります
- 部活の話だけで終わらせず、そこから何を学びたくなったかまで書きましょう
学年ごとの考え方
高校1年生・高校2年生は、今のうちから、練習や試合の後に1行だけ記録を残しておきましょう。後から思い出そうとしても、細かいことは忘れてしまいます。高校3年生は、引退した後の夏休みに、この記事の手順で一気にまとめると、志望理由書と面接の準備に入りやすくなります。
マスネットではこう進めます
オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースでは、書類は生徒さん本人が書きます。講師は、部活の出来事を聞き出す問いかけ、文章の構成、書いた内容の事実確認を担当します。くわしくは指導体制をご覧ください。
よくある質問
Q. 途中で部活をやめてしまいました。書いてもいいですか?
A. 書いてかまいません。やめた理由と、その後に何をしたかを正直に書けば、考えて行動した経験として伝わります。
Q. 大会で1回も勝てていません。
A. 勝てなかった経験から、練習の方法を変えたり、チームで話し合ったりしたことがあれば、十分な材料になります。
Q. 面接で部活のことを聞かれたら、何を話せばいいですか?
A. まとめた3行のうち、いちばん話しやすい出来事を1分で話す練習をしておきましょう。面接の準備のしかたは、総合型選抜の面接でよく聞かれることで説明しています。
まとめ
部活しかしていなくても、総合型選抜で使える材料は見つかります。入部から今までを時期ごとに書き出し、印象に残った出来事を困ったこと・工夫・変化の3行にまとめ、数字を1つ入れましょう。そのうえで、志望学部とつながる出来事を1つ見つけると、志望理由書と面接の準備に進めます。