テスト前にやることが多すぎて整理できないとき|5教科65項目の無料チェックリスト
公開日 執筆:塾長 馬籠先生
テスト範囲が配られた。5教科分の課題と提出物があって、何から手をつければいいのか分からない。気づけば2日経っていて、まだ何も始まっていない。
結論からお伝えします。やることが多すぎて動けないときは、量を減らすのではなく「見える形」にしてください。 頭の中で管理しようとするから動けなくなります。一覧にして、終わったものを消していく。これだけで手が動き始めます。
マスネットでは、5教科65項目のチェックリストを無料で公開しています。登録は不要で、チェックした内容は自動で保存されます。印刷して紙で使うこともできます。
動けなくなる理由は「量」ではありません
テスト前に手が止まる生徒さんは、怠けているわけではありません。
9教科分の課題を、頭の中だけで管理しようとしていることが原因です。
プリント、ワーク、レポート、振り返りシート。配られる場所もタイミングもバラバラで、これを記憶だけで管理するのは大人でも難しい作業です。
管理できていない状態では、何から始めるかの判断もできません。 だから、判断を先送りして時間が過ぎます。
確認してみてください
「今やらないといけないことは何?」と聞いて、すぐに答えられるか。
答えられないなら、やる気の問題ではなく管理の問題です。
頭の外に出すと動き始めます
対処はシンプルです。やることを紙かアプリに書き出してください。
書き出すと、次の3つが起こります。
全体量が見えます。 「終わらない気がする」という感覚が、「あと何個」という数字に変わります。
順番が決められます。 期限が近いもの、配点が大きいもの、時間がかかるもの。優先順位をつけられるのは、一覧があるときだけです。
終わりが見えます。 消していく作業そのものが、進んでいる実感になります。
頭の中にあるうちは、どれだけ考えても整理されません。 出すこと自体が解決策です。
チェックリストを使う
一から書き出すのが大変な場合、すでに項目が入ったチェックリストを使う方法があります。
マスネットでは、5教科について14日前から前日までにやること65項目をまとめたチェックリストを公開しています。
入っている項目
教科ごとに、3つの期間に分けて項目が並んでいます。
| 期間 | 項目の例 |
|---|---|
| 14日前〜8日前 | ワークの範囲を最後まで1周する/解けなかった問題に×印をつける/ワークの提出日をカレンダーに書く |
| 7日前〜3日前 | ×だった問題だけを解き直す/解けた問題の×を○に書き換える/単語を日本語から英語で書けるかテストする |
| 2日前〜前日 | 用語をもう一度テストする/×が残っている問題だけを解く/公式をノートに書き出す |
すべて行動できる粒度にしてあります。「しっかり復習する」のような抽象的な項目は入れていません。
使い方
テスト初日を入力します。 残り日数と、今どの期間にいるかが表示されます。
教科名を押すと項目が開きます。 5教科が折りたたまれているため、一度に全部が目に入って圧倒されることはありません。
終わった項目にチェックを入れます。 進んだ量がバーに反映されます。
チェックは自動で保存されます。 ページを閉じても残っているため、毎日開いて続きから使えます。
印刷もできます。 紙で管理したい場合は、印刷ボタンから全教科が開いた状態で出力されます。
診断の結果と連動します
マスネットでは、失点のタイプが分かる無料診断も公開しています。
診断を受けてからチェックリストを開くと、タイプに合わせた重点項目が一番上に表示されます。
取りこぼし型なら見直しに関する項目、時間配分型なら時間を意識した項目が優先されます。
合わせずに通常のリストとして使うこともできます。切り替えはいつでも可能です。
また、逆算スケジュールで入力したテスト初日は引き継がれます。 もう一度入力する必要はありません。
それでも多いと感じたら
項目を見て「これは無理だ」と感じる場合、開始時期が遅いか、範囲の見積もりが甘いかのどちらかです。
残り日数が少ない場合は、優先順位をつけて絞ってください。
絞る基準は3つです。
配点の大きい部分から。 授業で時間をかけた単元、先生が繰り返し強調した部分、範囲表に指示がある部分。
基本問題を優先する。 定期テストは基本から標準レベルが6割から7割を占めます。応用を捨てても、基本を取り切れば60点前後には届きます。
暗記で取れる部分を拾う。 理科と社会の用語、英単語、漢字、公式。考えなくても取れる部分は、短時間で確実に得点になります。
捨てる判断は手抜きではありません。 限られた時間で得点を最大化する、正しい戦略です。
提出物だけは落とさないでください
時間がない場合でも、提出物の期限だけは守ってください。
提出物は、評定の「主体的に学習に取り組む態度」を評価する中心的な材料です。テストの点が同じでも、提出物の有無で評定は変わります。
そして内申点は、多くの都道府県で高校入試の合否に直結します。
期限内に出す。空欄を作らない。間違いに直しを入れる。 この3つが条件です。
答えを写して全問正解にしたワークより、間違い+赤の直しがあるワークの方が評価されます。しかも直しを入れる作業は、そのままテスト勉強になります。
現場で見えたこと
保護者様からご相談をいただくとき、「やる気がない」という表現をよく聞きます。
しかし話を聞いていくと、やることが把握できていないケースがほとんどです。
本人も「やらなきゃいけない」とは思っている。しかし何から手をつけるかが決められず、結果として動けていない。
これはやる気の問題ではなく、管理の問題です。
マスネットでは授業ごとに、次回までの課題をシステム上のTODOとして1つずつ登録しています。「数学のワーク34ページ」という粒度まで落とし込みます。
この形にしてから、それまで家庭学習がほぼゼロだった生徒さんが動き始めるケースを何度も見ています。
「勉強する」は行動になりませんが、「34ページを解く」は行動になります。
もう一つ、宿題システムの記録から見えたことがあります。動き始めた生徒さんの多くは、最初は締切当日にまとめて提出しています。 それが数か月かけて、少しずつ前倒しになります。
最初から計画的にはなりません。 まず出せるようになり、その後で早くなる。この順番です。
チェックリストも同じです。最初は項目が残ったまま終わるかもしれません。 それでも、何が残ったかが分かれば次に活かせます。
よくある質問
Q. チェックリストに登録は必要ですか。
不要です。開いてすぐ使えます。個人情報の入力もありません。
Q. チェックした内容は保存されますか。
ご利用の端末に保存されます。ページを閉じても残っているため、毎日開いて続きから使えます。
Q. 項目が多すぎて終わりません。
開始時期が遅い可能性があります。配点の大きい部分、基本問題、暗記で取れる部分に絞ってください。絞る判断は手抜きではありません。
Q. 印刷して使えますか。
できます。印刷ボタンを押すと、全教科が開いた状態で出力されます。
Q. 自分の学校に合わない項目があります。
テスト範囲と提出物は学校によって違います。使わない項目は飛ばし、必要な項目は紙に書き足してお使いください。
Q. 副教科の項目はありますか。
現在は5教科分です。副教科は配布プリントとワークの暗記が中心になるため、1週間前から別途対策してください。内申点に直結します。
次に読んでいただきたい記事
2週間前からの手順を詳しく知りたい方へ。
→ 定期テスト2週間前にやること全部|チェックリスト付きで抜けを潰す
範囲が広くて終わらない場合の絞り方はこちらです。
→ 定期テストの範囲が広いときの優先順位|捨てる判断が点数を上げる
管理の仕組みを作りたい方へ
やることを一覧にしても、確認する人がいなければ後回しになります。
これは意志の強さの問題ではありません。人は誰も見ていない約束を守り続けることが苦手です。
マスネットでは、授業ごとの課題設定と提出管理、毎回の授業報告書を通じて、学習が回る仕組みを作っています。保護者様が毎日確認する必要がなくなるため、家庭での声かけの回数も減ります。