ハノイ在住の中学生の高校受験|日本人学校・インター別の準備と、時差2時間で続ける日本の勉強
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
ハノイ在住の中学生の高校受験|日本人学校・インター別の準備と、時差2時間で続ける日本の勉強
「ハノイ日本人学校から、日本の高校へ進みたい」
「インターに通っているけれど、日本の受験勉強はどこから始める?」
「帰国先が未定なので、準備を進められない」
ハノイから日本の高校を目指す場合は、最初に、受験する年度・現在の学校の課程・帰国時期を整理しましょう。
帰国先が決まっていなくても、国語と数学の到達度を確認し、日本の教科学習を続けることはできます。進学先の候補が見えたら、出願資格と試験科目に合わせて準備を具体化します。
ハノイの日本人中学生は、どんな環境で学んでいる?
ハノイ日本人学校の公式案内では、日本の小学校・中学校とほぼ同じ内容を、日本語で学べると説明されています。
一方、インターナショナルスクールや現地校では、学ぶ言語、学年の区切り、教科の進み方が異なります。
| 現在の学校 | 受験準備の出発点 |
|---|---|
| 日本人学校 | 学校の学習を土台に、志望校の出題形式を確認する |
| インター | 修了課程と受験資格を確認し、日本語での答案を確かめる |
| 現地校 | 課程・証明書と、日本の教科内容との差を整理する |
学校の種類だけで、英語力や日本語力が十分かどうかは判断できません。実際の問題で確認してください。
最初に決めたいのは、受験後の生活
日本の高校へ進むときは、受験だけでなく、入学後の生活を考えます。
- 家族で帰国する。
- 本人が日本の寮や親族宅などで暮らす。
- ハノイで学び続け、大学進学の段階で日本も検討する。
本人が日本へ進む場合は、学校の受け入れ条件、保護者・保証人などの条件、生活を支える人、費用を確認します。
現地で学び続ける場合も、大学の帰国生入試を利用できるかは別の条件確認が必要です。「海外に長く住んでいれば、将来どの帰国生入試でも受けられる」とは考えないようにしましょう。
帰国生入試の出願資格を確認する
帰国生入試は、学校・方式によって条件が異なります。
| 確認項目 | 確かめたい内容 |
|---|---|
| 海外在住・在学期間 | 必要な期間と数え方 |
| 帰国時期 | 帰国後の期間に制限があるか |
| 在籍校 | 日本人学校・インター・現地校の扱い |
| 卒業・修了課程 | 受験資格を満たすか |
| 保護者の条件 | 海外勤務・同居・居住など |
| 試験内容 | 学科、作文、面接、資格など |
一般入試を検討する場合も、居住地や海外の学校から提出する書類について、学校・教育委員会の案内を確認してください。
インターのGradeやYearを、日本の学年へ数字だけで置き換えるのは避けます。生年月日と修了予定日をそろえ、どの年度を受験できるか確認しましょう。
日本人学校の生徒が確かめたいこと
日本の教科を学んでいても、学校の定期テストと高校入試では、問題の量や形式が異なります。
候補校が決まったら、次の点を確認します。
- 制限時間の中で解き終えられるか。
- 国語の記述を、指定条件に沿って書けるか。
- 数学で途中式や証明を残せるか。
- 学科以外の選考に、どんな準備が必要か。
学校の成績だけで準備の要否を決めず、過去問などで確認してください。
インター・現地校の生徒は、国語と数学を日本語で確かめる
日常会話ができることと、入試の文章を読み、条件に合う答案を書くことは別です。
国語では、漢字、文章を読む速さ、設問の指示、記述の書き方を確認します。
数学では、「変化の割合」「対応する辺」「証明しなさい」などの日本語表現に加え、日本の問題形式で解答できるかを見ます。
理科・社会が必要な入試なら、その範囲も別途計画してください。英語が得意な場合も、志望校の英語の形式は確認しましょう。
日本の教科書を確保する方法も確認する
在ベトナム日本国大使館は、海外在住の小・中学生向けに、日本の教科書の無償給与について案内しています。対象条件や申込時期があり、日本人学校に通う場合と、それ以外の場合で手続きが異なります。
インター・現地校に通うご家庭は、自分の居住地域の管轄、対象条件、必要な手続きを確認してください。
教科書を受け取った後は、全ページを一度に進めるより、現在の学年と受験科目に合わせて、毎週取り組む単元を決めます。
日本との時差2時間を、どう使う?
ハノイはUTC+7、日本はUTC+9です。2026年のハノイでは、夏時間による時計の変更がありません。
| ハノイ | 日本 |
|---|---|
| 16:00 | 18:00 |
| 17:00 | 19:00 |
| 18:00 | 20:00 |
| 19:00 | 21:00 |
この表は時刻の対応であり、授業の空き時間を示すものではありません。
授業時間は、下校時刻だけでなく、通学、食事、現地校の宿題を終える時間も考えて相談しましょう。
帰国時期が未定の間にできる1週間の準備
次は、基礎を維持するための例です。
- 平日3日:国語の読解・漢字を20分。
- 平日2日:数学の基本問題を30分。
- 週1回:間違えた問題を解き直す。
- 月1回:進路候補と帰国の見通しを家族で確認する。
受験学年や必要科目によって、これ以上の学習量が必要になります。実際に使える時間と到達度をもとに調整してください。
書類・出願・渡航は、同じ予定表にまとめる
海外からの受験では、次の日程をまとめて管理します。
- 高校への事前確認。
- 成績・在学・卒業見込みなどの証明書発行。
- 出願と検定料の支払い。
- 試験・面接。
- 合格発表・入学手続き。
- 渡航と現地校の予定。
書類は、言語、様式、原本の要否、翻訳の条件も確認します。郵送の場合は、必着・消印有効や指定された送付方法を見落とさないようにしましょう。
よくある質問
帰国する地域が決まらないと、何も始められませんか?
国語・数学の基礎を維持し、候補校の受験条件を調べることはできます。地域が決まった後に、必要科目や入試形式へ合わせます。
英語が得意なら、国語と数学は後回しでよいですか?
必要な試験科目によります。国語・数学を課す学校なら、現在の到達度を早めに確認し、準備期間を見積もってください。
ハノイから日本のオンライン塾を受講できますか?
マスネットは海外からの受講にも対応しています。学校の課程、目標、学習できる現地時間を共有してご相談ください。
ハノイからの高校受験を相談したい方へ
相談前に、現在の学校・学年、生年月日、帰国予定、受験を考えている年度を整理しておくと、状況を伝えやすくなります。
マスネットは、完全1対1のオンライン個別指導塾です。日本の教科学習と現地の学校生活を合わせ、どの科目から準備するかをご相談いただけます。
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※出願資格、必要書類、教科書の手続き、試験日程は、受験年度の学校・教育委員会・在外公館の最新案内を確認してください。