小学6年生の中学準備はいつから?冬休みから始める3つの準備と、中学校で変わること
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
小学6年生の秋。中学受験はしないけれど、中学校の勉強についていけるか心配になってきた。中学準備はいつから、何をすればいいのか。塾に通わせるべきなのかも迷っている。
結論からお伝えします。公立中学校に進む小学6年生の中学準備は、冬休みから春休みにかけて始めるのがおすすめです。やることは、算数の総復習(特に分数・割合・速さ)、英語の基礎、家庭学習の習慣づくりの3つです。中学校では、最初の定期テストから内申に関わる成績がつきます。小学校の内容に穴を残さずに入学することが、中学校のいちばんの準備です。
この記事は、オンライン学習塾マスネットが運営しています。塾に通わなくても中学準備はできることも含めて、正直に書きます。
中学校で変わること
| 小学校 | 中学校 | |
|---|---|---|
| テスト | 単元ごとの小テストが中心 | 数か月分の範囲を、定期テストでまとめて問われる |
| 成績 | 「よくできる」などの段階評価 | 5段階の評定がつき、高校入試の内申に使われる地域が多い |
| 授業 | 学級担任が多くの教科を教える | 教科ごとに先生が変わる |
| 算数・数学 | 計算や図形が中心 | 負の数、文字式、方程式など、抽象的な内容が始まる |
| 英語 | 聞く・話すが中心 | 文法と書く力が求められ、定期テストで点数がつく |
| 家庭学習 | 宿題が中心 | 自分で計画を立てて、テスト勉強をする必要がある |
中学校で戸惑う生徒さんの多くは、勉強の内容よりも、定期テストという仕組みに慣れていないことでつまずきます。範囲表が配られ、2週間前から自分で計画を立てて勉強する。この流れは、小学校ではほとんど経験しません。
中学校の最初の定期テストの準備については、別の記事にまとめています。
中学準備でやるべき3つのこと
1. 算数の総復習
中学校の数学は、小学校の算数の上に積み上がります。特に次の単元は、中学校で直接使います。
| 小学校の単元 | 中学1年生でつながる単元 |
|---|---|
| 分数の計算(約分・通分・かけ算・わり算) | 正負の数、文字式、方程式 |
| 割合・速さ | 方程式の文章題 |
| 比、比例と反比例 | 比例と反比例 |
| 図形の面積・体積 | 平面図形、空間図形 |
分数の計算と、割合・速さは、特に重点的に復習してください。中学1年生の方程式の文章題でつまずく生徒さんの多くは、小学校の割合と速さがあいまいなままです。
→ 小学5年生の割合・速さが分からないときの教え方|「もとにする量」を見つける手順と、公式に頼らない考え方
2. 英語の基礎
小学校では、英語を聞いたり話したりする活動が中心でした。中学校では、文法の理解と、英文を書く力が求められます。
入学前にやっておきたいのは、次の3つです。
| 準備 | 内容 |
|---|---|
| アルファベット | 大文字・小文字を、正しく書けるようにする |
| 基本の単語 | 小学校で習った単語を、読めて書けるようにする |
| 英語の語順 | 「私は〜です」「私は〜が好きです」など、簡単な英文の語順に慣れる |
3. 家庭学習の習慣
中学校では、授業のない日の家庭学習が成績を決めます。入学前に、毎日決まった時間に机に向かう習慣を作っておいてください。
最初は1日20分から30分で十分です。時間と場所を決め、毎日続けることが大切です。
中学準備のスケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 12月〜1月(冬休み) | 算数の総復習を始める。特に分数と割合・速さ |
| 2月 | 算数の苦手な単元を埋める。英語のアルファベットと基本の単語 |
| 3月(春休み) | 中学1年生の最初の単元(正負の数、英語のbe動詞など)に軽く触れる。家庭学習の時間を固定する |
| 4月(入学後) | 最初の定期テストに向けて、授業の復習を毎日続ける |
先取りより、小学校の総復習を優先してください。 中学校の内容を先に進めても、小学校の内容に穴があると、結局そこでつまずきます。
中学準備に、塾は必要か
中学準備は、塾に通わなくてもできます。
| 塾がなくても準備できる子 | 外の力を借りた方がよい子 |
|---|---|
| 算数のテストで安定して点が取れている | 分数や割合・速さでつまずいている |
| 家庭で決まった時間に勉強できている | 家庭学習の習慣がない |
| 分からないところを、家族に質問できる | 家庭で教えると、けんかになる |
塾を利用する場合は、小学校の内容の総復習ができるか、中学校の定期テストの対策までつながるかを確認してください。
小学生のうちから1対1で準備する
中学準備の講座には、集団で中学校の内容を先取りする形と、1対1で小学校の内容の穴を埋める形があります。
算数につまずきがある場合は、1対1でつまずいている単元まで戻る形が合います。集団の先取りの講座では、小学校の内容の穴は埋まりません。
小学生のオンライン塾の選び方は、別の記事にまとめています。
→ 小学生にオンライン塾は早い?学年別の目的と、続けられる子・合わない子の見分け方
オンラインが向かないケースもあります
画面越しだと集中が続かない子や、家に落ち着いて学習できる場所がない子には、通塾の方が合います。体験授業で、お子さんの様子を確かめてください。
マスネットの場合
| 準備 | マスネットの対応 |
|---|---|
| 算数の総復習 | 算数|基礎コースでは、つまずきの根っこにある前の学年の内容まで戻り、中学数学にスムーズにつながる土台を作ります |
| 英語の基礎 | 小学生英語|基礎コースでは、中学英語でつまずかないための土台(be動詞や語順の感覚)を少しずつ養います |
| 家庭学習の習慣 | 宿題システムで、毎日の課題をページ単位で設定します |
| 中学校への接続 | 中学校に入学したあとも、同じ講師のまま中学生の指導に移ることをご相談いただけます |
| 費用 | 何科目受講しても料金は同じです。算数と英語の両方を受けても、料金は変わりません |
→ 算数|基礎コースの内容を見る
→ 小学生英語|基礎コースの内容を見る
現場で見えたこと
中学1年生の最初の定期テストで点数が伸びなかった生徒さんの答案を見ると、中学校の内容よりも、小学校の分数の計算や割合でつまずいていることが少なくありません。
正負の数の計算に分数が出てくると、手が止まる。方程式の文章題で、割合の問題が解けない。中学校の内容が難しいのではなく、小学校の内容がそのまま表に出てきているのです。
小学6年生の冬から春休みに、算数の総復習をしてから入学した生徒さんは、中学校の数学の最初の数か月で大きくつまずくことが少なくなります。中学準備は、先取りより、小学校の穴をなくすことだと考えています。
よくある質問
Q. 中学準備はいつから始めればいいですか。
小学6年生の冬休みから春休みにかけて始めるのがおすすめです。算数の総復習、英語の基礎、家庭学習の習慣づくりの3つを進めてください。
Q. 中学準備では、何をすればいいですか。
算数の総復習(特に分数と割合・速さ)、英語の基礎(アルファベット、基本の単語、語順)、毎日決まった時間に机に向かう習慣づくりの3つです。
Q. 中学校の内容を先取りした方がいいですか。
先取りより、小学校の総復習を優先してください。小学校の内容に穴があると、中学校の内容を先に進めても、そこでつまずきます。
Q. 中学準備に塾は必要ですか。
必ずしも必要ではありません。算数でつまずいている、家庭学習の習慣がない、家庭で教えるとけんかになる、といった場合は、外の力を借りることを検討してください。
Q. 中学校で、何が一番変わりますか。
定期テストという仕組みです。数か月分の範囲を、自分で計画を立てて勉強する必要があります。そして、その成績が高校入試の内申に使われる地域が多くあります。
Q. 英語は、入学前にどこまでやればいいですか。
アルファベットを正しく書けること、小学校で習った単語を読めて書けること、簡単な英文の語順に慣れておくことができれば十分です。
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中学準備を考えている方へ
中学準備は、先取りより、小学校の穴をなくすことが大切です。冬休みから始めれば、春の入学までに十分に間に合います。
マスネットでは、2つの入口をご用意しています。
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