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オンライン面接の準備|部屋・機材・通信の整え方と家庭でできること

公開日

総合型選抜のオンライン面接では、部屋・機材・通信の3つを、前日までに整えておくことが大切です。カメラは目の高さにし、顔が正面から明るく映るようにしましょう。本番と同じ部屋と機材で、家族が面接官役になって練習しておくと、当日落ち着いて臨めます。2027年度入試からは、総合型選抜で面接が原則必須になり、オンラインでの実施も認められています。オンライン学習塾マスネットでは、オンラインの授業と同じ環境で、面接の練習も行っています。

「オンライン面接の準備は、家で何をすればいいのでしょうか」

オンライン面接を受ける生徒さんの保護者様から、よく聞かれる質問です。

オンライン面接は、会場に行かなくてよい一方で、受ける部屋や機材、通信の準備を家庭で行う必要があります。当日に音声が聞こえない、画面が止まる、家族の生活音が入る、といったことが起こると、生徒さんは話す内容に集中できなくなります。家庭でできる準備をしておくことで、生徒さんが面接そのものに集中できる環境をつくれます。

オンライン面接はなぜ増えているのか

文部科学省は、2027年度入試の実施要項で、総合型選抜と学校推薦型選抜では面接による評価を行うよう求めました。面接は、対面のほかにオンラインで行ってもよいとされています。遠くに住む受験生も受けやすくなるため、オンラインで面接を行う大学もあります。どの方法で行うかは大学ごとに違うので、募集要項や受験票と一緒に届く案内で確かめましょう。同じ大学でも、方式によって対面とオンラインが分かれることがあります。変更点は、2027年度入試から総合型選抜で面接が原則必須にで説明しています。

部屋の準備

確かめること準備のしかた
静かさ家族の話し声、テレビ、ペットの声が入らない部屋を選ぶ
背景壁やカーテンなど、物が少ない背景にする。ポスターや洗濯物は映らないようにする
明るさ顔の正面から光が当たるようにする。窓を背にすると顔が暗くなる
机と椅子姿勢よく座れる高さにする。回転する椅子は動かないようにする

大学によっては、部屋にほかの人がいないことや、机の上に何も置かないことを求める場合があります。カメラで部屋の中を映すよう求められることもあります。受験の注意事項を必ず読んでおきましょう。

機材の準備

機材確かめること
パソコン(またはタブレット)大学が使う機器を指定していないか。画面の大きさに余裕があるか
カメラ目の高さに置けるか。画面に顔と肩までが映るか
マイク・イヤホン声がはっきり届くか。相手の声が聞き取りやすいか
電源充電が切れないように、電源につないでおく。予備の充電器も用意する
通信安定してつながるか。できれば有線、または電波の強い場所を選ぶ

スマートフォンで受けられる場合でも、画面が小さく、手で持つと映り方が安定しないため、できればパソコンを使い、台に固定するのがおすすめです。

カメラの高さと映り方

カメラは目の高さか、少し上に置きます。ノートパソコンの場合は、本や台を重ねて高さを調整しましょう。カメラが下にあると、相手からは見下ろされているように見えます。カメラとの距離は、腕を伸ばしたくらいが目安です。画面には、顔と肩、胸のあたりまでが映るようにします。

通信の確認

面接の時間帯に、家族が動画を見たり大きなデータをダウンロードしたりすると、通信が不安定になることがあります。パソコンの自動更新も、面接の前に済ませておきましょう。面接の間は、家族のインターネットの使用を控えていただくと安心です。

事前の接続確認

大学は、面接に使う会議用のアプリや接続の方法を指定します。前日までに次のことを確かめておきましょう。

  1. 指定されたアプリを入れ、最新の状態にしておく
  2. 大学の案内にある接続の手順を、印刷して手元に置く
  3. 家族と接続の練習をして、カメラ・マイク・音声が使えるか確かめる
  4. 表示される名前を、大学の指示どおり(受験番号や氏名など)に設定する
  5. 通信が切れたときの大学の連絡先を、紙に書いて手元に置く

接続確認の時間を大学が設けている場合は、必ず参加しましょう。本番で使うパソコンと部屋で参加すると、当日の環境をそのまま確かめられます。

本番と同じ環境で練習する

オンライン面接の練習は、本番と同じ部屋、同じ機材、同じ服装で行うのがいちばん効果的です。家族が別の部屋から面接官役になって接続し、よく聞かれる質問をしてみましょう。

画面越しでは、表情や声の調子が伝わりにくくなります。対面のときよりも少しはっきり、ゆっくり話すことを意識し、話すときは画面の相手の顔ではなく、カメラのレンズを見ると、相手には目を見て話しているように見えます。練習のときに録画して見返すと、目線や声の大きさを確かめられます。録画を家族と一緒に見て、聞き取りにくかったところを伝えてもらうのも効果的です。面接で緊張しないための練習は、面接で緊張しないための練習方法で説明しています。

画面越しで伝わりやすい話し方

対面のときオンラインのとき
相手の目を見て話すカメラのレンズを見て話す
ふつうの速さで話す少しゆっくり、はっきり話す
うなずきは小さくてもよいうなずきを少し大きめにする
話し終わりは自然に話し終わりは「以上です」と区切ると伝わりやすい
声の大きさはふつうマイクに届くよう、少し大きめの声で話す

画面越しでは、少しの音声の遅れで、相手と話し始めが重なることがあります。相手の話が終わってから一呼吸おいて話し始めると、重なりにくくなります。

当日の流れ

時間やること
前日機材の充電、アプリの確認、服装の準備。部屋を片づける
当日の朝家族に面接の時間を伝え、その時間は静かにしてもらう
30分前パソコンを起動し、カメラ・マイク・通信を確かめる
10分前接続の手順を確かめ、指示された時間に接続する
面接中カメラを見て、少しゆっくり話す
終了後大学の指示に従って退出する。必要なら終了の連絡をする

前日に確かめるチェックリスト

  • パソコンの充電と、電源の準備ができているか
  • 指定のアプリが最新の状態か
  • 接続の手順と、大学の連絡先を印刷して手元に置いたか
  • カメラの高さ、顔の明るさ、背景を確かめたか
  • マイクとイヤホンで、声が聞こえるか確かめたか
  • 部屋を片づけ、机の上に余計な物がないか
  • 服装を用意したか
  • 家族に面接の時間を伝えたか

トラブルが起きたとき

面接中に通信が切れたり、音声が聞こえなくなったりしても、慌てずに大学の案内に従いましょう。多くの場合、再接続の方法や連絡先が事前に案内されています。自分で解決しようとして時間を使うより、案内された連絡先にすぐ連絡するほうが安心です。何時何分に何が起きたかをメモしておくと、大学に状況を伝えやすくなります。家族は、連絡先に電話をかけるなどの手助けができるよう、面接中は家にいていただくと心強いです。

保護者様にお願いしたいこと

  • 面接の時間帯は、家族全員が静かに過ごし、インターネットの使用を控える
  • 面接官役になって、本番と同じ環境で練習に付き合う
  • 当日、トラブルが起きたときにすぐ動けるよう、家にいる
  • 面接が終わったら、内容を問いつめず「お疲れさま」と声をかける

面接の中身は生徒さん本人が準備するものですが、環境を整えることは家庭でしかできない準備です。きょうだいがいるご家庭では、面接の時間帯の過ごし方を前日に話し合っておくと安心です。保護者様の協力が、生徒さんの安心につながります。

学年ごとの考え方

高校1年生・高校2年生は、学校のオンライン授業や面談の機会に、カメラの位置や話し方を意識してみましょう。画面越しで話すことに慣れておくと、高校3年生の準備が楽になります。高校3年生は、出願した大学の面接がオンラインかどうかを確かめ、本番の2週間前までに機材と部屋を整えます。

マスネットではこう進めます

オンライン学習塾マスネットの総合型選抜・学習伴走コースは、授業をオンラインで行っているため、画面越しで話すことに日ごろから慣れておけます。志望理由書の内容をもとに、生徒さんと一緒に話す材料を整理し、回答と改善点を記録しながら練習します。高校3年生は、追加メニューで模擬面接2回(回答と改善点の記録つき)を受けることもできます。くわしくは料金をご覧ください。

よくある質問

Q. オンライン面接の服装は、何を着ればいいですか?

A. 大学の指示がなければ、対面の面接と同じく、制服などきちんとした服装がおすすめです。上半身しか映らなくても、全身を整えておくと気持ちが引き締まります。

Q. スマートフォンで受けてもいいですか?

A. 大学が認めていれば受けられますが、画面が小さく映り方も安定しにくいので、できればパソコンを使い、台に固定しましょう。

Q. 家に静かな部屋がありません。

A. 大学によっては、学校の部屋を使わせてもらえることもあります。担任の先生に相談してみましょう。受ける場所に決まりがないかも、募集要項で確かめてください。

Q. 面接中に家族が部屋にいてもいいですか?

A. 多くの大学では、受験生一人で受けることが求められます。家族は別の部屋で待ち、トラブルのときにすぐ動けるようにしておきましょう。

Q. 通信が切れたら、不利になりますか?

A. 大学の案内に従って再接続や連絡をすれば、多くの場合は対応してもらえます。落ち着いて、案内された手順に従いましょう。

まとめ

総合型選抜のオンライン面接は、部屋・機材・通信の3つを前日までに整えておくことが大切です。カメラは目の高さにして顔が正面から明るく映るようにし、指定されたアプリで接続の確認を済ませておきましょう。本番と同じ環境で家族が面接官役になって練習し、当日は家族全員で静かな環境を整えることが、生徒さんが面接に集中するための何よりの準備です。

出典・参考にした資料