総合型選抜の面接「最近気になるニュース」の答え方|選び方・回答の組み立て・深掘り対策
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総合型選抜の面接「最近気になるニュース」の答え方|選び方・回答の組み立て・深掘り対策
「最近気になるニュース」を聞かれたら、出来事の説明だけで終わらず、なぜ関心を持ち、どう考えたかを伝えましょう。
難しい話題を選ぶことより、内容と根拠を理解していることが大切です。「それはなぜですか」「別の立場ではどう考えますか」と聞かれたときに、自分の言葉で説明できるニュースを準備してください。
面接全体の準備については、総合型選抜の面接準備ガイドも参考になります。この記事ではニュースに関する質問に絞って解説します。
ニュース選びで確認したい三つのこと
候補は、次の条件で選びます。
- 何が起きたのかを、専門用語に頼りすぎず説明できる。
- 自分の経験や疑問と、関心を持った理由をつなげられる。
- 報道の出典を確認でき、その後の動きも調べられる。
全国的な大きな事件だけが候補ではありません。地域の交通、学校の取り組み、医療や福祉、農業、文化なども、自分の関心に合えば検討できます。
志望学部との関係があれば説明しやすくなりますが、無理につなげる必要はありません。「この大学を志望しているから、このニュースにも関心があるはず」と、後から興味を作ると、追加質問で説明が苦しくなります。
記事を読んだら、日付・出典・事実をメモする
見出しだけで内容を判断せず、本文を読みましょう。できれば、記事が参照している自治体・省庁・大学・企業などの発表資料も確認します。
| メモする項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 報道日 | いつ報じられたか |
| 出来事の日付 | 発表日・実施日・調査時期はいつか |
| 出典 | どの媒体・機関の情報か |
| 分かったこと | 資料から確認できる事実は何か |
| 自分の考え | 何に賛成・疑問を持ち、その理由は何か |
| 未確認のこと | 追加で調べる必要がある点は何か |
「導入を検討している」「試行する」「正式に導入した」は異なる状態です。見出しを短く言い換えるときに、決まっていないことを決定済みとして説明しないようにしてください。
回答は「出来事→関心の理由→考え→課題」で組み立てる
最初の回答では、次の順序を使うと話の流れを整理できます。
- どのニュースに関心を持ったか。
- なぜ自分にとって気になったか。
- その出来事をどう考えたか。
- さらに確認したい点や課題は何か。
面接官から時間や答え方の指示があれば、それに従います。指示がないときも、最初から背景をすべて説明せず、要点を伝えて追加質問に答える練習をしましょう。
回答例:図書館の開館時間を延長する場合
以下は、回答の構造を学ぶための架空の練習素材です。実際のニュースや受験生の経験ではありません。本番では、自分が読んで確認した報道と実際の経験に置き換えてください。
市立図書館が日曜日の開館時間を延長する試行に関心があります。私自身、休日に調べ物をしていて、利用時間をもう少し確保できるとよいと感じたことがあるためです。利用できる時間が増えることには賛成ですが、職員の負担や追加費用も確認する必要があると思います。試行前後で誰の利用が増えたかを調べれば、必要とされている時間帯を考えやすくなると考えました。
この例では、施策の紹介に加えて、関心の理由、立場、確認したい点を述べています。ただし、自分の経験だけで地域全体の需要を証明したことにはなりません。
深掘り質問は「根拠・別の立場・確かめ方」で準備する
上の架空例なら、次の質問を使って練習できます。
| 追加質問 | 考える手掛かり |
|---|---|
| 延長すれば、必ず利用者は増えますか? | 自分の予想と確認済みの結果を分ける |
| 費用が増えることをどう考えますか? | 誰にどんな効果があり、何と比較するかを考える |
| 利用者数だけで評価できますか? | 利用時間帯、利用目的、利用しにくい人の事情も考える |
| 何を調べれば判断できますか? | 必要なデータと、集める方法を挙げる |
正解らしい結論を急いで作る必要はありません。「現時点ではこの点まで確認できています。判断には、この情報も必要だと思います」と説明できるようにします。
事実と意見を混ぜない言い方
たとえば「利用者が増えた」という事実を確認しても、原因が開館時間の延長だけだとは限りません。別のイベントや時期の影響も考えられます。
| 言いたい内容 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 資料に書かれている事実 | 「市の発表では、〜とされています」 |
| 自分の解釈 | 「私は、この点から〜と考えました」 |
| まだ確認していないこと | 「費用の詳細は、まだ確認できていません」 |
| 今後調べたいこと | 「判断するには、〜を比べたいです」 |
知らない数値を推測で埋めたり、報道にない効果を断定したりしないようにしましょう。意見が異なる人の事情まで考えると、話題への理解を深められます。
面接前の練習は、原稿を読むより対話で行う
まず、ニュースのURLと自分のメモを一枚にまとめます。その後は原稿を閉じて、要点を口頭で説明してください。
練習相手には、毎回違う追加質問をしてもらいます。答えられなかった箇所を調べ直し、メモを更新する流れにすると、用意した文章の再生から一歩進めます。
面接前日には続報も確認しましょう。方針の変更や訂正があれば、古い情報のまま話さないようにします。
よくある質問
「最近」は何日前までですか?
すべての大学に共通する日数はありません。時期の指定があれば従い、指定がなければ、現在も動きがある話題を選んで最新の状況を確認します。
政治や社会問題を選んでもよいですか?
題材だけで一律に避ける必要はありません。根拠を示し、異なる立場の事情も理解したうえで、自分の考えを説明できるかを確かめてください。
志望学部に関係するニュースが見つかりません。
学部名だけで検索せず、学びたい授業や研究テーマに関わる身近な課題から探してみましょう。自分が何に疑問を持つのかを整理することも準備になります。
ニュースへの関心を、面接で説明できる形にする
マスネットの総合型選抜対策では、本人の関心や経験をもとに、回答の組み立てと追加質問への対応を相談できます。
相談時には、志望大学・学部、面接日、気になった記事のURL、自分の考えのメモをお知らせください。完成した回答文がなくても、話題の整理から始められます。