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鳥取県の高校受験|内申点と学力検査の比率・日程を解説【2027年度】

公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生

鳥取県の県立高校入試は、一般入学者選抜でも学校・学科によって実施教科や配点比率が異なります。「5教科250点だけを見ればよい」と考えると、志望校の選抜方法とずれることがあります。

2027年度(令和9年度)の一般入学者選抜は、3教科以上の学力検査、調査書、全員面接などを使って総合的に判定します。学力検査と調査書の比率は、学校・学科ごとに8:2から2:8の範囲です。

この記事では、鳥取県教育委員会が公表した令和9年度の方針をもとに、特色入学者選抜と一般入学者選抜、内申点の見方、日程、受験勉強の優先順位を解説します。

※制度情報は2026年9月24日時点です。出願前には、必ず鳥取県教育委員会と志望校の最新資料をご確認ください。


鳥取県の県立高校入試は3つの選抜が中心

全日制・定時制では、主に次の選抜があります。

選抜対象・特徴主な資料
特色入学者選抜学校が定める出願要件を満たす受験生志望理由書、調査書、面接・口頭試問、学校別検査
一般入学者選抜各校・学科の一般募集調査書、学力検査、面接、必要に応じ作文・実技
再募集入学者選抜入学確定者が定員に満たない学科等調査書、面接、必要に応じ学力検査・作文・実技

特色入学者選抜に合格しなかった場合でも、一般入学者選抜へ出願できます。ただし、特色選抜は「早く合格できる入試」ではなく、学校が求める生徒像や出願要件との一致を見られる選抜です。

2027年度の主な日程

令和9年度方針で公表されている日程は次の通りです。

項目日程
特色選抜 出願2027年1月25日・26日
特色選抜 検査2027年2月2日
特色選抜 合格発表2027年2月9日
一般選抜 出願2027年2月15日〜17日
一般選抜 学力検査等2027年3月4日・5日(学力検査は4日)
一般選抜 追検査2027年3月10日
一般選抜 合格発表2027年3月15日
再募集 出願2027年3月18日・19日
再募集 検査2027年3月25日
再募集 合格発表2027年3月26日

日程は自然災害や感染症などにより変更される場合があります。受験学年になったら、中学校からの案内と県公式サイトを並行して確認してください。

一般入学者選抜の学力検査

3教科以上を実施する

学力検査の対象は、国語・数学・社会・理科・英語の5教科です。各高校は、この中から3教科以上を実施します。受験生に受検教科を選ばせる方式を取ることもできます。

各教科は50点満点です。検査時間は国語・数学・社会・理科が各50分、英語が60分です。

多くの学校で5教科が実施されれば合計250点ですが、すべての学校を「5教科250点」と決めつけてはいけません。まず志望校の募集生徒数・検査内容一覧で、実施教科を確認します。

傾斜配点がある学校もある

学校・学科の特色に応じ、1教科または2教科の得点を、1倍を超え2倍以下にする傾斜配点が可能です。

たとえば理数系の学科で数学・理科を重く見るなど、同じ素点でも総合評価が変わる場合があります。過去問を解く前に、志望校がどの教科を重視するかを確認しておく必要があります。

鳥取県の内申点は中3の9教科が基本

一般入学者選抜で使う調査書の合計評定は、中学3年の9教科をもとに計算します。

計算は次の考え方です。

  • 学力検査を実施する教科:評定を1倍
  • 学力検査を実施しない教科:評定を2倍

5教科すべてを学力検査で実施する場合、国語・社会・数学・理科・英語は各評定を1倍、音楽・美術・保健体育・技術・家庭は各評定を2倍します。

主要5教科:5教科×5点=25点
実技4教科:4教科×5点×2=40点
合計評定:65点満点

この場合、実技4教科が評定全体の40点分を占めます。「入試に出ない教科だから後回し」にすると、調査書で差がつきます。

なお、3教科または4教科で実施する学校では、学力検査を行わない教科が2倍になるため、満点は異なります。学校別の実施教科とセットで計算してください。

→ 内申点自動計算ツール

学力検査と調査書の比率は学校ごとに違う

令和9年度方針では、一般選抜の学力検査合計得点と調査書合計評定の比率は、8:2から2:8までの範囲とされています。

学力検査重視の学校なら本番得点の影響が大きく、調査書重視なら中3の日々の評価が重くなります。

ただし、比率だけを見て「内申が低くても逆転できる」「当日点が低くても大丈夫」と判断するのは危険です。合否は、調査書と学力検査に加え、面接、作文、実技などを含め総合的に判定されます。

一般選抜は面接が全員にある

鳥取県の一般入学者選抜では、志願者全員に面接を実施します。学校・学科により、作文や実技検査を加えることもできます。

面接では、暗記した文章を一字一句言えるかより、次の内容を自分の言葉で説明できるようにします。

  • なぜその高校・学科を志望するのか
  • 入学後に何を学びたいか
  • 中学校生活で力を入れたこと
  • 得意なこと、改善したいこと
  • 高校卒業後に考えている進路

学校案内やスクール・ポリシーを読み、「家から近いから」以外の理由を一つ具体化してください。

特色入学者選抜は学校別の確認が欠かせない

特色入学者選抜の募集人員は、原則として募集定員の50%以内です。志願者全員へ面接または口頭試問を行い、学校・学科により次の検査から一つ以上を実施します。

  • 学力検査
  • 作文または小論文
  • プレゼンテーション
  • 実技検査

令和9年度は、鳥取東高校の普通・理数で数学の学力検査、個人面接、プレゼンテーションを行うなど、学校ごとの差があります。

調査書の合計評定は中3の9教科が基本で、学校により1教科または2教科を2倍できます。活動実績だけでなく、出願要件、志望理由、評定、検査内容を一体で考えましょう。

中1・中2の成績は関係ない?

令和9年度方針上、一般選抜の合計評定は中3の評定を使います。ただし、中1・中2の勉強を軽く見てよいわけではありません。

英語と数学は積み上げ教科です。中3になってから入試問題へ取り組んでも、文字式、方程式、関数、英文法の土台が抜けていれば戻り学習に時間がかかります。

また、特色選抜では調査書の評定以外の記録も資料になります。学校生活を「中3から取り繕う」のではなく、日頃から提出物、授業、活動へ丁寧に取り組むことが大切です。

鳥取県の高校受験対策を始める順番

1.志望校の検査内容を1枚にまとめる

学校名、学科、実施教科、傾斜配点、学力検査と調査書の比率、面接以外の検査を書き出します。同じ県内でも対策の重みが変わるからです。

2.中3の評定を9教科で守る

定期テストだけでなく、提出物、授業中の取り組み、実技・作品・レポートまで確認します。特に実技4教科は、5教科実施校では評定が2倍です。

3.5教科は基礎問題の取りこぼしを減らす

最初から難問ばかりに進まず、教科書例題、用語、計算、基本文法を固めます。50点満点の試験では、数点の取りこぼしが結果へ響きます。

4.面接は秋から材料をためる

志望校について調べたこと、説明会で印象に残ったこと、中学校で努力したことをメモします。直前に文章を丸暗記するより、具体例を集めるほうが話しやすくなります。

よくある質問

鳥取県の一般選抜は5教科250点満点ですか?

各教科50点ですが、学校は5教科のうち3教科以上を実施します。5教科実施なら250点です。志望校の実施教科を公式一覧で確認してください。

内申点は中3だけですか?

一般選抜の合計評定は、中3の各教科評定をもとにします。学力検査を実施しない教科は2倍です。ただし、調査書には評定以外の記録もあり、合否は総合判定です。

特色選抜で不合格でも一般選抜を受けられますか?

受けられます。一般選抜の出願期間に改めて出願します。特色選抜の準備だけに偏らず、一般選抜の学力対策も続けてください。

志望校の比率はどこで分かりますか?

鳥取県教育委員会が公表する「募集生徒数及び入学者選抜検査内容等一覧表」で確認します。年度により変更があり得るため、必ず受験年度版を見てください。

まとめ|鳥取県は学校別の条件確認から始める

鳥取県の県立高校一般選抜では、次の点が重要です。

  • 学力検査は国語・数学・社会・理科・英語から3教科以上
  • 各教科50点で、学校により傾斜配点がある
  • 調査書の合計評定は中3の9教科が基本
  • 学力検査を実施しない教科の評定は2倍
  • 学力検査と調査書の比率は8:2から2:8の範囲
  • 全員に面接がある

志望校が決まったら、県全体の制度説明だけで終わらず、その学校・学科の検査内容へ進みましょう。

オンライン学習塾マスネットでは、定期テスト対策から高校受験の戻り学習まで、生徒さんの現在地に合わせて進めます。

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参考資料

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