テストの見直しのやり方|8つの質問で失点のタイプが分かる無料診断
公開日 執筆:塾長 馬籠先生
テストが返ってきた。見直した方がいいのは分かるが、何をどう見ればいいのか分からない。点数を見て、答案をカバンにしまって終わってしまう。
結論からお伝えします。見直しで最初にやるべきは、失点を「タイプ」に分けることです。 分かっていたのに落としたのか、勉強したが解けなかったのか、そもそもやっていなかったのか。タイプによって、次にやることがまったく違います。
マスネットでは、8つの質問に答えるだけで失点タイプが分かる無料診断を公開しています。登録は不要で、1分ほどで終わります。この記事では、見直しの考え方と診断の使い方を書きます。
なぜ「もっと勉強する」では変わらないのか
点数が下がったとき、多くのご家庭で出てくる結論は「次はもっと勉強しよう」です。
しかし、これでは次回も同じ結果になりやすくなります。原因が特定されていないため、同じやり方を量だけ増やすことになるからです。
例えば、ケアレスミスで15点落としている生徒さんが勉強量を増やしても、ミスは減りません。ミスは勉強量ではなく、手順で減るものだからです。
逆に、基本問題で落としている生徒さんが応用問題を解いても、点数は上がりません。土台が固まっていないためです。
失点のタイプが分かれば、次にやることが決まります。 これが見直しの目的です。
失点は4つのタイプに分かれます
答案を分析すると、失点はおおむね次の4つに分類できます。
| タイプ | 状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 定着不足型 | 覚えたはずが思い出せない | 思い出す練習に切り替える |
| 演習不足型 | 解き方は分かるが手が止まる | 間違えた問題を繰り返す |
| 取りこぼし型 | 分かっていたのに落とした | ミスのパターンを記録する |
| 時間配分型 | 最後まで解き切れなかった | 飛ばす判断の基準を作る |
どのタイプかによって、対策が正反対になることもあります。
演習不足型の生徒さんに「暗記を増やそう」と言っても効果は出ません。逆に、定着不足型の生徒さんに演習量を増やしても、覚えていないものは解けません。
タイプ別の具体的な対処
定着不足型
教科書やノートを読む形で覚えている可能性が高い状態です。
記憶は、情報を入れるときではなく、思い出そうとするときに定着します。読むだけの暗記は、時間をかけても本番で出てきません。
一問一答を答えを隠して解く。答えられなかった問題に印をつける。印の問題だけを翌日また解く。この形に変えるだけで、同じ時間でも結果が変わります。
演習不足型
解説を読んで分かったつもりになっている可能性があります。
読んで分かることと、自分で解けることの間には大きな差があります。テストで点になるのは後者だけです。
ワークの1周目で間違えた問題に印をつけ、2周目以降は印のついた問題だけを解き直す。全問を3回解くのではなく、できない問題を3回解きます。
取りこぼし型
ミスは「気をつける」では減りません。 気をつけるという言葉は、具体的な行動を指定していないためです。
まず、ミスの内容を記録してパターンを特定します。符号なのか、単位なのか、写し間違いなのか、問題文の読み飛ばしなのか。
パターンが分かれば、そこだけを確認する見直し手順を作れます。そして、見直し時間を最初から時間配分に組み込んでください。
時間配分型
解けない問題に粘りすぎている可能性があります。
「2分考えて方針が見えなければ次へ」という基準を決めておいてください。飛ばして最後まで解き切り、残った時間で戻ります。
難問を1問取ることより、基本問題を3問確実に取る方が点数は上がります。
診断ツールで自分のタイプを確認できます
上の4タイプのうち、どれに当てはまるかを判断するには、答案を細かく見る必要があります。
その作業を簡単にするために、8つの質問に答えるだけでタイプが分かる診断を作りました。
選択肢を選ぶと自動で次の質問に進み、最後に結果が表示されます。LINE登録も個人情報の入力も不要です。
結果画面では、タイプの説明に加えて次のテストまでにやること3つが表示されます。チェックを入れると端末に保存されるため、後から開き直して進捗を確認できます。
診断の後にやること
タイプが分かったら、次のテストまでの計画に落とし込みます。
定着不足型と演習不足型の方は、必要な勉強量を確保する期間設計が必要です。いつから始めて、何を何周するか。ここが決まると、やることが具体的になります。
取りこぼし型と時間配分型の方は、やることの抜け漏れをなくすことが優先です。教科ごとに何をやるかを一覧で確認できる形にすると、確実に潰せます。
診断の結果画面から、そのまま次のツールに進めます。入力したテスト初日や診断結果は引き継がれるため、もう一度入力する必要はありません。
解き直しは48時間以内に
診断と並行して、間違えた問題の解き直しをしてください。
タイミングが重要です。 記憶が残っている返却直後が最も効率的で、時間が経つほど「なぜ間違えたか」の記憶が消えます。
48時間以内を目安にしてください。
やり方は、まず解答解説を見て理解します。そのあと、何も見ずに自力で解きます。この確認をしないと、分かったつもりで終わります。
優先するのは、勉強したが解けなかった問題です。あと少しで取れた問題であり、次回の点数に最も直結します。
現場で見えたこと
答案を一緒に分析していて感じるのは、生徒さん本人は失点の理由を分かっていないということです。
「難しかった」「時間が足りなかった」という感覚はあっても、どのタイプの失点が何点分かは把握していません。
分類してみると、多くの生徒さんで「勉強したが仕上がっていなかった」問題が最も多いという結果になります。まったく分からなかった問題より、やったのに解けなかった問題の方が多いのです。
これは、次回の伸びしろが大きいことを意味します。新しいことを覚える必要はなく、仕上げの基準を上げるだけで点になる部分だからです。
もう一つ、答案を数回分並べると、同じ場所で同じミスをしていることが分かります。符号ミスが多い生徒さんは毎回符号で落とし、読み飛ばしが多い生徒さんは毎回条件を見落とします。
ランダムに起きているのではなく、決まった型があります。型があるということは、対策できるということです。
そして、宿題システムの記録を見ると、返却後1週間以内に解き直しを提出した生徒さんは、次のテストでの伸びが明確に大きくなっています。
同じ解き直しでも、タイミングによって効果が変わります。
よくある質問
Q. 診断に登録は必要ですか。
不要です。8つの質問に答えるだけで結果が表示されます。個人情報の入力もありません。
Q. どれくらい時間がかかりますか。
約1分です。選択肢を選ぶと自動で次に進みます。
Q. 結果は保存されますか。
ご利用の端末に保存されます。後から開き直しても、結果とチェックの状態が残っています。
Q. 保護者様が代わりに答えてもいいですか。
答案を見ながら答えていただければ、ある程度の傾向は分かります。ただし、時間配分や解いているときの感覚は本人にしか分からない部分があるため、できれば本人が答える方が正確です。
Q. 見直しはいつやるべきですか。
返却後48時間以内が目安です。記憶が残っているうちにやることで効果が最大になります。
Q. タイプが複数当てはまる気がします。
診断では最も該当する1つが表示されます。まずそのタイプの対処から始めてください。1つ潰すと、次の課題が見えやすくなります。
次に読んでいただきたい記事
見直しの手順をさらに詳しく知りたい方へ。
→ 定期テストが返ってきたらやること|次で点が上がる解き直しの手順
点数が下がった原因を切り分けたい方へ。
→ 定期テストの点数が下がったとき|答案から原因を切り分ける4つの視点
診断結果をもとに相談したい方へ
診断でタイプが分かっても、「どこまで戻るか」の判断は残ります。
基本問題で落としている場合、原因が前の学年にあることは少なくありません。この判断は、客観的に見る第三者がいると精度が上がります。
マスネットでは、答案を写真で送っていただければ、失点の傾向と、原因が今の学年にあるのか過去の学年にあるのかをお伝えします。入塾の勧誘はいたしません。
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