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徳島県の高校受験|一般選抜・育成型選抜と内申点を解説【2027年度】

公開日 執筆:塾長 馬籠先生

徳島県の公立高校入試には、一般選抜と育成型選抜があります。一般選抜では5教科の学力検査だけでなく、調査書と面接を使い、学力検査を実施しない実技4教科の評定も重視します。

2027年度(令和9年度)の一般選抜は、調査書を学力検査と同等に扱い、国語・社会・数学・理科・英語の5教科、面接を必須資料として総合判定します。育成型選抜は全高校で実施し、活動重視枠と実績重視枠に分かれます。

この記事では、徳島県教育委員会の令和9年度資料をもとに、一般選抜の仕組み、内申点の考え方、育成型選抜、通学区域、主な日程を解説します。

※制度情報は2026年9月24日時点です。出願前には、県の生徒募集選抜要項と志望校の選抜資料を必ずご確認ください。


徳島県の公立高校入試は4つの選抜が中心

全日制課程では、主に次の選抜があります。

選抜特徴
一般選抜全高校で実施。調査書、5教科学力検査、面接等で選抜
育成型選抜全高校で実施。活動重視枠と実績重視枠がある
連携型選抜連携型中学校から連携型高校への選抜
第2次募集選抜合格者が募集定員に満たない学科で実施

育成型選抜で合格した生徒は、一般選抜へ出願できません。不合格の場合は、一般選抜へ改めて出願できます。

2027年度の主な日程

項目日程
育成型・連携型選抜 願書受付2027年1月20日
育成型・連携型選抜2027年2月2日
結果通知2027年2月6日
一般選抜 募集人員公表2027年2月8日
一般選抜 願書受付2027年2月16日
一般選抜 志願変更2027年2月22日・24日・25日
一般選抜 学力検査2027年3月3日
一般選抜 面接等2027年3月4日
追検査・追面接2027年3月10日
一般選抜 結果通知2027年3月13日
第2次募集選抜2027年3月25日
第2次募集 結果通知2027年3月26日

県公式の日程表には、選抜の実施日だけでなく、志願変更や募集人員公表日も記載されています。中学校内の提出期限はこれより早いことがあるため、学校からの案内を優先しましょう。

一般選抜で使う3つの必須資料

1.調査書

調査書は一般選抜学力検査と同等に扱われます。各教科の評定だけでなく、学習の記録以外の記載事項も選抜資料です。

特に、学力検査を実施しない次の4教科を重視します。

  • 音楽
  • 美術
  • 保健体育
  • 技術・家庭

「入試は5教科だから実技は後回し」という勉強では、調査書で不利になる可能性があります。

2.一般選抜学力検査

国語、社会、数学、理科、英語の5教科です。国語には作文、英語にはリスニングテストを含みます。

学校はスクール・ポリシーに基づき、特定教科を傾斜配点することができます。志望校・学科の選抜資料を確認し、重視される教科を把握してください。

3.面接

個人面接または集団面接を実施します。面接の形式は学校別資料で確認します。

志望理由は、高校名を別の学校へ置き換えても通じる内容にしないことが大切です。学科の学び、学校行事、資格、進路実績など、志望校でなければならない理由を一つ入れます。

徳島県の一般選抜はどう決まる?

令和9年度基本方針では、選抜を2段階で行います。

第1次選考

次の両方に入る受験生を対象に、面接等と調査書の行動の記録も使って総合的に選考します。

  • 調査書の各教科評定が、上位から募集人員の80%以内
  • 学力検査得点が、上位から募集人員の80%以内

内申点だけ、当日点だけが高くても、もう一方が80%の範囲外なら第1次選考の対象にはなりません。

第2次選考

第1次選考の対象者以外について、調査書評定と学力検査得点の相関に留意し、面接、調査書の学習記録以外の事項も含めて総合的に選考します。

この仕組みからも、どちらか一方だけを極端に伸ばせばよいとは言えません。学校の評定と入試学力を並行して準備する必要があります。

内申点はどう計算する?

県の基本方針では、調査書を学力検査と同等に扱い、実技4教科を重視すると示されています。具体的な評定の換算や学校別の選抜資料は、生徒募集選抜要項と学校別一覧で確認します。

ここで大切なのは、ネット上の古い計算式をそのまま使わないことです。制度や学校別配点が更新される可能性があるため、受験年度版の資料で確認してください。

自分で整理するときは、まず3年間の9教科評定を表にし、志望校の方式へ当てはめます。

→ 内申点自動計算ツール

育成型選抜とは

育成型選抜は、全高校で実施し、次の2枠があります。

活動重視枠

中学校での日常的な活動を重視します。各高校が定めた運動分野、文化・ポリシー分野が対象です。

必須資料は、調査書、5教科から出題する育成型選抜学力検査、活動記録です。実技等または個人面接のうち、少なくとも一つも行います。

配点は、調査書と学力検査をそれぞれ20%以上とし、両者の合計を50%以上80%以下とします。

実績重視枠

県教育委員会が指定した運動部の競技・文化部の分野、鳴門渦潮高校体育科、名西高校芸術科などを対象に、中学校での実績を重視します。

調査書、学力検査、活動記録、実技等が必須です。活動記録と実技等をそれぞれ20%以上、両者の合計を60%以上80%以下とします。学校により個人面接を加えることがあります。

育成型選抜は「部活をしていれば受けられる」わけではない

各高校は、スクール・ポリシーに基づき、活動分野と出願要件、実績基準を示します。

確認するものは次の通りです。

  • 志望校が募集する活動分野
  • 活動重視枠か実績重視枠か
  • 大会成績、資格などの出願要件
  • 募集人員
  • 活動記録に書く内容
  • 実技、意見発表、面接の有無
  • 学力検査と調査書の配点

部活動の成績だけで合格が決まるものではありません。学力検査と調査書も使うため、日々の勉強を止めないことが重要です。

普通科の通学区域

令和9年度は、城東高校と併設型高校を除く普通科に3つの通学区域があります。

学区主な高校主な区域
第1学区小松島、富岡西、那賀、海部小松島市、阿南市、那賀町、海部郡など
第2学区鳴門、板野、阿波、脇町、池田など鳴門市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、板野郡など
第3学区城南、城北、徳島北、徳島市立徳島市

城東高校、併設型高校、専門学科、総合学科は県内全域です。重複区域や学区外合格者数の制限もあるため、居住地と志望校の組み合わせは公式の通学区域表で確認してください。

第1志望・第2志望の扱い

一般選抜では、志願先高校にある学科を志望順に記して出願できます。

原則として第1志望を優先し、第1志望者から合格者を決めます。定員に満たない場合に、第1志望以外の志願者から選抜します。

ただし、普通科、理数科、芸術科、外国語科の間には、基本方針で定められた例外があります。複数学科を書く場合は、中学校の進路指導で扱いを確認してください。

一般選抜へ向けた学年別の準備

中1・中2

9教科の評定を記録し、英語・数学の積み残しを小さくします。実技4教科も、提出物、作品、実技テストを後回しにしません。

中3春〜夏

志望校候補のスクール・ポリシー、学区、選抜資料を確認します。5教科は中1・中2の総復習を進め、模試で教科差を把握します。

中3秋

一般選抜と育成型選抜のどちらを受けるか、出願要件まで確認して決めます。育成型を受ける場合も、一般選抜を想定した5教科学習を続けます。

入試直前

過去問を時間内に解き、作文、リスニング、面接も含めて練習します。間違えた問題は難度で分け、基礎問題から取り戻してください。

よくある質問

徳島県の一般選抜は内申点と当日点のどちらが大事ですか?

調査書は学力検査と同等に扱われます。第1次選考では両方が上位80%以内であることが条件なので、どちらも大切です。

一般選抜に面接はありますか?

あります。個人面接または集団面接を実施します。形式は志望校の資料で確認してください。

育成型選抜で不合格なら一般選抜を受けられますか?

受けられます。一般選抜募集人員の公表後、決められた期間に出願します。

普通科なら県内どこからでも同じ条件で受けられますか?

一部を除き通学区域があり、学区外合格者数に制限があります。専門学科・総合学科などは県内全域ですが、必ず公式表で確認してください。

まとめ|徳島県は内申・5教科・面接を並行する

令和9年度の徳島県公立高校入試では、次の点が重要です。

  • 一般選抜は調査書、5教科学力検査、面接が必須
  • 調査書は学力検査と同等に扱う
  • 実技4教科の評定を重視する
  • 第1次選考は、評定と学力検査がともに上位80%以内の受験生が対象
  • 育成型選抜は活動重視枠と実績重視枠がある
  • 普通科には通学区域と学区外制限がある

志望校が決まったら、学校別の選抜資料とスクール・ポリシーまで読み、配点と検査内容を一枚にまとめましょう。

オンライン学習塾マスネットでは、定期テストの評定対策と5教科の受験対策を、生徒さんの課題に合わせて進めます。

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参考資料

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