テストの結果が悪くて親に言えないとき|怒られにくい伝え方と、次のテストにつなげる話し方
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
テストが返ってきた。思っていたより点数が悪い。親に見せたら怒られる。がっかりさせたくない。できれば、このまま隠しておきたい。
結論からお伝えします。テストの結果は、隠すより、自分から先に見せた方が怒られにくくなります。そのときは点数だけを見せるのではなく、「どこで間違えたか」と「次に何をするか」を1つずつ、セットで伝えてください。親が一番知りたいのは、点数よりも「この先どうするのか」だからです。
この記事は、オンライン学習塾マスネットが運営しています。テストが終わったばかりの中学生のあなたに向けて書きました。最後に、保護者様へのお願いも書いています。
言えないのは、あなただけではありません
テストの結果を親に言えない理由は、人によって違います。
| 言えない理由 | あなたの中で起きていること |
|---|---|
| 怒られるのが怖い | 前に怒られたことを思い出して、言い出せない |
| がっかりさせたくない | 頑張っていると思われているから、裏切るように感じる |
| きょうだいや友達と比べられる | 比べられると、自分がだめに思えてしまう |
| 自分でもショックを受けている | 結果をまだ受け止めきれていない |
| 何を言われるか分かっている | 「勉強しなさい」と言われるのが分かっている |
どれも、テストの結果に向き合おうとしているからこそ起きる気持ちです。言えないこと自体は、悪いことではありません。
隠したままにすると、どうなるか
それでも、隠し続けることはおすすめしません。
いつかは分かります。 テストの結果は、通知表や三者面談で親に伝わります。そのときに「なんで言わなかったの」と言われると、点数よりも、隠していたことが問題になります。
相談できなくなります。 一度隠すと、次のテストでも言い出しにくくなります。分からない単元があっても、塾や家庭教師のことを相談するきっかけがなくなります。
次のテストまでの時間が減ります。 テストの直後は、間違えた問題を解き直すのに一番いい時期です。隠している間に、その時間が過ぎていきます。
怒られにくい伝え方:3つのステップ
ステップ1:自分から先に見せる
親に聞かれる前に、自分から見せてください。
「テスト返ってきた。あんまりよくなかった」
この一言を、自分から言えるかどうかで、親の受け取り方は大きく変わります。聞かれてから見せると「隠そうとしていた」と思われますが、自分から見せると「ちゃんと向き合っている」と伝わります。
ステップ2:どこで間違えたかを1つ言う
点数だけを見せると、話は点数のことだけになります。間違えた問題を見て、原因を1つだけ言ってください。
| 原因の例 | 言い方の例 |
|---|---|
| 計算ミス | 「分かってたのに、計算ミスで10点くらい落とした」 |
| 時間が足りなかった | 「最後の問題まで時間が足りなかった」 |
| その単元が分かっていない | 「一次関数のところが、まだよく分かってない」 |
| 勉強を始めるのが遅かった | 「勉強を始めたのが3日前で、間に合わなかった」 |
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ステップ3:次に何をするかを1つ言う
最後に、次にやることを1つだけ言います。大きな目標でなくてかまいません。
「間違えたところを、今週中に解き直す」
「次のテストは、2週間前から始める」
「一次関数のところを、もう一回やり直したい」
次にやることがあると、話は「怒る」から「どうするか」に変わります。 親も、怒るより手伝う方向に気持ちが向きやすくなります。
話すタイミングを選ぶ
同じ伝え方でも、タイミングで結果が変わります。
| 話しやすいタイミング | 避けたいタイミング |
|---|---|
| 夕食のあと、落ち着いている時間 | 親が仕事から帰った直後や、忙しそうなとき |
| 返ってきた当日か、翌日 | 何日も経ってから |
| 親と2人で話せるとき | きょうだいがいる前 |
返ってきた当日が、一番言いやすく、一番伝わりやすいタイミングです。日が経つほど、言い出しにくくなります。
もし怒られてしまったら
伝え方を工夫しても、怒られることはあります。そのときは、言い返さずに最後まで聞いてください。
怒るのは、あなたのことを心配しているからです。少し時間が経ってから、「次はこうしたい」ともう一度伝えてみてください。怒られた直後より、落ち着いてからの方が話を聞いてもらえます。
それでも話すのがつらいときは、担任の先生や、塾の先生など、親以外の大人に先に相談してもかまいません。
次のテストで同じ思いをしないために
テストが終わったばかりの今は、次のテストに向けて一番差がつく時期です。
間違えた問題は、返ってきてから48時間以内に解き直してください。 解答を見て理解したあと、何も見ずにもう一度解きます。時間が経つほど、なぜ間違えたかを忘れてしまいます。
次のテストまでの計画を、今のうちに立ててください。 部活が止まるテスト期間の前に、何をいつやるかを決めておくと、次は間に合います。
分からない単元は、そのままにしないでください。 数学や英語は、前の単元が分からないまま進むと、次の単元も分からなくなります。
保護者様へのお願い
この記事を読んでいる保護者様へ、お願いがあります。
お子さんが自分からテストを見せてきたら、点数より先に、見せてくれたことを受け止めてください。 「見せてくれてありがとう」の一言で、次のテストも見せてくれるようになります。
点数を責めると、お子さんは次から答案を隠すようになります。答案は、次のテストに向けた一番の手がかりです。見せてもらえなくなると、つまずきに気づくのが遅れます。
答案の見方と声のかけ方は、保護者様向けの記事にまとめています。
→ 定期テストの点数が下がったとき|答案から原因を切り分ける4つの視点
現場で見えたこと
答案を一緒に見ていると、点数が悪かったことよりも、「親にどう言えばいいか分からない」ことで悩んでいる生徒さんが少なくありません。
話を聞くと、多くの生徒さんは、自分がどこで間違えたかを分かっていないまま、点数だけを抱えています。原因が分からないから、親に何を言えばいいかも分からない。
答案を見て「この10点は計算ミス、この15点は一次関数の式の立て方」と整理すると、表情が変わります。点数が同じでも、原因と次にやることが分かると、親に話せるようになるのです。
そして、自分から答案を見せられるようになった生徒さんは、次のテストに向けた準備も早く始められるようになります。親との会話が、「怒られる時間」から「作戦を立てる時間」に変わるからです。
よくある質問
Q. テストの結果が悪くて、親に言えません。どうすればいいですか。
自分から先に見せて、「どこで間違えたか」と「次に何をするか」を1つずつ伝えてください。点数だけを見せるより、話が前に進みやすくなります。
Q. テストの結果を隠すと、どうなりますか。
通知表や三者面談でいずれ伝わります。そのときに、点数よりも隠していたことが問題になりやすくなります。
Q. いつ親に見せるのがいいですか。
返ってきた当日か翌日の、夕食のあとなど落ち着いている時間がおすすめです。日が経つほど言い出しにくくなります。
Q. 間違えた原因が自分でも分かりません。
答案を見て、計算ミス、時間不足、その単元が分かっていない、勉強を始めるのが遅かった、のどれに当てはまるかを考えてください。無料の振り返り診断も使えます。
Q. 親に怒られたら、どうすればいいですか。
言い返さずに最後まで聞いて、落ち着いてから「次はこうしたい」ともう一度伝えてください。話すのがつらいときは、先生など親以外の大人に相談してもかまいません。
Q. テストが終わったあと、何から始めればいいですか。
返ってきてから48時間以内に、間違えた問題を解き直してください。そのあと、次のテストまでの計画を立てます。
次に読んでいただきたい記事
テストの後に部活が再開して、勉強の時間が取れないときはこちらをご覧ください。
→ 部活と塾は両立できる?テスト明けに部活が再開する前に決めたい、時間の作り方と塾の選び方
次のテストを変えたいあなたへ
テストの結果は、次のテストへの一番の手がかりです。どこで間違えたかが分かれば、やることは決まります。
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