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デュッセルドルフ在住の中学生の高校受験|日本人学校・現地校・インター別の進路と、時差7〜8時間での受験準備

公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生

デュッセルドルフで暮らしていて、子どもは日本人学校の中学部に通っている。あるいは、現地のギムナジウムやインターに通いながら、土曜日は補習校で日本語を学んでいる。日本の高校受験に向けて、何をいつから準備すればいいのか。時差がある中で、日本のオンライン授業は受けられるのかが分からない。

結論からお伝えします。ドイツには日本の高校課程を持つ学校がないため、デュッセルドルフの日本人中学生は、中学卒業時に「帰国して日本の高校を受験する」「ヨーロッパの全寮制の日本の学校に進む」「現地で学び続ける」のいずれかを選びます。日本の高校を受けるなら、中学2年生のうちに帰国生入試の出願資格を確認してください。日本との時差は7〜8時間で、平日の放課後は日本の深夜にあたりますが、ドイツの週末の午前中は日本の夕方から夜にあたるため、週末を使えば日本の授業を受けられます。

マスネットは福岡と鹿児島を拠点に、全国・海外のどこからでも受講できる完全1対1のオンライン個別指導塾です。海外在住の生徒さんも多く在籍しています。この記事では、デュッセルドルフ在住のご家庭に向けて、日本の高校受験までの道筋を書きます。


デュッセルドルフの日本人中学生を取り巻く状況

デュッセルドルフは、ヨーロッパでロンドン、パリに次いで多くの日本人が暮らす都市です。2023年10月1日時点で、デュッセルドルフ市の在留邦人は6,669人でした(外務省「海外在留邦人数調査統計」)。

日本人の中学生の学び方は、主に次の3つです。

学び方内容
デュッセルドルフ日本人学校の中学部日本の学習指導要領に沿って、日本語で授業が行われる。2024年3月時点で、小学部348人、中学部91人が在籍
現地校(ギムナジウムなど)+補習校平日はドイツの学校、土曜日の午後は日本語補習校で学ぶ
インターナショナルスクール+補習校英語で授業を受け、土曜日は日本語補習校で学ぶ

デュッセルドルフの日本語補習校は、日本人学校と同じ敷地にあり、毎週土曜日の午後に授業が行われています。


学び方別の強みと、補強が必要になりやすい点

学び方日本の高校受験での強み補強が必要になりやすい点
日本人学校中学部教科の内容と進度が日本と同じ。調査書が作成される英語を受験の強みにしにくい。日本国内の同学年と比べた到達度が分かりにくい
現地校+補習校ドイツ語と、現地の教育で身につけた考える力補習校の時間だけでは、数学と国語の量が足りなくなりやすい。英語の入試対策
インター+補習校英語力。面接や作文で語れる多文化の経験国語(読解・記述・漢字)、社会(日本の地理・歴史・公民)、数学の日本語での用語

現地校に通う生徒さんの場合、日本の帰国生入試では英語が試験科目になることが多い点に注意してください。ドイツ語の力は大きな経験ですが、入試の科目としては英語の対策が別に必要になることがあります。


中学卒業後の進路

進路主な入試準備で重視すること注意点
帰国して日本の高校を受験帰国生入試、一般入試出願資格の確認、英語・数学・国語、面接・作文帰国の時期と、出願資格の期間の条件
ヨーロッパの全寮制の日本の学校に進む学校ごとの入試志望校別の対策イギリスの立教英国学院など、日本の高校課程を学べる全寮制の学校がある。家族と離れて暮らすことになる
現地で学び続ける現地の高校課程、インターの高校課程(IBなど)ドイツ語や英語での学習大学で日本に戻る場合は、大学の帰国生入試を視野に入れる

帰国生入試の基本

出願資格には、海外での在住期間と、帰国してからの期間の条件があるのが一般的です。期間の長さは学校ごとに違います。

日本人学校と現地校・インターで、出願の枠や試験の内容を分けている学校もあります。日本人学校の在籍者を帰国生入試の対象外とする学校もあるため、志望校ごとに確認してください。


時差7〜8時間を、どう生かすか

ドイツと日本の時差は、夏時間の期間は7時間、冬時間の期間は8時間です。2026年は10月25日に夏時間が終わり、2027年は3月28日に夏時間が始まります。

デュッセルドルフの時間日本の時間(冬時間の期間)日本の時間(夏時間の期間)
平日 16:00(放課後)24:0023:00
土曜日 9:0017:0016:00
土曜日 10:0018:0017:00
土曜日 11:0019:0018:00
土曜日 12:0020:0019:00

平日の放課後は日本の深夜にあたるため、日本の授業は受けられません。 一方で、ドイツの土曜日や日曜日の午前中は、日本の夕方から夜にあたります。日本の講師が普段授業をしている時間帯なので、受けられる時間の選択肢が広くなります。

補習校が土曜日の午後に行われるため、土曜日の午前中に日本のオンライン授業を受け、午後は補習校に行く、という組み合わせもできます。


学年別にやるべきこと

中学1年生

日本の教科書の内容を積み上げる時期です。日本人学校に通う生徒さんは、定期テストで確実に点を取り、数学と英語の土台を固めてください。

現地校やインターに通う生徒さんは、補習校の進度に遅れないことを優先し、特に数学は家庭でも練習してください。中学1年生の2学期に学ぶ比例と反比例は、中学2年生の一次関数の土台です。

→ 中1の比例と反比例が分からないときの立て直し方|式の見分け方、負の数の代入、グラフのかき方の3つのつまずき

中学2年生

帰国の時期の見通しを立て、志望校の候補と出願資格を確認します。現地校に通っている場合は、英語の入試対策をいつから始めるかも決めてください。

中学3年生

志望校の募集要項をそろえ、入試の形式と日程を一覧にします。日本で受験する場合は、渡航の計画も合わせて立ててください。

過去問演習で、国語と数学を日本の入試の形式に慣らします。面接や作文では、ドイツでの生活から何を学んだかを、自分の言葉で説明できるように準備します。


現場で見えたこと

海外在住の生徒さんを見ていて感じるのは、学力そのものより「日本の入試の形式」で失点しているケースが多いということです。

ヨーロッパの現地校に通う生徒さんの場合は、さらに英語の対策が課題になることがあります。ドイツ語で学んでいる生徒さんは、日常の英語に触れる機会が限られることもあり、帰国生入試の英語の試験に向けて、早めに準備を始める必要があります。

そして、時差の大きい地域では、週末の時間をどう使うかが学習の鍵になります。平日に日本の授業を受けられない分、週末の午前中に1対1の授業で1週間分の疑問を解決し、平日は課題を進める。この形で、日本の受験に向けた学習を続けている生徒さんがいます。


よくある質問

Q. デュッセルドルフから日本のオンライン塾を受講できますか。
受講できます。平日の放課後は日本の深夜にあたるため難しいですが、ドイツの週末の午前中は日本の夕方から夜にあたるため、週末に受けられます。

Q. ドイツと日本の時差は何時間ですか。
夏時間の期間は7時間、冬時間の期間は8時間です。2026年は10月25日に夏時間が終わり、2027年は3月28日に夏時間が始まります。

Q. デュッセルドルフ日本人学校の中学部から、日本の高校を受験できますか。
受験できます。日本の学習指導要領に沿って学んでいるため、一般入試の準備は日本国内の中学生と同じ流れで進められます。帰国生入試については、日本人学校の在籍者を対象に含むかどうかが学校によって違います。

Q. 現地校に通っていても、日本の高校を受験できますか。
受験できます。ただし、国語と数学は日本の入試の形式で問われ、帰国生入試では英語が試験科目になることが多いため、その対策が必要です。

Q. ヨーロッパで日本の高校課程を学べる学校はありますか。
イギリスの立教英国学院など、日本の高校課程を学べる全寮制の学校があります。出願資格や入試の内容は、各校の募集要項で確認してください。

Q. 授業はドイツ時間の何時ごろに受けられますか。
週末の午前中が中心になります。具体的な曜日と時間は、時差を踏まえて学習面談でご相談ください。


次に読んでいただきたい記事

時差のある地域から日本の受験を目指す例として、ニューヨーク在住のご家庭向けの記事もまとめています。

→ ニューヨーク在住の中学生の高校受験|日本人学校・現地校・補習校別の進路と、時差13〜14時間での受験準備

オンライン塾で本当に成果が出るのか不安な場合は、選ぶ前の確認項目をまとめています。

→ オンライン塾は効果ない?成果が出る塾・出ない塾の違いと、選ぶ前に確認すべき7つのこと


デュッセルドルフから日本の高校受験を目指す方へ

デュッセルドルフからの高校受験は、学び方に合わせた教科の補強と、週末の時間の使い方が鍵になります。

マスネットは完全1対1のオンライン個別指導塾です。日本人学校の定期テスト対策から、補習校の内容のフォロー、帰国生入試に向けた国語・数学・英語の対策、面接・作文の準備まで、一人ひとりの進路に合わせて設計します。授業後には毎回、保護者様に授業報告書をお送りします。

デュッセルドルフ市内(オーバーカッセル、ニーダーカッセル、インメルマン通り周辺)、メーアブッシュ、ノイス、ラーティンゲン、ケルンなど、ノルトライン=ヴェストファーレン州のどこからでも、移動時間ゼロで受講いただけます。受けられる曜日と時間は、時差を踏まえて学習面談でご相談ください。

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※帰国生入試の出願資格・試験内容・日程、各校の体制、夏時間の期間は、年度により変更される場合があります。最新かつ正確な情報は、各校の募集要項や公式の発表で必ずご確認ください。

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