中学生が塾に行きたくないと言うとき|嫌がる理由別の対応と、やめさせる・続けさせる前に確認すること
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
中間テストが終わってから、子どもが「塾に行きたくない」と言うようになった。せっかく通わせているのに、このままやめさせていいのか。それとも、期末テストまでは無理にでも通わせた方がいいのか。どう判断すればいいのかが分からない。
結論からお伝えします。最初に確かめるべきなのは、子どもが嫌がっているのが「塾に通うこと(勉強すること)そのもの」なのか、それとも「今の塾の形」なのかです。授業のレベルが合わない、質問しにくい、講師と合わない、移動がつらいなど、形が原因なら、塾の形を変えると続けられることが多くあります。勉強そのものを拒否している場合は、無理に通わせても成績は上がりにくいため、目標を決め直すところから始めてください。
この記事は、オンライン学習塾マスネットが運営しています。塾をやめた方がよいケースも、正直に書きます。
塾に行きたくない理由は、大きく2つに分かれる
| 分類 | よくある理由 | 塾を変えると解決するか |
|---|---|---|
| 今の塾の形が合わない | 授業が速くてついていけない/簡単すぎる | 解決しやすい |
| 今の塾の形が合わない | 周りの目が気になって質問できない | 解決しやすい |
| 今の塾の形が合わない | 講師と合わない | 解決しやすい |
| 今の塾の形が合わない | 部活のあとの移動がつらい、帰りが遅い | 解決しやすい |
| 今の塾の形が合わない | 宿題が多すぎて、学校の課題と両立できない | 解決しやすい |
| 今の塾の形が合わない | 塾の友達との関係がうまくいかない | 解決しやすい |
| 勉強そのものが嫌 | 勉強する意味が分からない | 塾を変えるだけでは解決しにくい |
| 勉強そのものが嫌 | 通っても成績が上がらず、あきらめている | 原因によって変わる |
「行きたくない」という言葉だけでは、どちらなのかは分かりません。理由を聞かないまま「やめる」「続ける」を決めると、同じことが次の塾でも起きます。
理由を聞き出す3つの質問
「なんで行きたくないの?」と聞いても、「なんとなく」としか返ってこないことがよくあります。次の3つの質問の方が、答えやすくなります。
| 質問 | 分かること |
|---|---|
| 「塾の授業は、分かる?速い?遅い?」 | 授業のレベルや進度が合っているか |
| 「分からないとき、先生に聞けてる?」 | 質問しにくい環境になっていないか |
| 「もし塾に行かなくていいとしたら、その時間に何をしたい?」 | 休みたいのか、別の勉強の仕方をしたいのか、勉強自体をやめたいのか |
3つ目の質問で「家で自分で勉強したい」と答えるなら、塾の形が合っていない可能性が高く、「何もしたくない」と答えるなら、疲れているか、勉強そのものへの気持ちが落ちている可能性があります。
責める口調にならないように、テストの点数の話とは別の、落ち着いた時間に聞いてください。
無理に通わせ続けると、どうなるか
「行きたくない」と言う子を無理に通わせても、授業中に集中できず、宿題も最低限で終わることが多くなります。塾の費用を払っているのに、成績は変わらない。そして、子どもは「塾に行っても意味がない」という気持ちを強めていきます。
一方で、言われるままにすぐやめさせると、家庭での勉強の時間がゼロになり、次のテストでさらに点数が下がることもあります。
大切なのは、「やめる」か「続ける」かの前に、「何が嫌なのか」を確かめることです。
塾をやめてもよいケース
当塾も塾ですが、塾をやめた方がよいケースもあります。
家で自分で勉強を進められている子。 テスト前の計画を自分で立てられ、分からない問題を自分で調べたり、学校の先生に質問したりできるなら、塾がなくても成績を保てることがあります。
部活や習い事で、塾の時間が負担になりすぎている子。 睡眠時間が削られて学校の授業に集中できていないなら、一度塾を休み、生活を立て直す方が先です。
心身の不調が見られる子。 塾だけでなく学校にも行きたがらない、食欲や睡眠に変化がある場合は、勉強より先に、休むことと相談することを優先してください。
塾なしで受験を目指す場合の条件は、別の記事にまとめています。
→ 塾なしで高校受験はできる?自宅学習で合格できる子の条件と、必要なところだけ外の力を借りる方法
塾を変えるときに確認すること
理由が「今の塾の形」にあるなら、次の塾は、その理由が解決できる形を選んでください。
| 行きたくない理由 | 次の塾で確認すること |
|---|---|
| 授業についていけない/簡単すぎる | 一人ひとりの理解度に合わせて、進度を変えてもらえるか |
| 質問できない | 周りの目を気にせず質問できる形か(個別指導、特に1対1) |
| 講師と合わない | 講師を変えてもらえるか、変えるのに費用がかかるか |
| 移動がつらい | 家から近いか、オンラインで受けられるか |
| 宿題が多い | 学校の課題の量に合わせて、宿題を調整してもらえるか |
| 塾の友達関係 | 他の生徒と顔を合わせない形を選べるか |
そして、次の塾は、子ども本人が体験授業を受けてから決めてください。 保護者様が決めた塾に通うのと、自分で選んだ塾に通うのとでは、続けようという気持ちが大きく変わります。
塾を変えるタイミングについては、別の記事にまとめています。
→ 塾を変えるタイミングはいつ?判断基準と、変える前に確認すべき5つのこと
オンラインが向かないケースもあります
オンラインの1対1なら、移動がなく、周りの目も気になりません。ただし、画面越しだと集中が続かない生徒さんや、家に落ち着いて学習できる場所がない生徒さんには、通塾の方が合います。また、「家では気持ちが切り替えられない」という生徒さんにとっては、家の外の塾に行くこと自体に意味がある場合もあります。
マスネットの場合
| 確認すること | マスネットの対応 |
|---|---|
| 授業の形 | 完全1対1のオンライン授業です。他の生徒さんがいないため、周りの目を気にせず質問できます |
| 進度 | 学校の教科書とワークに合わせ、つまずいている単元まで戻って進めます |
| 講師 | 専任の講師が担当します。合わないと感じたときは、無料で講師を交代できます |
| 移動 | 自宅で受けられるため、部活のあとの移動はありません |
| 授業の様子 | 毎回、授業報告書と板書をお送りします。保護者様も、授業で何をしたかが分かります |
| 決め方 | 学習面談と体験授業を、生徒さん本人に受けていただいてから決められます。入会のご勧誘は一切いたしません |
現場で見えたこと
「前の塾に行きたくなくなった」という生徒さんに話を聞くと、多くの場合、勉強そのものが嫌になったわけではありません。
よく聞くのは、「分からないところが分からないまま、授業が進んでいった」「みんなの前で質問するのが恥ずかしかった」という理由です。この場合、つまずいている単元まで戻り、本人が「分かった」と感じられる授業に変えると、行きたくないと言っていた生徒さんが、自分から質問するようになることがあります。
一方で、「勉強する意味が分からない」と話す生徒さんもいます。この場合は、授業の形を変える前に、「次のテストで何点を取りたいか」「どの高校に行きたいか」を一緒に決めることから始めます。目標が決まると、塾に通う理由がはっきりし、通い方も変わります。
よくある質問
Q. 子どもが塾に行きたくないと言ったら、やめさせるべきですか。
すぐに決める前に、理由を確かめてください。授業のレベル、質問のしにくさ、講師との相性、移動など、今の塾の形が原因なら、塾を変えると続けられることが多くあります。
Q. 塾に行きたくない理由を、どう聞けばいいですか。
「授業は分かる?」「先生に質問できてる?」「塾に行かなくていいとしたら、その時間に何をしたい?」の3つを、テストの点数の話とは別の落ち着いた時間に聞いてみてください。
Q. 無理にでも塾に通わせた方がいいですか。
本人が嫌がっている状態で無理に通わせても、集中できず成績は上がりにくくなります。理由を確かめ、形を変えるか、目標を決め直すことを優先してください。
Q. 塾をやめてもよいのは、どんな場合ですか。
家で自分で勉強を進められている場合や、部活や習い事で負担が大きすぎる場合です。心身の不調が見られる場合は、勉強より休むことを優先してください。
Q. 塾を変えるとき、何に気をつければいいですか。
今の塾で嫌だった理由が、次の塾で解決できるかを確認してください。そして、子ども本人が体験授業を受けてから決めることが大切です。
Q. 期末テストの前に塾を変えても大丈夫ですか。
期末テストまで3〜4週間以上あれば、変えても間に合います。2週間前を切っている場合は、今の塾でテストを終えてから変える方が負担は少なくなります。
次に読んでいただきたい記事
塾に通っているのに成績が上がらないことが、行きたくない理由になっている場合はこちらをご覧ください。
→ 塾に通っているのに成績が上がらないとき|冬期講習を申し込む前に、面談で確認したい5つのこと
塾に行きたくないと言われて迷っている方へ
塾に行きたくない理由が「今の塾の形」にあるなら、形を変えるだけで続けられることがあります。まず、どこでつまずいているのかを確かめてください。
マスネットでは、2つの入口をご用意しています。
答案を見て、どこでつまずいているかをお伝えします。
中間テストの答案を写真で送っていただければ、失点の原因と、どの単元から立て直せばいいかをお伝えします。入塾の勧誘はいたしません。
生徒さん本人に、1対1の授業を体験してもらってください。
Zoomでの学習面談(30〜60分)、体験授業(60分)、進め方のご説明(30分)の流れです。生徒さん本人が「これなら続けられる」と思えるかを確かめてから決めていただけます。入会のご勧誘は一切いたしません。