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実技4教科の内申点を上げる方法|対策している生徒が少ない差のつけどころ

公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生

主要5教科の勉強はしているのに、内申点が思ったほど伸びない。音楽や美術は実技が苦手だから仕方ない、と諦めていませんか。

結論から言うと、実技4教科の評定は実技の上手さでは決まりません。ペーパーテスト、提出物、授業への取り組み。この3つで評価は積み上がります。しかも対策している生徒がほとんどいないため、最も差をつけやすい領域です。

オンライン学習塾マスネットでは、9教科全体を見た内申対策を行っています。この記事では、実技4教科の具体的な上げ方を書きます。


実技4教科は「捨てるには重すぎる」

まず、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)が内申点に占める重みを確認します。

内申点は9教科すべてが対象です。実技4教科は9教科のうち4つ、つまり全体の約44%を占めます。主要5教科より数は少ないものの、決して小さくありません。

さらに、都道府県によっては実技に倍率がかかります。実技を2倍にする地域では、実技の評定1つが主要教科の評定2つ分の価値を持ちます。鹿児島県のように、実技が内申点の大部分を占める制度もあります。

自分の地域で実技がどう扱われるかは、必ず確認してください。

→ 内申点 自動計算ツール(47都道府県対応)で確認する


実技の上手さは評価の一部でしかない

「歌が下手だから音楽は3止まり」「絵が苦手だから美術は無理」。こうした思い込みが、対策を止めています。

評定は3つの観点で評価されます。知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度。実技の上手さが直接効くのは「技能」の一部だけです。

残りは、ペーパーテストの点数、提出物、授業への取り組みで決まります。つまり実技が苦手でも、他の要素で評価を積み上げることは十分に可能です。


上げ方1:ペーパーテストで高得点を取る

最も効率が良く、最も見落とされているのがここです。

実技4教科の定期テストには、明確な特徴があります。範囲が狭く、出題が素直で、配布プリントとワークからそのまま出ることです。

つまり、覚えれば取れます。しかも主要5教科と違って、理解に時間がかかる部分がほとんどありません。

具体的な対策は次の通りです。

テスト1週間前から始めます。配布されたプリントを、答えを隠して自分でテストします。ワークの問題を2〜3周繰り返します。実技の手順や用語を、書けるレベルまで仕上げます。

音楽なら記号・作曲家・鑑賞曲の知識、美術なら技法・色彩・作品名、保健体育ならルールと保健分野の用語、技術家庭なら手順・栄養・製図。いずれも暗記で対応できます。

1週間前からの数時間で、80〜90点は十分に狙えます。実技が苦手でも、この点数が評定を押し上げます。


上げ方2:提出物と作品を期限内に丁寧に出す

実技4教科は、作品やレポート、ワークシートの比重が大きい教科です。

ここで重要なのは、上手さではなく取り組み方です。

期限内に出す。指示された条件を満たす。時間をかけた跡を残す。感想やレポートは一言で終わらせず、授業で学んだことを具体的に書く。

美術の作品も、上手でなくても丁寧に仕上げた跡があれば評価されます。技術家庭の製作物も同じです。先生が見ているのは完成度より、どう取り組んだかです。


上げ方3:授業への取り組みで態度の評価を取る

実技の授業では、上手さより姿勢が見られています。

準備と片付けを率先してやる。グループ活動で役割を引き受ける。苦手でも積極的に練習する。見学するときはレポートを丁寧に書く。

先生の立場で考えると分かりやすいです。上手いが態度の良くない生徒より、苦手でも一生懸命な生徒の方が評価しやすいのです。

態度の評価は、実技が苦手な子にこそ開かれた得点源です。


対策の年間スケジュール

実技4教科は、毎日勉強する必要はありません。ポイントを絞れば十分です。

通年:提出物の期限を管理し、必ず期限内に出す。授業では準備・片付け・役割を意識する。

テスト1週間前:配布プリントとワークの暗記を始める。2〜3周繰り返す。

学期末:振り返りシートや自己評価を、具体的に書く。

主要5教科の勉強を圧迫しません。テスト前の数時間と日々の提出物管理だけで、内申点全体が動きます。


現場で見えたこと

ここからは、マスネットで実際に見えたことを書きます。

内申の相談を受けていて、最も強く感じるのが実技4教科の対策をしている生徒がほとんどいないことです。福岡・鹿児島の生徒を見ていても、主要5教科に時間を使い、実技はテスト前日に少し見る程度という子が大半でした。

これは裏を返せば、1週間前から準備するだけで上位に入れるということです。競争相手が対策していない領域だからです。

実際に、実技のテスト対策を計画に組み込んだ生徒は、テストの点数が上がり、それに伴って評定も動きました。やったことは配布プリントを隠して答える練習だけです。

もう一つ、提出物についてです。マスネットでは宿題システム上で提出状況を記録していますが、実技教科の提出物は、主要教科より締切当日にまとめて出される割合が高い傾向がありました。優先順位が下がるためです。

しかし評価する側から見れば、教科は関係ありません。締切当日に慌てて出した作品と、余裕を持って丁寧に仕上げた作品では、評価が変わります。

そして実際の成果として、定期テストは平均点前後でありながら内申オール5を獲得した生徒がいます。この生徒が特別だったのは学力ではなく、9教科すべてに同じ基準で取り組んだことでした。実技を捨てなかった、という一点です。


よくある質問

Q. 実技が苦手でも評定5は取れますか。
可能です。評定は実技の上手さだけでは決まりません。ペーパーテストで高得点を取り、提出物を丁寧に出し、授業に積極的に取り組めば、評価は積み上がります。

Q. 実技4教科の内申はどれくらい重要ですか。
内申点は9教科が対象で、実技は全体の約44%を占めます。都道府県によっては実技に2倍以上の倍率がかかります。自分の地域の計算方法を確認してください。

Q. テスト勉強はいつから始めればいいですか。
1週間前からで十分です。配布プリントとワークを隠して答える方式で2〜3周すれば、80〜90点が狙えます。

Q. 主要教科の勉強で手一杯です。
実技は毎日の勉強が不要な教科です。テスト前の数時間と、日々の提出物管理だけで対策できます。時間対効果は主要教科より高いこともあります。

Q. 作品が上手く作れません。
上手さより取り組み方が見られています。期限内に、条件を満たし、時間をかけた跡を残すことを優先してください。

Q. 実技を捨てて主要教科に集中するのは駄目ですか。
おすすめしません。実技4教科は内申点の約44%を占めます。捨てると、主要教科でどれだけ頑張っても内申点全体は伸び悩みます。


9教科全体で内申を設計したい方へ

内申点は9教科の積み上げです。どこに伸びしろが残っているかは、生徒によって違います。マスネットの中学生コースでは、主要5教科の指導に加えて、実技教科の対策や提出物の管理まで含めて内申全体を設計しています。

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※内申点の算出方法・実技4教科の倍率は、都道府県および年度により異なります。詳細は在籍する中学校または各都道府県教育委員会でご確認ください。

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