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中3の2学期にやること|内申が確定する前の最後の総仕上げ

公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生

中3の2学期。受験勉強もしなければいけないし、定期テストもある。どちらを優先すればいいのか分からないまま、時間だけが過ぎていく。

結論から言うと、多くの都道府県で中3の2学期の評定が入試に使われます。つまり2学期の定期テストは、受験勉強そのものです。この時期に定期テストを軽視すると、当日点で取り返せない差が生まれます。

オンライン学習塾マスネットでは、定期テストと受験対策の両面から中3を指導しています。この記事では、2学期の優先順位を書きます。


2学期の評定が入試に使われる

まず、この時期の重みを確認します。

多くの都道府県で、高校入試に使われる内申点は中3の2学期(または後期)の評定で確定します。つまり、2学期の定期テストと提出物が、そのまま受験の持ち点になります。

そして確定した後は、二度と変えられません。

3学期にどれだけ頑張っても、内申点は動きません。残るのは当日点だけです。

この構造を知らずに「受験勉強を優先しよう」と定期テストを捨てると、取り返せない失点になります。

なお、対象学年や確定時期は都道府県によって異なります。自分の地域の制度は必ず確認してください。

→ 内申点 自動計算ツール(47都道府県対応)で確認する


期間で切り分ける

「受験勉強か、定期テストか」で迷わないための考え方です。

テスト2週間前は、定期テスト対策に全振りします。この期間は受験勉強を止めて構いません。中3の定期テストは内申であり、受験の一部だからです。

それ以外の期間は、受験勉強に充てます。過去問演習、弱点補強、模試の解き直し。

この切り分けを最初に決めておけば、毎回迷わずに済みます。どちらかを選ぶのではなく、期間で分けることが答えです。


2学期にやるべきこと

1. 定期テストで評定を確保する

2学期の定期テストは、通常の学期以上に優先度が高いと考えてください。

やり方は変わりません。2週間前から始める。ワークを3周する。間違えた問題を潰す。ただし、この学期は「内申が確定する」という重みがあります。

苦手教科で評定が2になりそうな場合、そこを3に上げる価値は特に大きくなります。評定2が1つあると、内申点全体を大きく下げます。

2. 提出物を確実に出す

提出物は、評定の「主体的に学習に取り組む態度」の中心的な材料です。

期限内に出す。空欄を作らない。間違いに直しを入れる。この3つを、2学期は特に徹底してください。

テストの点が変わらなくても、提出物の出し方で評定が動くことがあります。受験勉強で忙しくても、提出物だけは落とさないでください。

3. 実技4教科を捨てない

内申点は9教科が対象です。実技4教科は全体の約44%を占めます。都道府県によっては倍率もかかります。

受験勉強が忙しくなると、実技の対策は真っ先に削られます。しかし評定への影響は主要教科と変わりません。

テスト1週間前に配布プリントを覚えるだけで、実技の点数は動きます。時間対効果は主要教科より高いこともあります。

4. 中1・中2の総復習を終える

受験勉強の面では、2学期の前半までに中1・中2の総復習を終えることが目標です。

入試問題の大部分は中1・中2の範囲から出ます。ここに抜けがあると、秋以降の過去問演習が機能しません。

夏で終わらなかった場合、2学期の早い段階で埋め切ってください。

5. 過去問演習を始める

秋からは志望校の過去問演習に入ります。

過去問は力試しではなく、志望校との距離を測る道具です。解く、失点を分析する、弱点を潰す、また解く。この往復が得点力を作ります。

初回で点が取れなくて構いません。合格最低点との差を点数で把握することが目的です。


12月にやること

2学期の評定が確定したら、次の段階に入ります。

内申点を確定値で計算します。これで持ち点が決まります。

当日点の目標を逆算します。志望校の合格ラインから内申点を引けば、当日に必要な点数が出ます。「あと何点」が数字で見えると、残り期間の計画が具体的になります。

受験校を最終決定します。内申点と過去問の得点状況を合わせて、挑戦校・実力相応校・安全校を組みます。

そして、対策を当日点に全振りします。内申は動きません。ここから先は当日点だけの勝負です。


現場で見えたこと

ここからは、マスネットで実際に見えたことを書きます。

中3の2学期に最も多い相談が、「受験勉強と定期テストのどちらを優先すべきか」です。

この質問が出る時点で、中3の定期テストが受験の一部だという認識がないことが分かります。そして実際に、2学期の定期テストを軽視して内申を落とし、当日点で取り返せなくなるケースを見てきました。

そのため指導では、期間で切り分ける形を最初に決めます。テスト2週間前は定期テストに全振り、それ以外は受験勉強。この形にすると、生徒も迷わずに動けます。

もう一つ、実技4教科についてです。宿題システムの記録を見ると、中3の2学期は実技教科の提出物が最も遅れやすい時期でした。受験勉強が忙しくなり、優先順位が下がるためです。

しかし内申点の計算では、実技も主要教科も同じ9教科です。ここで削った分が、そのまま内申点の減少になります。

そして、確定後の切り替えについてです。12月に内申点を計算して、当日点の目標を数字にした生徒は、その後の学習に迷いがありませんでした。何点必要かが分かっているため、どの教科でどう稼ぐかを設計できます。

逆に、内申点を計算していない生徒は、漠然と「頑張る」まま直前期に入ります。同じ勉強時間でも、方向が定まっているかどうかで結果が変わります。

実際に、内申が志望校の目安に届いていなかった生徒が、当日点を押し上げて合格したケースもあります。距離を数字で把握していたため、何をやればいいかが明確でした。


よくある質問

Q. 受験勉強と定期テスト、どちらを優先すべきですか。
期間で切り分けてください。テスト2週間前は定期テストに全振りし、それ以外は受験勉強です。中3の定期テストは内申であり、受験の一部です。

Q. 内申はいつ確定しますか。
多くの都道府県で中3の2学期(後期)の評定が使われます。ただし締切は12月末から2月まで幅があり、地域によって異なります。中学校で確認してください。

Q. 実技4教科の対策は必要ですか。
必要です。内申点は9教科が対象で、実技は全体の約44%を占めます。テスト1週間前の暗記で点が動くため、時間対効果は高い教科です。

Q. 中1・中2の総復習が終わっていません。
2学期の早い段階で埋め切ってください。入試問題の大部分は中1・中2の範囲から出るため、ここが抜けていると過去問演習が機能しません。

Q. 過去問はいつから始めますか。
総復習が終わる秋が目安です。初回で点が取れなくて構いません。合格最低点との差を測ることが目的です。

Q. 内申が確定した後は何をすればいいですか。
当日点に全振りします。内申点を計算し、志望校の合格ラインから逆算して、当日に必要な点数を数字にしてください。


2学期の設計を相談したい方へ

定期テストと受験勉強の配分、内申確定後の切り替え。この設計は、志望校と現在地によって変わります。マスネットの中学生コースでは、内申対策と受験対策を並行して設計し、確定後の逆算まで伴走しています。

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※内申点の対象学年・確定時期・算出方法は、都道府県および年度により異なります。詳細は在籍する中学校または各都道府県教育委員会でご確認ください。

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