勉強のやり方がわからないとき|点が上がらない3つの勉強の仕方と、今日から変える4つのこと
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
勉強はしているつもりなのに、点数が上がらない。ワークもやったし、教科書も読んだ。それなのにテストでは解けない。そもそも、正しい勉強のやり方が分からない。
結論からお伝えします。点数が上がらないのは、勉強の量ではなく、やり方に原因があることがほとんどです。「ワークを埋めて終わり」「教科書を読むだけ」「できる問題ばかり解く」。この3つに心当たりがあるなら、そこを変えるだけで点数は変わります。勉強は、何も見ずに思い出して解けるようになるまでが1セットです。
この記事は、オンライン学習塾マスネットが運営しています。勉強のやり方に悩んでいるあなたに向けて書きました。
点が上がらない3つの勉強の仕方
頑張っているのに点数が上がらない人には、共通する勉強の仕方があります。
| 勉強の仕方 | なぜ点が上がらないか |
|---|---|
| 1. ワークを埋めることが目的になっている | 丸つけのあと、間違えた問題を直していない。できなかった問題が、できないまま残る |
| 2. 教科書やノートを読むだけ | 読んでいる間は分かった気になるが、テストで必要な「何も見ずに思い出す力」の練習になっていない |
| 3. できる問題ばかり解いている | 解いていて気持ちのいい問題に時間を使い、できない問題を避けている。点数が増えるのは、できない問題ができたときだけ |
どれも、真面目に勉強している人ほどはまりやすい落とし穴です。裏を返せば、ここを変えるだけで、点数はまだ伸びます。
「分かる」「解ける」「説明できる」は違う
勉強には、3つの段階があります。
| 段階 | 状態 | テストで点が取れるか |
|---|---|---|
| 分かる | 解説を読んだり、授業を聞いたりして、理解できた | 取れないことが多い |
| 解ける | 何も見ずに、自分で最後まで解ける | 取れる |
| 説明できる | なぜその答えになるかを、人に説明できる | 応用問題でも取れる |
多くの人は、「分かる」の段階で勉強を終わりにしています。テストで点を取るには、少なくとも「解ける」まで進める必要があります。
今日から変える4つのこと
1. 丸つけのあとの「直し」までを1セットにする
ワークは、解いて丸つけをしたら終わりではありません。間違えた問題を、解答を見ずにもう一度解けるようになったら終わりです。
間違えた問題には印をつけ、その日のうちに解き直してください。そして、数日後にもう一度、印をつけた問題だけを解きます。
2. 読むのではなく、隠して思い出す
教科書やノートを読む時間を、思い出す時間に変えてください。
用語や公式、英単語は、答えを手や紙で隠して、何も見ずに言えるか、書けるかを確かめます。思い出せなかったものだけを、もう一度覚え直します。
思い出そうとすること自体が、記憶を強くします。 読むだけの10分より、隠して思い出す10分の方が、ずっと頭に残ります。
3. できない問題に時間を使う
ワークを2周目に解くときは、1周目にできた問題は飛ばして、印をつけた問題だけを解いてください。
できる問題を何度解いても、点数は増えません。できなかった問題が、できるようになったときだけ点数が増えます。
4. テストの2週間前から、計画を立てる
テストの直前に慌てて始めると、「埋める」「読む」だけで時間がなくなります。テストの2週間前から、ワークの1周目、直し、2周目の時間を確保してください。
→ テスト勉強の計画の立て方|テスト初日から逆算する無料スケジュールツール
教科ごとの、やり方の変え方
| 教科 | やりがちなこと | 変え方 |
|---|---|---|
| 数学 | 解答を見て「分かった」で終わる | 例題を見ずに、自分で最後まで解き直す |
| 英語 | 単語を眺めて覚えたつもりになる | 日本語を見て、英語を書けるかを確かめる |
| 理科・社会 | 教科書を読み返す | 一問一答やワークの答えを隠して、思い出す |
| 国語 | 「勉強のしかたがない」とあきらめる | 漢字と、ワーク・教科書の本文の読み直しを、テスト前に必ずやる |
教科ごとの勉強法は、それぞれ別の記事にまとめています。
→ 数学の定期テストで確実に点を上げる勉強法
→ 英語の定期テストで点を上げる勉強法
→ 理科・社会の定期テストは「暗記のやり方」で決まる
→ 国語の定期テストで点を取る方法|「勉強のしかたがない」は誤解
やり方を変えても点が上がらないとき
やり方を変えても点数が上がらない場合は、次のどちらかが原因かもしれません。
前の学年の内容でつまずいている。 数学や英語は、前の学年の内容が分かっていないと、今の単元も分かりません。今の単元をいくら繰り返しても解決しないときは、前の学年に戻る必要があります。
ケアレスミスで点を落としている。 解き方は分かっているのに、計算ミスや写し間違いで点を落としている場合は、見直しの手順を作る必要があります。
失点の原因を知るには、8つの質問に答えるだけの無料診断も使えます。
→ テストの見直しのやり方|8つの質問で失点のタイプが分かる無料診断
現場で見えたこと
「勉強のやり方が分からない」と話す生徒さんに、テスト前に何をしたかを聞くと、多くの場合、ワークを1周解いて丸つけをして終わっています。間違えた問題に赤で答えを書き写して、それで「直した」と思っているのです。
答えを書き写すのは、直しではありません。何も見ずにもう一度解けるようになって、初めて直しです。この違いを知っただけで、次のテストの点数が大きく変わった生徒さんは少なくありません。
もう一つ、点数が上がった生徒さんに共通しているのは、ワークの2周目で、できなかった問題だけを解いていることです。勉強時間は同じでも、使う問題が違う。それが点数の差になります。
勉強は、量より「やり方」が9割です。正しいやり方を知れば、同じ時間でも取れる点数は変わります。
よくある質問
Q. 勉強のやり方が分かりません。何から変えればいいですか。
まず、ワークの丸つけのあとの直しを、何も見ずに解けるようになるまでやってください。それだけで点数が変わることが多くあります。
Q. 勉強しているのに、点数が上がりません。
「ワークを埋めるだけ」「教科書を読むだけ」「できる問題ばかり解く」のどれかに当てはまっていないか確認してください。量ではなく、やり方に原因があることがほとんどです。
Q. 暗記が苦手です。どうすればいいですか。
読んで覚えるのではなく、答えを隠して思い出す練習をしてください。思い出そうとすること自体が、記憶を強くします。
Q. ワークは何周すればいいですか。
回数より、できなかった問題ができるようになるまで繰り返すことが大切です。2周目からは、1周目に間違えた問題だけを解いてください。
Q. 「分かる」と「解ける」は何が違いますか。
「分かる」は解説を読んで理解できた状態、「解ける」は何も見ずに自分で最後まで解ける状態です。テストで点を取るには「解ける」まで進める必要があります。
Q. やり方を変えても点数が上がりません。
前の学年の内容でつまずいているか、ケアレスミスで点を落としている可能性があります。失点の原因を確かめてください。
次に読んでいただきたい記事
勉強中にスマホを触ってしまう場合は、こちらをご覧ください。
→ 勉強中にスマホを触ってしまうとき|意志に頼らずやめられる5つの方法と、スマホを勉強の味方にする使い方
勉強のやり方を変えたいあなたへ
勉強は、量より「やり方」が9割です。正しいやり方を知れば、同じ時間でも点数は変わります。
生徒さんへ:点が伸びる勉強のやり方を、一冊にまとめました。
点が伸びる子だけが自然とやっていたこと。「わかる」を「解ける」に変える順番。あなた専用のやり方を組み立てるワーク。『成績を伸ばすやり方攻略本』を、LINEで無料でお渡ししています。
保護者様へ:答案を見て、やり方のどこを変えるべきかをお伝えします。
答案を写真で送っていただければ、どのタイプの失点が多いか、勉強のやり方のどこを変えるべきかをお伝えします。入塾の勧誘はいたしません。
1対1の授業で、勉強のやり方から一緒に作りたい場合は、無料の学習面談と体験授業もご利用いただけます。