バンクーバー在住の中学生の高校受験|2026年の時差変更と、日本の勉強を続ける方法
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
バンクーバー在住の中学生の高校受験|2026年の時差変更と、日本の勉強を続ける方法
バンクーバーで日本の高校受験に備えるには、現地校の学習を続けながら、日本語で問題を読み、答案を書く時間を確保することが大切です。補習授業校に通っている場合は、その教材と宿題を土台にして、足りない部分を補います。
また、2026年は授業予約に関わる重要な変更があります。バンクーバーは秋に時計を戻さず、11月も日本との時差は16時間です。以前の「冬は17時間差」という情報で予定を組まないようにしましょう。
2026年11月のバンクーバーと日本の時差は16時間
ブリティッシュ・コロンビア州は2026年に年2回の時刻変更を廃止しました。バンクーバーではUTC−7が続き、UTC+9の日本が16時間先に進みます。州政府は、11月1日に時計を戻さないことも案内しています。BC州政府の時刻制度に関する発表
| バンクーバー時間 | 日本時間 |
|---|---|
| 金曜17時 | 土曜9時 |
| 金曜18時 | 土曜10時 |
| 土曜16時 | 日曜8時 |
| 土曜18時 | 日曜10時 |
| 日曜18時 | 月曜10時 |
上記は2026年11月のバンクーバーを対象とした換算例です。カナダ全体に当てはめることはできません。また、実際に受講できる時間帯は個別に確認が必要です。
予約時には、端末の地域・タイムゾーン設定を更新し、招待された予定が現地の何曜日・何時に表示されるかまで確認してください。「金曜の夕方」と「土曜の朝」が同じ授業を指すため、日付の取り違えにも注意しましょう。
現地校と補習授業校、オンライン塾の役割を整理する
バンクーバー補習授業校は、日本の教科書を使って学ぶ週1日の学校です。対象学年や授業内容、入学条件は補習授業校の公式サイトで確認できます。
現地校と補習校に加えて塾を利用するなら、それぞれで同じ宿題を増やしすぎないことが大切です。
| 学ぶ場所 | 家庭で確認したいこと |
|---|---|
| 現地校・インター | 授業内容、提出課題、試験日程、学年の修了予定 |
| 補習授業校 | 日本の教科書で学んだ単元、宿題の理解度 |
| 家庭学習・個別指導 | 未習単元、日本語の記述、志望校で必要な内容 |
個別指導の目的は、「日本の勉強を全部追加する」より、「数学の文章題を日本語で解く」「補習校の国語の記述を自力で書く」のように絞ると、課題を明確にできます。
日本の高校受験に向けて確認したい3つの力
1.数学の考え方を日本語で説明できるか
英語の授業で解ける問題でも、日本語の条件を読み違えることがあります。逆に、日本語の用語を覚えるだけでは、未習の考え方までは補えません。
たとえば一次関数なら、「式を作れる」「グラフを読める」「変化の割合を説明できる」を分けて確認します。
間違いの原因を「用語」「考え方」「計算」「答案の書き方」に分けると、取り組む順番が見えます。
2.国語の本文を根拠に記述できるか
日本語の日常会話が自然でも、文章を要約したり、登場人物の気持ちを本文の根拠と結びつけたりする練習は必要です。
最初は短い文章で構いません。「答え」「本文の根拠」「その根拠が答えにつながる理由」を書き分けてみましょう。漢字練習と読解練習の役割も分けて考えます。
3.理科・社会の未習範囲を把握しているか
日本の高校受験で5教科が必要なら、理科・社会を帰国直前まで後回しにしないようにします。
日本の教科書の目次を使い、「現地で学んだ」「まだ学んでいない」「日本語の問題では解けない」を記録してください。現地での経験や知識を活かしつつ、必要な範囲に絞って補います。
帰国時期と、日本の入学時期を一枚に並べる
現地校の学年区切りと、日本で希望する入学時期が一致するとは限りません。学習計画を立てる前に、次の予定を並べましょう。
| 確認項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 日本での進学 | 希望する入学年月、新入学か編入学か |
| 現地校 | 在籍学年、修了予定日、成績証明書の発行時期 |
| 入試 | 出願資格、選考科目、出願・試験日 |
| 移動 | 帰国予定、一時帰国の要否 |
| 書類 | 必要な証明書、翻訳の要否、提出期限 |
帰国生枠は、海外在住だけで利用が決まるものではありません。補習校への在籍だけで日本の中学校卒業相当の資格が確定するわけでもないため、志望校の募集要項で確認し、不明点は学校へ問い合わせます。
忙しい家庭は「週1回の授業+短い確認」から組む
以下は、金曜夕方に個別指導を置く場合の学習例です。授業時間数や宿題量は、生徒の状況に合わせて調整します。
- 月曜:補習校の宿題で止まった問題に印をつける。
- 火曜:数学の問題文から、分かっている条件を抜き出す。
- 水曜:現地校の課題を優先し、追加学習を調整する。
- 木曜:国語の記述を一問解き、根拠に線を引く。
- 金曜:授業で疑問を解消し、次に一人で解く問題を決める。
- 週末:補習校や家庭の予定に合わせ、解き直しを行う。
毎日新しい教材を進める必要はありません。授業で理解した問題を、後日一人で解けるか確かめる時間を残しましょう。
よくある質問
11月になると日本との時差は17時間になりますか?
2026年のバンクーバーでは、秋の時計の切替は行われず、日本との時差は16時間です。古い時刻表や予約設定をそのまま使わず、実際の日時表示を確認してください。
現地校の成績がよければ、日本の入試対策は不要ですか?
現地での学力は強みになりますが、日本語の出題形式や受験科目との対応は別に確認が必要です。志望校の問題や日本の教科書に沿った問題で点検しましょう。
帰国生枠と一般入試は、どちらを目指すべきですか?
出願資格と選考内容、帰国予定を確認して判断します。帰国生枠があるという理由だけで、一般入試に必要な学習を止めないようにしましょう。
バンクーバーから、日本の学習と受験準備を相談する
マスネットでは、完全1対1のオンライン個別指導で、現在の教材や目標に合わせた学習を相談できます。海外からの利用についてはよくある質問をご覧ください。
相談時には「バンクーバー在住/現地校の学年/補習校の有無/帰国予定/現地時間で受講しやすい曜日・時刻」をお知らせください。志望校が決まっていない段階でも、現在の学習で困っていることから相談できます。
日本語の文章題が読めないのか、単元自体が未習なのか。まずはその違いを確かめ、必要な学習を絞っていきましょう。