富山県の中教研学力調査の対策とやり直し|定期テストとの違い・直前の勉強・返却後の復習を整理
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
富山県の中教研学力調査の対策とやり直し|定期テストとの違い・直前の勉強・返却後の復習を整理
富山県の中教研学力調査に向けては、学校から示された範囲を確認し、既習内容の穴を見つけ、返却後に解き直すところまで計画することが大切です。
「定期テストより点数が低かった」「何を復習すればよいか分からない」というときも、点数だけで学力全体を決めつけないでください。出題範囲や問題の形式が違えば、同じ教科でも結果は変わります。
この記事では、中1〜中3の生徒と保護者に向けて、対策と返却後の使い方を整理します。
中教研学力調査とは?定期テストや民間模試との違い
富山県中学校教育研究会の公式の概要では、令和7年度から11月に全学年の県中教研学力調査を実施すると案内されています。学習の達成状況を捉え、指導の改善に役立てることが示されています。
以前の実施時期を載せた記事もあるため、実施日・対象・範囲は学校の最新連絡で確認しましょう。
| 種類 | 家庭での主な使い方 |
|---|---|
| 定期テスト | 学校で指定された範囲の理解と課題を確認 |
| 中教研学力調査 | 調査範囲における学習の定着や弱点を確認 |
| 民間模試 | 出題範囲の学力と、提供される志望校判定などを確認 |
中教研の点数を、別の模試の偏差値や高校の合格ラインに機械的に換算しないでください。また、評定への扱いは学校の説明を確認し、「必ず内申に入る」「全く関係しない」と一律に断定しないことが大切です。
直前にすることは、新しい問題集を増やすことだけではない
まず、学校の範囲表、教科書、普段使っているワークをそろえます。
- 調査範囲と、学習済みの単元を照合する。
- ワークで以前間違えた基本問題を解く。
- 止まった単元を教科書の例題まで戻る。
- 理由や手順を書く問題を少量確認する。
- 前日は持ち物と時間を確認する。
これは一般的な準備の例であり、今年の実際の出題内容を予測するものではありません。範囲外の予習を広げるより、指定範囲の復習を先にしましょう。
教科別|何を確認するとよい?
| 教科 | 基本の確認 | 答案で残したいこと |
|---|---|---|
| 国語 | 語句、本文の要点、設問の条件 | 答えの根拠になる箇所 |
| 数学 | 計算、用語、例題の手順 | 途中式、図への書き込み |
| 英語 | 語句、文の形、本文の内容 | 語順や文法を選んだ理由 |
| 理科 | 用語、実験条件、計算 | 単位、条件と結果の関係 |
| 社会 | 用語、時代・地域、資料 | グラフや地図の根拠 |
用語を覚えたかだけでなく、問題の条件から使えるかを確認します。たとえば理科なら、公式を言えることと、必要な数値・単位を選べることは別です。
数学の苦手が見つかった場合は中学数学の個別指導、理科は中学理科の個別指導でも学習内容を確認できます。
当日は「分からなかった場所」も復習の材料にする
問題冊子への書き込みが認められる場合は、考えた式や迷った選択肢を残します。自己採点や復習は、学校から解答や問題が配布され、利用できるタイミングで行ってください。
終了後は、記憶が残っているうちに次の3点だけメモしておくと役立ちます。
- 時間が足りなかった教科や大問。
- 用語や公式を思い出せなかった単元。
- 解けたと思ったが、自信がなかった問題。
問題の持ち出し・共有などは学校の指示に従いましょう。
返却後は、失点を4種類に分ける
| 分類 | 状態 | 次にすること |
|---|---|---|
| 知識 | 用語・公式を知らなかった | 教科書を確認し、短い問題で再現 |
| 手順 | 知っているが使えなかった | 例題と類題を1組ずつ解く |
| 読み取り | 条件や資料を取り違えた | 条件に印をつけ、根拠を説明 |
| 時間・確認 | 未着手、転記、見直し不足 | 時間を測り、解く順番を試す |
「ケアレスミス」でまとめず、何を見落としたかまで書きます。数学なら符号、英語なら主語、社会なら資料の年度など、次に確認する対象を決めてください。
やり直しは、解答を書き写して終わらせない
最初に取り組むのは、教科書の基本に直結する問題、少しの確認で自力に戻せる問題、今後の単元の土台になる問題です。
解説を読んだ後は、閉じて白紙から解き直します。途中で止まったら、その部分を質問します。数日後にもう一度解き、同じ手順を再現できるか確認しましょう。
全問を同じ日に仕上げる必要はありません。学校の解き直し課題が指定されている場合は、それを守ったうえで追加の復習を選びます。
中1・中2・中3で、結果の使い方を変える
中1|次の単元に必要な土台を確認する
計算、文の基本、用語など、今後の学習につながる穴を優先します。初めての広い範囲の試験に慣れる過程も振り返りましょう。
中2|中1内容まで戻る場所を決める
現在の単元だけを繰り返しても解決しない場合は、前学年の内容を確認します。「どこまで戻れば解けるか」を絞ることが大切です。
中3|学校の進路相談と、入試形式の確認へつなぐ
結果は進路を考える材料の一つです。調査1回で受験校を決めず、学校の成績、過去問、他の資料と合わせて先生に相談します。
よくある質問
中教研が悪いと、志望校を変えるべきですか?
点数だけでは判断できません。範囲、誤答の原因、現在の準備状況、入試までの期間を整理して相談してください。
過去問だけを繰り返せば十分ですか?
解き方を覚えただけにならないよう、教科書の知識と類題につなげます。過去の問題の入手・利用は学校などの正規の案内に従ってください。
学習相談には、点数より答案を持っていこう
問題、答案、返却された資料、学校の範囲表をそろえると、復習すべき単元を具体化しやすくなります。