国語のテスト勉強のやり方|「勉強のしかたがない」は誤解です
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
国語だけ、何を勉強すればいいのか分からない。範囲は配られるが、漢字以外にやることが思いつかない。
結論から言うと、定期テストの国語には明確な勉強法があります。授業で扱った文章がそのまま出るからです。漢字と語句で確実に取り、授業ノートで先生の解説を復元する。この2つで点数は変わります。
オンライン学習塾マスネットでは、定期テストの点数アップに特化した指導を行っています。この記事では、国語の攻略手順を書きます。
定期テストの国語は「初見の文章」が出ない
模試や入試の国語と、定期テストの国語はまったく別物です。
模試は初めて読む文章で読解力を試されます。しかし定期テストは、授業で扱った教科書の文章から出題されます。
つまり、文章の内容も、登場人物の心情も、筆者の主張も、授業ですでに解説されています。
定期テストの国語は、読解力のテストではありません。授業内容をどれだけ再現できるかのテストです。
これは、準備すれば確実に取れることを意味します。「国語は勉強のしかたが分からない」という生徒は、この構造を知らないだけです。
攻略1:漢字と語句で確実に20〜30点を取る
定期テストの国語には、暗記で確実に取れる問題が20〜30点分含まれます。漢字の読み書き、語句の意味、文法などです。
ここを落とすことが、国語の点数が安定しない最大の原因です。
やり方は明確です。範囲の漢字を「書けるか」テストしながら覚えます。眺めるだけでは定着しません。書けなかったものだけを、翌日また繰り返します。
テスト1週間前までに漢字を仕上げておくと、残りの期間を読解対策に使えます。
まず漢字と語句の満点を狙う。これが国語攻略の第一歩です。
攻略2:授業ノートで先生の解説を復元する
定期テストの読解問題は、授業で先生が解説した内容から作られます。
「ここが主題」「この心情変化が重要」「筆者はここでこう言っている」。先生が強調した部分こそが、テストに出る部分です。
授業ノートとプリントを読み返し、先生の解説を復元してください。
ノートの取り方が甘い場合は、次の単元から変えます。板書だけでなく、先生が口頭で話したことをメモする。これができると、テスト対策が格段に楽になります。
攻略3:教科書本文を3回読む
範囲の文章を、最低3回読み直します。読み方を変えながら進めます。
1回目は、話の流れを確認します。全体で何が起きているかを把握します。
2回目は、段落ごとの要点をつかみます。どの段落で何が語られているかを整理します。
3回目は、設問になりそうな箇所を意識して読みます。心情の変化、理由が書かれている部分、筆者の主張。ここが問われます。
どこに何が書いてあるかが頭に入っていると、本番で該当箇所をすぐ見つけられます。時間切れも防げます。
攻略4:記述問題は「書いて」練習する
国語のワークの記述問題を、頭の中で考えるだけでなく実際に書きます。
書いたら模範解答と見比べ、入れるべき要素(キーワード)が入っているかを確認します。
記述の基本は、本文の言葉を使って、聞かれたことに答えることです。
理由を聞かれたら「〜から。」で結ぶ。心情を聞かれたら気持ちを表す言葉で結ぶ。この型を練習しておくと、部分点ではなく満点を取れる記述になります。
文法と古典は「暗記科目」として扱う
中学国語には、文法(品詞・活用など)と古典(古文・漢文)も含まれます。
これらは読解ではなく暗記系の分野です。
文法はワークの問題を繰り返し、活用表などは書けるまで覚えます。
古典は、範囲の文章の現代語訳、重要語句、歴史的仮名遣いをセットで覚えます。
理社と同じく、思い出す練習で仕上げれば確実に得点できる分野です。ここを捨てないでください。
国語が安定すると5教科合計が安定する
国語は「対策のしかたが分からない」まま放置され、毎回の点数が上下しやすい教科です。
しかし、ここまで書いた通り、定期テストの国語は構造的に対策可能です。
漢字と語句で確実に取り、授業内容の復元で読解を取り、記述の型で仕上げる。このやり方で国語が安定すると、5教科合計の計算が立つようになります。
400点を目指すうえで、国語の安定は欠かせないピースです。
現場で見えたこと
ここからは、マスネットで実際に見えたことを書きます。
国語の相談で最も多いのが、「何を勉強すればいいか分からない」という言葉です。
話を聞くと、漢字だけをやって、読解は「センスだから」と諦めているケースがほとんどでした。定期テストの読解が授業の解説から作られることを知らないのです。
授業ノートを見返す形に変えると、同じ勉強時間でも点数が変わります。先生が強調した部分が、そのまま出題されるからです。
もう一つ、授業ノートの質に大きな差があることも分かりました。板書だけを写している生徒と、先生の口頭の説明までメモしている生徒では、テスト前に使える情報量がまったく違います。
そのため指導では、ノートの取り方から変えます。板書の余白に、先生が話したことを短くメモする。これだけで、次のテストから対策の材料が増えます。
そして、漢字についてです。宿題システムの記録を見ると、漢字の課題を早めに終える生徒ほど、国語の点数が安定しています。
漢字を1週間前までに仕上げると、残りを読解と記述に使えます。逆に前日まで漢字をやっていると、読解対策の時間がゼロになります。時間配分が点数を分けています。
よくある質問
Q. 国語はセンスの教科ではないのですか。
定期テストに限れば違います。授業で扱った文章から出題されるため、授業内容の復元と漢字・語句の暗記で対策できるテストです。
Q. 読解問題が苦手です。何をすればいいですか。
まず授業ノートで先生の解説を復元してください。テストの読解問題は、授業の解説から作られることがほとんどです。
Q. 記述問題で部分点しか取れません。
模範解答の「入れるべき要素」を確認する練習をしてください。本文の言葉を使い、聞かれた形で結ぶ型を身につけると満点記述に近づきます。
Q. 漢字はどのくらい前から覚えるべきですか。
2週間前から始め、1週間前までに仕上げるのが理想です。直前は読解と記述の確認に時間を使えます。
Q. 古典が苦手です。
古典は暗記系の分野です。範囲の現代語訳、重要語句、歴史的仮名遣いをセットで覚えれば得点できます。読解として身構える必要はありません。
Q. 模試の国語も同じ勉強法でいいですか。
違います。模試や入試は初見の文章が出るため、読解力そのものを鍛える必要があります。定期テストとは別の対策になります。
国語の対策から相談したい方へ
国語に勉強のしかたがないのではなく、知らなかっただけです。マスネットの中学生コースでは、漢字の仕上げ方から授業ノートの活用法、記述の型まで、国語のテスト勉強のやり方そのものを指導しています。