「わからない」を質問できない子への処方箋|質問できる子ほど成績が伸びる理由
公開日 執筆:塾長 馬籠先生
質問できるかどうかは、成績に直結します。
オンライン学習塾マスネットの定期テスト対策では、「質問しやすい環境」と「質問の仕方の型」の両方を用意します。
質問できない子は、わからないが積み重なって成績が下がります。質問は性格の問題ではなく、環境と技術で解決できます。
「わからない」を放置すると何が起こるか
授業でわからない部分が出たとき、その場で解決するか放置するか。この小さな差が、時間とともに大きな学力差になります。
特に数学・英語は積み上げ式です。ある単元でわからない部分を放置すると、その上に積まれる次の単元も理解できません。1つの「わからない」が、その後の全部を崩していきます。
成績が下がっていく子の多くは、能力が低いのではなく、わからないを放置した結果、理解できない範囲が広がっているだけです。だからこそ、「質問できるか」は成績を左右する重要な要素なのです。
なぜ質問できないのか
質問できない子には、いくつかの理由があります。
恥ずかしい:「こんなことも分からないのか」と思われるのが怖い。集団授業では、大勢の前で手を挙げるハードルが特に高くなります。
何がわからないかわからない:漠然と「全部わからない」状態だと、質問の形にできません。
先生が忙しそう:声をかけるタイミングがつかめず、そのまま帰ってしまう。
質問の仕方がわからない:どう聞けばいいか分からず、聞くこと自体を諦める。
これらは性格の問題ではなく、環境と技術の問題です。だから解決できます。
質問の仕方には「型」がある
質問できない理由の一つが「聞き方がわからない」ことなら、型を知れば解決します。良い質問の型は次の通りです。
①どこまで理解しているかを伝える
「ここまでは分かるのですが」と前置きすることで、相手はどこから説明すればいいかが分かります。
②何が分からないかを具体的に言う
「全部分かりません」ではなく、「この式からこの式に変わる部分が分かりません」と具体化します。
③自分がどう考えたかを伝える
「私はこう考えて、こう解いたのですが違いました」と伝えると、どこで考え方がずれたかを指摘してもらえます。
この型で質問すると、答える側も答えやすく、的確な説明が返ってきます。そして、この「どこが分からないかを言語化する」作業自体が、実は理解を深める勉強になっています。
「何がわからないかわからない」への対処
最も多いのが、この状態です。漠然と分からない状態から、質問できる状態に持っていく手順があります。
まず、問題を最初から自分で解いてみます。そして、手が止まった場所を特定します。「ここまでは書けた、ここから進まない」という地点が見つかれば、それが質問すべきポイントです。
手が止まった場所すら分からない場合は、もっと前に戻る必要があります。「この単元の前提となる部分が分かっていない可能性」を疑い、前の単元の基本問題を解いてみます。ここでも解けなければ、つまずきはそこにあります。
この作業を一人でやるのは難しいため、1対1で一緒に確認できる環境が有効です。
1対1なら「質問のハードル」がなくなる
質問できない理由の多くは、集団という環境に由来します。大勢の前で手を挙げる、他の生徒を待たせる、周りの目が気になる。こうしたハードルが、質問を止めています。
1対1の個別指導では、これらのハードルが構造的に存在しません。誰も見ていないため恥ずかしくない。待たせる相手もいない。そもそも、講師が生徒の様子を見て「今分かっていないな」と気づいて声をかけられます。
「質問できない子」が、1対1になった途端に質問できるようになるケースは非常に多くあります。性格が変わったのではなく、環境が変わったからです。
家庭でできるサポート
質問できる子に育てるために、家庭でできることもあります。
「分からない」を否定しない:「なんで分からないの」と言われると、次から言わなくなります。「分からないって言えたのは良いことだね」という姿勢が、質問できる子を育てます。
一緒に「どこが分からないか」を整理する:教える必要はありません。「どこまでは分かる?」と聞くだけで、本人の中で整理が進みます。
質問できたことを認める:塾や学校で質問できた日は、それ自体を褒めます。質問が良い行動だと認識できると、次も質問しやすくなります。
オンライン学習塾マスネットのサポート
マスネットは、定期テストの点数アップに特化した完全1対1のオンライン個別指導塾です。1対1だからこそ、質問のハードルがなく、講師側からも理解度を確認しながら進められます。
さらに、質問の仕方の型・「どこが分からないか」を特定する方法も指導します。「質問できずにわからないままになっている」という生徒こそ、環境を変えることで変化します。まず無料体験(テスト対策相談)でご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 子どもが恥ずかしがって質問できません。
A. 性格ではなく環境の問題であることが多いです。1対1の環境では質問のハードルがなくなり、質問できるようになるケースが多くあります。
Q. 「何が分からないか分からない」と言います。
A. まず自分で解いてみて、手が止まった場所を特定することから始めます。それも難しい場合は、前の単元に戻って確認します。
Q. 質問の仕方を教える方法はありますか?
A. 「ここまでは分かる」「ここが分からない」「こう考えた」の3点を伝える型を教えてください。この型で聞くと、的確な説明が返ってきます。
Q. 家庭ではどうサポートすればいいですか?
A. 「分からない」を否定せず、どこまで分かるかを一緒に整理し、質問できたこと自体を認めてください。
まとめ
質問できるかどうかは、成績に直結します。わからないの放置が、積み上げ式の教科では致命的な差になるからです。質問できないのは性格ではなく、環境と技術の問題。質問の型を知り、質問しやすい環境に身を置けば、解決できます。わからないをその場で潰せる状態が、成績を伸ばす土台です。