パリ在住の中学生の高校受験|日本人学校・現地校別の準備と、時差7〜8時間で続ける日本の勉強
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
パリ在住の中学生の高校受験|日本人学校・現地校別の準備と、時差7〜8時間で続ける日本の勉強
パリから日本の高校を目指す場合は、入試方式・現在の学校の修了時期・日本語での学力・受講できる時刻を別々に確認しましょう。
特に気をつけたいのが時差です。パリの放課後は、日本では深夜に近い時間になる場合があります。「オンラインなら平日の夜に受けられる」と決めず、生活時間に合う方法を先に探します。
この記事は受験準備の整理に使うガイドです。出願資格や試験科目は、受験年度の各高校の公式資料で確認してください。
パリからの高校進学は、日本への帰国だけとは限らない
日本の高校、現地での進学、インターなど、候補を分けて家族で話し合います。
パリ日本人学校のFAQでは、高等部はなく、卒業後の進路に日本国内の高校や在欧高校、現地校、インターナショナルスクールなどが挙げられています。
どの進路を選ぶかで、準備する言語、学力、書類が違います。日本への帰国が未確定でも、「どの時点で候補を絞るか」を決めておくと学習計画を作りやすくなります。
在籍校に合わせて、学力を点検する
日本人学校の場合|学校の学習と入試形式をつなぐ
パリ日本人学校の学校紹介では、日本の学習指導要領に基づく教育が案内されています。
日本の教科書で学んでいる場合は、学校の単元理解を土台に、志望校が求める記述・時間配分・応用問題を確認します。学校のテストで解けた問題でも、入試の制限時間内に解けるかは別に点検しましょう。
教材を追加する前に、学校ワークの誤答を整理すると、復習すべき単元を絞れます。
現地校・インターの場合|学んだ内容を日本語で使えるか
フランス語や英語で学んだ数学を理解していても、日本語の問題文で止まる場合があります。
| 確認する力 | 家庭でできる点検 |
|---|---|
| 国語の読解 | 短い説明文を読み、根拠を本文から示す |
| 日本語の記述 | 考えた理由を数文で書く |
| 数学の用語 | 方程式・変域・証明などを説明する |
| 履修範囲 | 日本の出題範囲と現在の既習範囲を比べる |
| 必要な理社 | 志望方式の科目を確認してから着手する |
「現地校だから国語が苦手」「海外だから英語は十分」と決めつけず、実際の問題で確認します。
フランスの学年表記やインターのGradeを、日本の学年にそのまま置き換えないことも大切です。生年月日、在学歴、修了予定を志望校へ伝え、資格を確認してください。
帰国生入試と一般入試は、候補校ごとに整理する
海外で暮らしているだけで、すべての帰国生入試に出願できるわけではありません。
- 海外での在住期間・在学期間。
- 帰国後の経過期間。
- 保護者の海外勤務や帯同などの条件。
- 在籍校の種類と修了資格。
- 居住予定地や出願前の資格確認。
- 教科試験・作文・面接・資格の扱い。
一般入試も含めて確認すると、帰国時期が変わった場合の選択肢を考えやすくなります。前年の要項は参考にとどめ、受験年度の要項で更新しましょう。
パリと日本の時差|夏は7時間、冬は8時間
パリは夏時間がUTC+2、冬時間がUTC+1、日本は通年UTC+9です。日本が夏は7時間、冬は8時間進んでいます。
| パリの時刻 | 日本・夏時間中 | 日本・冬時間中 |
|---|---|---|
| 平日16時 | 同日23時 | 翌日0時 |
| 土曜9時 | 同日16時 | 同日17時 |
| 土曜10時 | 同日17時 | 同日18時 |
| 日曜13時 | 同日20時 | 同日21時 |
表は時刻換算であり、塾の開講時間ではありません。特に平日の放課後は日本側が深夜になるため、休日の午前中なども候補にして相談します。
時差はパリのタイムゾーン情報で確認できます。
11月から受講する場合は、冬時間の予定で確認
2026年は10月25日に夏時間が終了し、11月1日は冬時間です。2027年の夏時間開始は3月28日です。切替日は2026年の変更日と2027年の変更日で確認できます。
日本時間で固定した授業は、夏時間への切替でパリ側の時刻が変わります。予約時に「どちらの時間帯を基準にするか」を明確にしましょう。
平日は短い復習、休日に不明点を確認する例
次は、パリでの生活に合わせて調整するための例です。
| タイミング | 取り組む内容 |
|---|---|
| 月曜 | 国語の文章を読み、要点と根拠をメモ |
| 火曜 | 数学の既習問題と日本語の用語を確認 |
| 水曜 | 学校課題を優先し、誤答を少量解き直す |
| 木曜 | 必要科目の記述問題に取り組む |
| 金曜 | 質問する問題とノートの画像を整理 |
| 休日 | 指導を受け、不明点を確認 |
| 授業後 | 同じ問題を自力で再現する |
現地の学校の課題や試験週を優先し、受験用課題を調整します。フランスの休暇も学校・地域によって予定が異なるため、自分の学校の年間予定を使ってください。
証明書と渡航は、締切から逆算する
必要な書類を、発行元と提出先に分けて管理します。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 成績・在学関係 | 高校が指定する様式と対象期間 |
| 修了関係 | 修了予定と受験資格の対応 |
| 言語 | 原文でよいか、翻訳が必要か |
| 提出 | Web、郵送、必着、原本提出の扱い |
| 受験 | 試験会場、帰国予定、保護者の同行 |
日本人学校と現地校で発行手続きは異なります。パリ日本人学校のFAQには証明書発行の案内がありますが、必要な書類・所要日数は個別に確認しましょう。
よくある質問
フランス語で学んでいる場合、英語も受験対策が必要ですか?
志望校の試験科目と現在の英語力によります。海外在住歴ではなく、出題形式に合わせて確認してください。
日本に帰ってから塾に通う方がよいですか?
帰国前に未習範囲と日本語の記述を確認しておくと、帰国後の課題を整理できます。受講開始の時期は、帰国予定と現在の学力から判断しましょう。
パリからの学習相談で伝えたいこと
在籍校、学年と生年月日、帰国予定、志望校候補、苦手な問題、希望する現地時刻を整理してください。
マスネットは海外からの受講に対応しています。対応可能な時間帯は個別にご確認ください。海外受講を含むFAQと中学生向け個別指導をご覧ください。