共通テスト100日前にやること|残り100日の配分と、直前まで伸びる科目・伸びにくい科目
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
共通テストまで、あと100日。模試の点数は目標に届いていない。何から手をつければいいのか、全科目を同じように進めていいのか分からない。
結論からお伝えします。100日前に最初にやるべきは、本番と同じ形式で1年分を解き、科目ごとに目標点との差を出すことです。そのうえで、英語・国語・数学のように短期間で伸びにくい科目は毎日続け、理科基礎・地歴公民のように直前まで伸びる科目は後半に厚く配分します。全科目を同じ比重で進めるのが、最も点数につながりにくい進め方です。
この記事は、オンライン学習塾マスネットが運営しています。残り100日の使い方を、時期ごとに具体的に書きます。
2027年の共通テストの日程
2027年度(令和9年度)の大学入学共通テストは、2027年1月16日(土)・17日(日)に実施されます。
100日前は、2026年10月8日です。残りは約14週間です。
| 区切り | 日付 | 残り日数 |
|---|---|---|
| 100日前 | 2026年10月8日 | 100日 |
| 60日前 | 2026年11月17日 | 60日 |
| 30日前 | 2026年12月17日 | 30日 |
| 1週間前 | 2027年1月9日 | 7日 |
| 本番 | 2027年1月16日・17日 | ― |
試験の時間割や科目の選択方法は、大学入試センターの発表で必ず確認してください。
最初にやること:本番形式で現在地を測る
100日前の時点で、最初にやっていただきたいことがあります。
過去問か予想問題を1年分、本番と同じ時間で解いてください。 模試の結果があっても、もう一度解くことをおすすめします。模試から時間が経っていると、現在地がずれているためです。
そして、科目ごとに次の3つを書き出します。
- 今の得点
- 志望校の合格に必要な目標点
- その差
この差が大きい科目から時間を配分する、というのが基本です。ただし、差が大きい科目に全部の時間を注ぐのは危険です。科目には「伸びやすさ」の違いがあるためです。
直前まで伸びる科目、伸びにくい科目
| 科目のタイプ | 主な科目 | 伸び方 | 残り100日での扱い |
|---|---|---|---|
| 積み上げ型 | 英語(リーディング・リスニング)、国語(現代文)、数学 | 力がつくまでに時間がかかり、直前の詰め込みでは伸びにくい | 毎日一定の時間を確保し、最後まで続ける |
| 知識型 | 理科基礎、地理・歴史・公民、古文・漢文の知識部分 | 覚えた分がそのまま点になり、直前まで伸びる | 前半は基礎の穴埋め、後半に時間を厚くする |
| 形式慣れ型 | 情報Ⅰ、数学の時間配分、国語の時間配分 | 出題形式と時間の使い方に慣れると伸びる | 本番形式の演習を定期的に入れる |
英語と国語の読解は、1日でも空けると感覚が落ちます。 点数が届いていても、毎日触れ続けてください。
理科基礎と地歴公民は、最後の1か月でも点数が動きます。 ただし、教科書の範囲を一通り終えていることが前提です。終わっていない範囲がある場合は、100日前の今のうちに全範囲を1周させてください。
残り100日の配分
| 時期 | 期間 | 重点 |
|---|---|---|
| 第1期:穴を埋める | 100日前〜60日前(10月上旬〜11月中旬) | 未習・苦手分野を一通り終える。本番形式は週1回 |
| 第2期:形式に慣れる | 60日前〜30日前(11月中旬〜12月中旬) | 過去問・予想問題を科目ごとに週2〜3回。時間配分を固める |
| 第3期:仕上げる | 30日前〜1週間前(12月中旬〜1月上旬) | 知識型の科目に時間を厚く。本番の時間割どおりに通しで解く日を作る |
| 直前期:整える | 1週間前〜前日 | 新しい問題より、間違えた問題の見直し。本番の時間帯に合わせた生活 |
第1期:穴を埋める(100日前〜60日前)
この時期にやらなければいけないのは、未習の範囲と、明らかな苦手分野をなくすことです。
本番形式の演習ばかりしていると、苦手分野の問題が出るたびに同じところで失点します。演習の前に、穴を埋める期間を取ってください。
国公立大学の二次試験や私立大学の個別試験がある場合も、この時期は共通テストの基礎固めが二次試験の土台にもなります。
第2期:形式に慣れる(60日前〜30日前)
共通テストは、知識があっても時間内に解き切れなければ点になりません。
解く順番と、各大問にかける時間を決めてください。 一度決めたら、演習のたびに同じ順番で解きます。本番で迷う時間をなくすためです。
時間が足りなくなる大問を記録しておくと、どこで時間を使いすぎているかが分かります。
第3期:仕上げる(30日前〜1週間前)
知識型の科目に時間を厚く配分します。ここで覚えた分は、本番の点数に直結します。
そして、本番の時間割どおりに、2日間を通して解く日を少なくとも1回作ってください。 1日に複数の科目を解いたときの疲れ方や、昼食後の集中の落ち方は、通しで解かなければ分かりません。
年末年始も、勉強のリズムを崩さないことを優先してください。
直前期:整える(1週間前〜前日)
新しい問題に手を出すより、これまでに間違えた問題の見直しに時間を使います。
本番の時間帯に頭が働くように、起きる時間を本番に合わせてください。 夜型の生活を直前に変えようとしても、数日では戻りません。この調整は、遅くとも1週間前から始めてください。
点数が伸び悩んだときの考え方
演習を重ねても点数が横ばいのとき、原因はほぼ次の3つのどれかです。
基礎に穴が残っている。 同じ分野で繰り返し失点しているなら、演習ではなく、その分野に戻る必要があります。
解き直しをしていない。 解いて丸をつけて終わりにしていると、次も同じ問題で間違えます。間違えた問題は、何も見ずに解けるようになるまで解き直してください。
時間配分が決まっていない。 最後の大問に手がつかないなら、知識ではなく時間の使い方の問題です。
どれに当てはまるかを分けずに勉強量だけを増やしても、点数は動きにくくなります。
保護者様にできること
この時期の受験生は、本人がいちばん焦っています。
模試の点数について、評価する言い方を避けてください。 「どの科目が上がった?」「何が残っている?」という聞き方なら、責める形になりません。
生活リズムを整える手助けをしてください。 食事と睡眠の時間を一定にすることは、家庭でしかできない支えです。
体調管理を優先してください。 12月から1月にかけては、感染症が流行する時期です。家族全員で予防することが、本人の100日を守ります。
現場で見えたこと
100日前から点数を伸ばした受験生に共通していたのは、勉強時間の長さより、配分を決めていたことです。
伸び悩む受験生は、苦手な科目に時間をかけすぎて、得意な科目の演習が止まっていることがよくあります。その結果、苦手科目は少し上がっても、得意科目が下がり、合計点が変わりません。
もう一つは、解き直しです。過去問を何年分解いたかを数える受験生は多いのですが、点数が伸びるのは、間違えた問題を解けるようになるまでやり直した受験生です。10年分を1回ずつより、5年分を完全に解けるまで繰り返す方が、点数につながります。
そして、1人で計画を立てていると、計画が崩れたときに戻せなくなります。週に1回でも、進み具合を誰かと確認する場を持つと、崩れたまま年末を迎えることを防げます。
よくある質問
Q. 2027年の共通テストはいつですか。
2027年1月16日(土)・17日(日)です。100日前は2026年10月8日にあたります。時間割は大学入試センターの発表で確認してください。
Q. 100日前から始めても間に合いますか。
伸ばせる点数はまだ十分にあります。知識型の科目は直前まで伸びます。ただし、英語や国語のように積み上げが必要な科目は、今日から毎日続けてください。
Q. 何から始めればいいですか。
本番形式で1年分を解き、科目ごとに目標点との差を出してください。差が大きく、かつ伸びやすい科目から時間を配分します。
Q. 苦手科目に集中すべきですか。
苦手科目だけに時間を使うと、得意科目の点数が落ちて合計点が変わらないことがあります。苦手科目に重点を置きながら、得意科目も演習を止めないでください。
Q. 過去問は何年分解けばいいですか。
年数より、解き直しの徹底が大切です。間違えた問題を何も見ずに解けるようになるまで繰り返してください。
Q. 直前期にやってはいけないことはありますか。
新しい参考書に手を出すことと、生活リズムを大きく崩すことです。直前期は、これまでに間違えた問題の見直しと、本番の時間帯に合わせた生活を優先してください。
次に読んでいただきたい記事
苦手科目だけを外部で補うことを考えている場合は、形式の選び方をまとめています。
→ 個別指導と集団指導どっちがいい?向いている生徒さんの違いと、選ぶ前の判断基準
オンラインで受けられるかどうかを検討している場合は、選ぶ前の確認項目をご覧ください。
→ オンライン塾は効果ない?成果が出る塾・出ない塾の違いと、選ぶ前に確認すべき7つのこと
残り100日を一人で進めるのが不安な方へ
100日の使い方は、科目ごとの現在地によって変わります。そして、計画は崩れたときに戻せるかどうかで結果が変わります。
マスネットでは、2つの入口をご用意しています。
模試の結果を見て、配分の優先順位をお伝えします。
模試の成績表や答案を写真で送っていただければ、どの科目から時間を使うべきかをお伝えします。入塾の勧誘はいたしません。
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※試験の日程・時間割・出題科目は、大学入試センターの発表で必ずご確認ください。