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中3の関係代名詞が分からないときの立て直し方|who・which・thatの使い分け、主格と目的格の見分け方、省略できる場合

公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生

英語の授業で関係代名詞が始まってから、急に英文が読めなくなった。who と which のどちらを入れればいいか分からない、長い文になると、どこが主語でどこが動詞なのかが分からないと言う。期末テストも高校入試も近づいていて、焦っている。

結論からお伝えします。関係代名詞のつまずきは、「先行詞を見ずに who・which を選ぶ」「2つの文を1つにするときに代名詞を残してしまう」「長い主語の後ろで、文の動詞を見失う」の3つに集中しています。先行詞が人か物か、関係代名詞のすぐ後ろが動詞か「主語+動詞」かの2点を確かめる手順を身につければ、関係代名詞の問題は解けるようになります。

この記事は、オンライン学習塾マスネットが運営しています。英語が苦手な保護者様も一緒に確認できるように、問題と答えを載せています。


関係代名詞とは何か

関係代名詞は、名詞を、後ろから文で説明するときに使う言葉です。説明される名詞を先行詞といいます。

英文意味先行詞説明している部分
a boy who plays soccerサッカーをする男の子a boywho plays soccer
a book which I read私が読んだ本a bookwhich I read

日本語では「サッカーをする男の子」のように説明が名詞の前に来ますが、英語では説明が名詞の後ろに来ます。 この語順の違いが、関係代名詞が難しく感じる一番の理由です。

多くの中学校で、関係代名詞は中学3年生の2学期に学びます。教科書によって順番は違いますが、2学期の期末テストの範囲に入ることが多い単元です。


who・which・that の使い分けは、1つの表で覚える

中学で学ぶ関係代名詞は、次の表で全部です。

先行詞主格(後ろに動詞が続く)目的格(後ろに主語+動詞が続く)
人who、thatthat
物・動物which、thatwhich、that

決めるのは2つだけです。

1つ目は、先行詞が人か、物・動物か。 人なら who、物・動物なら which です。that は、どちらにも使えます。

2つ目は、関係代名詞のすぐ後ろが、動詞か「主語+動詞」か。 後ろがすぐ動詞なら主格、後ろに「主語+動詞」が続いていたら目的格です。

英文関係代名詞のすぐ後ろ格
a girl who can speak French動詞(can speak)主格
a picture which my father took主語+動詞(my father took)目的格

どこでつまずいているかが分かる確認問題

次の6問を、何も見ずに解いてみてください。

問1(使い分け)
I have a friend (who / which) lives in Osaka.

問2(使い分け)
This is the bike (who / which) my father bought for me.

問3(主格の後ろの動詞)
I know a boy who (play / plays) soccer very well.

問4(2つの文を1つに)
I have a dog. It runs very fast.
関係代名詞を使って、1つの文にしなさい。

問5(省略)
関係代名詞を省略できるのは、ア・イのどちらですか。
ア The girl who is singing over there is Yumi.
イ The book which I read yesterday was interesting.

問6(和訳)
The cake that my mother made was delicious.
日本語に訳しなさい。

答えと解き方

問題答え解き方
問1who先行詞 a friend は人。後ろがすぐ動詞(lives)なので主格
問2which先行詞 the bike は物。後ろが主語+動詞(my father bought)なので目的格
問3plays主格の関係代名詞の後ろの動詞は、先行詞に合わせる。a boy は3人称単数
問4I have a dog which(that)runs very fast.2文目の It が a dog を指す。It を which に変えて、a dog のすぐ後ろにつなぐ
問5イ省略できるのは目的格だけ。イは後ろが主語+動詞(I read)
問6母が作ったケーキは、おいしかった。主語は The cake that my mother made まで。文の動詞は was

間違えた問題から、つまずいている場所が分かる

間違えた問題つまずいている場所戻る単元
問1、問2先行詞を確かめずに選んでいる先行詞の見つけ方(関係代名詞の直前の名詞)
問33人称単数の s中学1年生の一般動詞の3人称単数現在
問42つの文の、同じものを指す言葉が見つけられない中学1年生の代名詞(he、she、it、they)
問5主格と目的格の区別この記事の「後ろが動詞か、主語+動詞か」
問6長い主語の後ろで、文の動詞を見失う中学3年生の後置修飾(分詞が名詞を後ろから説明する形)

問3と問4で間違えた場合は、関係代名詞そのものより前に、中学1年生の文法に原因があります。ここを先に直すと、関係代名詞の理解が一気に進みます。


3つのつまずきの直し方

つまずき1:先行詞を見ずに who・which を選ぶ

関係代名詞の問題を解くときは、先に、関係代名詞の直前の名詞に下線を引いてください。 その名詞が人か、物・動物かを確かめてから選びます。

「who は人」と覚えていても、問題文を見たときに先行詞を確かめずに、なんとなく選んでしまう生徒さんが多くいます。下線を引くという一手間で、この間違いはほとんどなくなります。

つまずき2:2つの文を1つにするときに、代名詞を残してしまう

問4で最も多い間違いが、次の答えです。

答え正しいかどうか
I have a dog which runs very fast.正しい
I have a dog which it runs very fast.間違い(it が残っている)

関係代名詞は、2文目の代名詞(it、he、she など)の代わりに入る言葉です。which を入れたら、it は消します。

手順は次の3つです。

  1. 2文目の中で、1文目の名詞と同じものを指す言葉を見つける(問4なら It)
  2. その言葉を、関係代名詞(who・which・that)に変える
  3. 関係代名詞から後ろを、1文目の名詞のすぐ後ろにつなぐ

2文目の代名詞が文の途中にある場合は、その代名詞を関係代名詞に変えて、関係代名詞を前に出します。

例:This is a picture. My father took it.
→ This is a picture which my father took.

つまずき3:長い主語の後ろで、文の動詞を見失う

The cake that my mother made was delicious. のように、関係代名詞が文の主語を説明していると、主語が長くなります。

関係代名詞から後ろの説明の部分を、かっこでくくってください。

The cake (that my mother made) was delicious.

かっこの外だけを読むと、The cake was delicious.(ケーキはおいしかった)という短い文になります。かっこの中は「母が作った」という説明です。この読み方で、長い文でも主語と動詞が見えるようになります。


関係代名詞を省略できるのは、目的格だけ

目的格の関係代名詞は、省略できます。

省略しない形省略した形
the book which I readthe book I read
the girl that I met yesterdaythe girl I met yesterday

名詞のすぐ後ろに「主語+動詞」が続いていたら、関係代名詞が省略されていると考えてください。教科書では、この形を「名詞を後ろから説明する文」(後置修飾)として学びます。

主格の関係代名詞は省略できません。The girl who is singing の who を消すと、The girl is singing(女の子は歌っている)という別の意味の文になってしまいます。

並べ替えの問題では、この省略した形がよく出ます。

例:(yesterday / the girl / met / I)is Yumi.
→ The girl I met yesterday is Yumi.(私が昨日会った女の子は、ユミです)


高校入試の英語は、関係代名詞を読めることが前提

公立高校入試の英語では、多くの都道府県で、長文読解の英文に関係代名詞が使われます。並べ替えの問題や英作文で、関係代名詞を使う問題もよく出ます。

関係代名詞が読めないと、長文の1文1文の意味がつかめず、読解の問題全体で失点します。 中学3年生の2学期に関係代名詞を立て直すことは、期末テストだけでなく、入試の長文読解の準備にもなります。

英語の定期テストの勉強の進め方は、別の記事にまとめています。

→ 英語の定期テストで点を上げる勉強法


保護者様が一緒に確認するときのコツ

英語が苦手な保護者様でも、次の3つなら一緒に確認できます。

先行詞に下線を引けているかを見てください。 関係代名詞の直前の名詞に下線が引けていれば、使い分けの間違いは減ります。

長い文に、かっこがついているかを見てください。 関係代名詞から後ろをかっこでくくっていれば、文の主語と動詞をつかもうとしている証拠です。

「この文の動詞はどれ?」と聞いてください。 問6のような文で、was を指させれば、長い文を読めています。made を指したら、主語と動詞の見分けがついていないサインです。


現場で見えたこと

関係代名詞の答案を見ると、つまずいている生徒さんの多くは、関係代名詞そのものではなく、その手前でつまずいています。

一番多いのは、問3の3人称単数の s です。I know a boy who play soccer. と書いてしまう。主格の関係代名詞の後ろの動詞は、先行詞に合わせる必要がありますが、そもそも中学1年生の3人称単数現在があいまいなままになっていることが原因です。

もう一つは、長い文の読み方です。関係代名詞が入った英文を、頭から一語ずつ日本語に置き換えようとして、意味が分からなくなる。かっこでくくって、かっこの外だけを先に読むという手順を教えると、多くの生徒さんが長文を読めるようになります。

関係代名詞が分からないときは、関係代名詞の説明を何度も読み直すより、答案を見て、どの文法でつまずいているかを確かめる方が、早く立て直せます。


よくある質問

Q. 関係代名詞とは何ですか。
名詞を、後ろから文で説明するときに使う言葉です。説明される名詞を先行詞といいます。中学では who、which、that を学びます。

Q. who と which は、どう使い分けますか。
先行詞が人なら who、物・動物なら which を使います。that は、人にも物・動物にも使えます。

Q. 主格と目的格は、どう見分けますか。
関係代名詞のすぐ後ろが動詞なら主格、後ろに「主語+動詞」が続いていたら目的格です。

Q. 関係代名詞は、どんなときに省略できますか。
目的格の関係代名詞は省略できます。主格の関係代名詞は省略できません。名詞のすぐ後ろに「主語+動詞」が続いていたら、目的格の関係代名詞が省略されていると考えます。

Q. 2つの文を関係代名詞で1つにするには、どうすればいいですか。
2文目の中で1文目の名詞と同じものを指す代名詞を見つけ、それを関係代名詞に変えて、1文目の名詞のすぐ後ろにつなぎます。もとの代名詞は消します。

Q. 関係代名詞は高校入試に出ますか。
多くの都道府県の公立高校入試で、長文読解の英文に使われます。並べ替えや英作文で、関係代名詞を使う問題もよく出ます。


次に読んでいただきたい記事

期末テストに向けて、テスト前だけ塾を使うことを考えている場合はこちらをご覧ください。

→ 定期テスト前だけ塾に通うのはあり?テスト対策だけで点が上がる子・上がらない子と、始めるべき時期

中学3年生で、冬からの塾を検討している場合はこちらをご覧ください。

→ 中学3年生の冬からの塾は間に合う?入試まで4か月でできることと、直前期に塾を選ぶときの注意点


関係代名詞でつまずいている方へ

関係代名詞のつまずきは、多くの場合、先行詞の確かめ方、代名詞の残し方、長い文の読み方の3つにあります。中学1年生の文法に原因があることも少なくありません。どこで止まっているかが分かれば、期末テストまでに立て直せます。

マスネットでは、2つの入口をご用意しています。

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