塾の先生が毎回変わると成績に影響する?固定担当との違いと、引き継ぎで確認したいこと
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
塾の先生が毎回変わると成績に影響する?固定担当との違いと、引き継ぎで確認したいこと
「個別指導なのに、毎回違う先生が来る」
「前回の宿題を、次の先生が知らなかった」
「固定の先生がよいのか、教科ごとに違ってもよいのか迷う」
講師が変わること自体だけで、指導の良し悪しは決まりません。大切なのは、本人の課題と授業の続きが共有され、次に何を確認するかが決まっていることです。
一方、固定担当でも、説明を聞くだけになったり、課題が見直されなかったりすれば、改善が必要です。担当制度と実際の授業を分けて確認しましょう。
「個別指導」と「担当固定」は同じ意味ではない
個別指導という案内でも、担当の決め方は塾によって違います。
- 原則として毎回同じ講師。
- 教科ごとに講師を固定。
- 曜日ごとに担当が異なる。
- 空いている講師が担当。
- 通常は固定だが、欠席・振替時は代講。
入塾前には、「個別だから同じ先生のはず」と推測せず、通常授業・振替・講習でどうなるかを聞いてください。
固定担当と複数講師、それぞれの特徴
| 体制 | 生かせる点 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 固定担当 | つまずきや学習の変化を継続して把握しやすい | 相性、教科への対応、欠席時の引き継ぎ |
| 教科別の担当 | 教科に合う講師へ役割を分けられる | 教科間の課題量とテスト予定の共有 |
| 複数講師が交代 | 別の説明や見方に触れられる場合がある | 毎回の記録、指導方針、責任を持つ窓口 |
特徴を生かせるかは、運用によります。「固定なら安心」「交代するなら伸びない」と一律に決めないようにしましょう。
成績への影響を考える前に、学習の連続性を見る
例えば、数学で分数の計算が曖昧だと分かったとします。
次の授業でも同じ原因を把握し、宿題で練習した計算を確かめ、今の単元へ戻れるか。ここが重要です。
担当が変わるたびに別の問題集を始めたり、理解できていない単元を飛ばしたりすると、学習がつながりにくくなります。
テストの点数に加え、次を確認してください。
- 前回の課題を覚えているか。
- 宿題の結果を見ているか。
- 間違いの原因へ対応しているか。
- 次回までの課題が、授業内容とつながっているか。
交代時に引き継いでほしい5項目
| 項目 | 具体例 |
|---|---|
| 目標と期限 | 次の期末テストまでに方程式の基本を確認する |
| つまずき | 分母を払う操作と符号で間違える |
| 授業の記録 | どのページ・問題を、どのヒントまでで解けたか |
| 宿題 | 指定問題、期限、解き直しの方法 |
| 次回の確認 | 同じ形式をヒントなしで解けるか |
「数学が苦手」「集中力がない」のような印象だけでなく、実際の行動や答案が分かる記録があるかを見ます。
本人が毎回すべて説明し直さなくてもよい仕組みになっているかも確認しましょう。
交代後の1回で、確かめたいこと
代講や新担当の授業後、本人へ次のように聞いてみてください。
- 前回の続きや宿題を確認してもらえた?
- 説明の違うところは、質問できた?
- 次までに何をするか分かる?
「今日の先生は好き?」だけでなく、授業がつながっているかを確認します。
講師が変わって説明方法が違う場合も、必ずしも問題ではありません。ただし、複数の方法で混乱しているなら、まず使う手順をそろえられるか相談してください。
固定担当でも、定期的な見直しは必要
同じ先生との関係がよいことは、相談しやすさにつながる場合があります。しかし、安心して通えていることと、学習が進んでいることは別に確認します。
- 生徒が自分で解く時間があるか。
- 先生のヒントが少しずつ減っているか。
- 同じ間違いへ、対応を変えているか。
- テスト範囲や目標に合わせて計画を調整しているか。
変化が見えない場合は、担当変更を急ぐ前に、課題と指導方法を具体的に相談しましょう。
担当変更を相談するときの伝え方
「合わない」だけでは、塾も次の担当を選びにくくなります。
説明の途中で分からなくなっても、本人から止めるのが難しいようです。短く説明した後に、自分で解く時間を取れる進め方を希望しています。
前回の宿題を確認せず、別の内容へ進むことが続いています。引き継ぎ記録と、次回の確認内容を共有していただけますか。
性格の評価より、困っている場面と希望する対応を伝えます。担当を変える場合も、その要望が新しい講師へ共有されるかを確認してください。
受験前に講師が変わる場合
受験前は、新しい教材を増やすより、現在の計画を確認することが先です。
志望校と方式、最近の答案、使用教材、残っている単元、過去問の進み具合を共有します。入試日から逆算し、変更後の授業で何を優先するかを決めてください。
保護者様への報告先と、計画全体について相談できる人も確認しておくと、複数講師でも状況を把握しやすくなります。
入塾前・体験授業で聞きたい質問
- 担当は原則固定ですか。どの場面で変わりますか。
- 講師が休む場合、どのように引き継ぎますか。
- 授業記録には、どのような情報が残りますか。
- 担当との相性を相談できますか。
- 複数教科の課題量や受験計画は、誰が確認しますか。
よくある質問
代講が1回入っただけでも、見直すべきですか?
代講そのものだけで判断する必要はありません。前回の内容が共有され、必要な学習を続けられたかを見てください。
子どもが「いつもの先生以外は嫌」と言います。
別の先生だと何が困るのかを聞きます。説明の速さ、質問のしやすさ、手順の違いなどを整理し、代講時に必要な配慮を塾へ共有しましょう。
固定担当なら、すべての教科を同じ先生にすべきですか?
教科や本人の状況によります。複数担当でも、目標・課題・予定が共有されていれば役割分担を考えられます。
担当制度と、実際の確認方法をセットで比べましょう
マスネットの案内では、個別指導は原則として毎回同じ先生が担当し、授業後に保護者様へ報告します。担当の変更や振替時の対応は、申込前にご確認ください。
相談時には、「先生が変わること」だけでなく、今困っている引き継ぎや授業の場面をお知らせください。体験では、記録・宿題・次回の確認がどうつながるかを見ていただけます。