英語のテスト勉強のやり方|出るものが決まっているテストの攻略順
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
英語だけ点が伸びない。単語も文法もやっているつもりなのに、テストになると解けない。
結論から言うと、定期テストの英語は出るものが決まっています。教科書の本文と、範囲の単語と、範囲の文法。この3つを順番に仕上げれば点は取れます。順番を間違えると、時間をかけても伸びません。
オンライン学習塾マスネットでは、定期テストの点数アップに特化した指導を行っています。この記事では、英語の攻略順を具体的に書きます。
定期テストの英語は「出る範囲が狭い」
模試や入試の英語と、定期テストの英語はまったく別物です。
模試は初めて読む文章で読解力を試されます。しかし定期テストは、授業で扱った教科書の本文から出題されます。
本文の内容理解、範囲内の単語、範囲内の文法。出るものがほぼ決まっています。
つまり、定期テストの英語で問われるのは英語力ではなく、範囲の仕上げ方です。英語が苦手な生徒でも、正しい順序で範囲を仕上げれば点は取れます。
逆に、やみくもに勉強すると、英語が得意でも取りこぼします。
攻略順1:範囲の単語を「書ける」ようにする
最初にやるべきは単語です。単語が分からないと、本文も文法問題も解けません。
ここでの基準は「読める」ではなく「書ける」です。定期テストではスペルミスが失点になります。
やり方は、日本語を見て英語を書けるかテストする形です。眺めるだけでは定着しません。
書けなかった単語だけに印をつけ、翌日また同じテストをします。印が消えるまで繰り返します。
2週間前から毎日10分で十分です。まとめてやるより、毎日少しずつの方が定着します。
攻略順2:教科書の本文を「訳せる」ようにする
単語が入ったら、本文です。ここが定期テストの英語の中心になります。
本文を1文ずつ、日本語に訳せるか確認します。
訳せない文があったら、原因を切り分けます。単語が分からないのか、文の構造が分からないのか。単語なら覚え直し、構造なら文法に戻ります。
範囲の本文すべてを、見た瞬間に意味が分かる状態にします。ここまで仕上げると、並べ替え、穴埋め、内容一致、下線部和訳のすべてに対応できます。
本文の音読も効果があります。声に出すと、文の区切りが体に入ります。教科書に音源があれば、それを聞きながら読むとさらに効果的です。
攻略順3:範囲の文法を「作れる」ようにする
範囲の文法単元は、問題が解けるだけでなくその文法を使って英文を作れるレベルまで仕上げます。
定期テストでは、並べ替え、書き換え、英作文の形で文法が問われます。選択肢から選ぶだけでは対応できません。
ワークの文法問題を、間違えたものを中心に3回繰り返します。答えを覚えるのではなく、なぜその形になるのかを説明できる状態を目指します。
攻略順4:リスニングは毎日聞く
リスニングが出題される場合、教科書の音源を毎日5分から10分聞きます。
直前の詰め込みが効かない分野です。2週間前からの毎日が効きます。
本文の音声に慣れておくだけで、リスニングの得点は安定します。通学中や食事中など、机に向かわない時間でも進められます。
英語が苦手なら、やることを2つに絞る
何から手をつければいいか分からない場合、優先順位は明確です。
範囲の単語と、教科書の本文。この2つだけです。
文法の細かい問題で悩むより、単語を全部書けるようにして、本文を全部訳せるようにする。この2つだけでも平均点前後は狙えます。
苦手な生徒ほど、やることを絞ることが得点への近道です。全部やろうとすると、どれも中途半端になります。
過去のつまずきがある場合
今の範囲を勉強しても理解できない場合、原因は前の学年にあります。
be動詞と一般動詞の区別。三単現。時制。この3つは、中1で習う内容でありながら、中2・中3でつまずきの原因になり続けます。
英語は完全な積み上げ式です。土台が曖昧なまま今の範囲を繰り返しても、理解できません。
この場合、テスト範囲の対策と並行して、抜けている基礎文法を短期集中で埋める必要があります。どこが抜けているかの特定は、簡単な問題から順に解いて境目を探す形で行います。
現場で見えたこと
ここからは、マスネットで実際に見えたことを書きます。
英語の指導で最も多く見るのが、単語をやっているのに書けないという状態です。
話を聞くと、単語帳やノートを眺める形で覚えていました。この方法では、読めるようにはなっても書けるようにはなりません。
日本語を見て英語を書く形に変えると、同じ時間でも定着が変わります。書けなかったものだけを翌日繰り返す。これだけで、テストのスペルミスが減ります。
もう一つ、本文についてです。教科書の本文を訳せる状態にしている生徒と、そうでない生徒で、定期テストの点数に明確な差が出ています。
定期テストの英語は本文から出題されるため、本文を理解しているかどうかが直接得点になります。それにもかかわらず、本文を読み返していない生徒は少なくありません。ワークだけを解いて、本文に戻っていないのです。
そして、つまずきの地点についてです。指導していて感じるのは、中3の生徒でも中1のbe動詞と一般動詞で止まっているケースが珍しくないことです。
ここが曖昧だと、疑問文も否定文も過去形も、すべて崩れます。中1に戻ることは遠回りではなく、最短ルートです。土台が固まると、その後の理解速度が変わります。
宿題システムの記録を見ても、基礎に戻って埋め直した生徒は、その後の伸び方が速い傾向がありました。
よくある質問
Q. 英語が苦手です。何から始めればいいですか。
範囲の単語と教科書本文の2つに絞ってください。この2つの仕上げだけで平均点前後は狙えます。文法の細かい部分は後回しで構いません。
Q. 単語が覚えられません。
眺めるだけになっていないか確認してください。日本語を見て英語を書けるかテストし、書けなかったものだけを翌日繰り返す形が効果的です。
Q. 本文の暗記は必要ですか。
丸暗記より「全文を訳せる状態」を優先してください。そのうえで重要な表現を覚えると、並べ替えや穴埋めに対応できます。
Q. ワークはやっているのに点が伸びません。
本文に戻っていない可能性があります。定期テストの英語は教科書本文から出題されるため、本文の理解が得点に直結します。
Q. 文法が昔から苦手です。
be動詞と一般動詞の区別、三単現、時制。この3つを確認してください。中1の内容でも、ここが曖昧だとその後がすべて崩れます。
Q. リスニング対策はいつから始めますか。
2週間前からです。直前の詰め込みが効かない分野なので、教科書の音源を毎日5分から10分聞く形で進めてください。
つまずきの特定から相談したい方へ
どこで止まっているかを正確に特定することは、家庭だけで判断するのが難しい部分です。マスネットの中学生コースでは、現在地の診断、戻る範囲の設定、テスト範囲の仕上げ方まで一緒に進めています。