中1の最初の定期テストで高得点を取る方法|3年間で最も取りやすいテストです
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
小学校のテストとは違うと聞いた。でも、何がどう違うのか、何を準備すればいいのかが分からない。
結論から言うと、中1の最初の定期テストは3年間で最も高得点を取りやすいテストです。範囲が狭く、内容も基礎的だからです。ここで正しいテスト勉強の型を作れると、その後の2年間が安定します。
オンライン学習塾マスネットでは、定期テストの点数アップに特化した指導を行っています。この記事では、最初のテストで結果を出す手順を書きます。
最初のテストが「一番取りやすい」理由
中学校に入って最初の定期テストには、明確な特徴があります。
範囲が狭いです。4月から5月の1か月程度の内容しか出ません。学年末テストのように、半年分がまとめて問われることはありません。
内容が基礎的です。小学校の復習に近い部分と、中学の導入部分が中心になります。抽象度が上がる前の段階です。
教科書の最初の単元です。数学なら正負の数、英語ならアルファベットとbe動詞。丁寧に授業が進む範囲でもあります。
つまり、正しく準備すれば高得点を取りやすいテストです。5教科400点以上は十分に狙えます。
点数以上に大事なこと
最初のテストの結果は、本人の自己認識を決めます。
「自分はやればできる」と思えるか、「中学の勉強は難しい」と感じるか。この差が、その後2年間の取り組み方を変えます。
最初につまずくと、次のテストに向かう気持ちが重くなります。逆に良いスタートを切れると、勉強に対する抵抗感が生まれにくくなります。
だから最初のテストは、点数以上に「型を作る場」として重要です。
ここで身につけた手順が、中2・中3でそのまま使えます。逆に、型がないまま学年が上がると、範囲が広がるにつれて対応できなくなります。
小学校のテストとの3つの違い
最初のテストでつまずく生徒さんは、この違いを知らないことがほとんどです。
違い1:範囲が広く、複数教科が同時にある
小学校の単元テストは、習った直後に、狭い範囲で行われました。
中学の定期テストは、数週間分の内容を、5教科同時に問われます。
計画を立てて準備する必要があり、その方法を誰も教えてくれません。範囲表の読み方も、いつから始めるかも、知らなければ対応できません。
違い2:提出物が評価される
小学校では、テストの点数が中心でした。
中学では、ワークなどの提出物が評価の対象になります。しかも、テストと同じ時期に提出期限が来ます。
提出物は内申点に直結します。テストの点が良くても、提出物を出していなければ評定は上がりません。
違い3:授業を聞いているだけでは足りない
小学校では、授業内で繰り返し練習する時間がありました。
中学では、授業の進度が速く、家で復習しないと次に進んでしまいます。
「授業を聞いていれば大丈夫」という感覚のままだと、少しずつ差が開きます。
最初のテストで高得点を取る5つの手順
手順1:範囲表が出たら、その日に計画を立てる
範囲表は、テストの1〜2週間前に配られます。
受け取ったその日に、全教科の範囲を1枚に書き出してください。教科書のページ、ワークの範囲、提出物、締切を一覧にします。
全体量が見えないと、時間配分の判断ができません。
そして、テスト日から逆算して「いつ何をやるか」を決めます。中1の最初は、この計画づくりを保護者様や塾と一緒にやることをおすすめします。
手順2:2週間前からワークを始める
学校のワークは、テスト勉強の中心であり、提出物でもあります。
2週間前から始めて、1周目で全問解きます。間違えた問題に印をつけてください。
1周目の目的は正解することではありません。解ける問題と解けない問題を分けることです。
手順3:間違えた問題を3回繰り返す
1周目で印をつけた問題を、2周目・3周目で解き直します。
解けるようになったら印を消します。残った印の数が、そのまま「あとどれくらい残っているか」になります。
定期テストは、ワークから類似問題が出ることが多くあります。ワークの間違いを潰すことが、そのまま得点になります。
手順4:英語と数学の最初の単元を完璧にする
正負の数、文字式(数学)。アルファベット、be動詞、一般動詞(英語)。
これらは、その後3年間すべての土台です。
ここを完璧にすることは、最初のテストの得点だけでなく、今後のつまずき予防にもなります。
特に英語のbe動詞と一般動詞の区別は、中2・中3でつまずく生徒さんの原因として最も多い部分です。最初の段階で確実にしておいてください。
手順5:提出物を期限内に、丁寧に出す
ワークの提出は内申点に直結します。
期限内に出す。空欄を作らない。間違いに赤で直しを入れる。
この3つを最初のテストから習慣にすることが、3年間の内申を守ります。
答えを写して全問正解にしたワークより、間違い+直しがあるワークの方が評価されます。先生は丸写しを見抜きます。
教科別のポイント
数学。正負の数の計算を確実に。符号のミスが最も起きやすい単元です。途中式を省略せずに書く習慣を、ここで作ってください。
英語。範囲の単語を「書ける」まで仕上げます。読めるだけでは足りません。そして教科書の本文を訳せる状態にします。
国語。漢字と語句で確実に点を取ります。ここで20〜30点分が動きます。授業ノートで先生の解説を確認してください。
理科・社会。ワークの一問一答を、答えを隠して解きます。読むだけでは覚えられません。
副教科。1週間前から配布プリントの暗記を始めます。短時間で高得点が取れ、内申にも直結します。
テストが返ってきたら
高得点でも、思ったより取れなくても、やることは同じです。
間違えた問題を解き直し、「なぜ間違えたか」を確認してください。
この振り返りの習慣を最初のテストから作れると、2回目以降で確実に伸びていきます。
保護者様には、点数に一喜一憂するより「テスト勉強の型ができたか」を見てほしいとお伝えしています。型ができていれば、点数は後からついてきます。
現場で見えたこと
ここからは、マスネットで実際に見えたことを書きます。
中1の最初のテストで相談をいただくとき、つまずきの原因は能力ではなく「知らなかった」ことがほとんどです。
範囲表の見方が分からず、何を勉強すればいいか把握できていない。テスト勉強の始め方が分からず、直前までワークに手をつけない。提出物がテストとセットであることを知らない。
これらは、やり方を最初に教われば防げるつまずきです。
そして、この時期に作った習慣は、その後2年間そのまま続きます。
宿題システムの記録を見ると、中1のうちに提出のリズムができた生徒さんは、中2以降も安定しています。逆に、中1で締切当日にまとめて提出する習慣がついた生徒さんは、中2・中3でも同じ状態が続く傾向がありました。
中1の最初のテストは、型を作る最後のチャンスに近いと考えています。範囲が狭く、内容も基礎的なこの時期なら、手順を身につける余裕があります。
もう一つ、英語の最初の単元についてです。
be動詞と一般動詞の区別が曖昧なまま進んだ生徒さんが、中3になって長文が読めない。この構造を何度も見てきました。原因は中1の最初の数か月にあります。
最初の単元を完璧にすることの価値は、最初のテストの点数だけではありません。
よくある質問
Q. 中1最初のテストは何点を目指すべきですか。
範囲が狭く基礎中心のため、5教科400点以上は十分に狙えます。ただし点数以上に、テスト勉強の型を作ることを重視してください。
Q. テスト勉強はいつから始めればいいですか。
2週間前からです。ワークを3周する時間を確保するために必要な期間です。範囲表が出る前でも、授業進度に合わせてワークを進めておくと余裕が生まれます。
Q. 小学校のテストとは何が違いますか。
範囲が広い、複数教科が同時、提出物が評価される。この3点が大きな違いです。計画的な準備が必要になります。
Q. 最初のテストで失敗しました。挽回できますか。
できます。1回目は型を知らなかっただけです。やり方を変えれば、2回目から点数は伸びます。
Q. 提出物はそんなに重要ですか。
内申点に直結します。テストの点が良くても、提出物を出していなければ評定は上がりません。最初のテストから習慣にしてください。
Q. 保護者様はどこまで手伝うべきですか。
中1の最初は、範囲表の一覧化と計画づくりを一緒にやることをおすすめします。徐々に本人に任せていく形が理想です。
テスト勉強の型を作りたい方へ
範囲表の読み方、計画の立て方、ワークの使い方。中1の最初にこの型を身につけると、3年間の成績が安定します。
マスネットの中学生コースでは、テスト勉強の手順から指導し、週ごとの進捗確認まで一緒に進めています。
毎回の授業報告書で学習状況を共有するため、初めての定期テストでも保護者様が状況を把握できます。