オークランド在住の中学生の高校受験|日本との時差3〜4時間と、補習校・家庭学習の組み方
公開日 更新日 執筆:塾長 馬籠先生
オークランド在住の中学生の高校受験|日本との時差3〜4時間と、補習校・家庭学習の組み方
オークランドから日本の高校受験に備えるなら、現地校と補習校で学んでいる内容を整理し、日本の入試に必要な部分を補うことから始めましょう。日本語の会話力、教科の理解、日本語で答案を書く力は、分けて確認することが大切です。
授業時間を考えるときは、日本よりオークランドの方が先に進んでいる点にも注意が必要です。2026年11月は4時間差なので、現地19時は日本15時です。
オークランドと日本の時差は3〜4時間
オークランドは標準時間期がUTC+12、夏時間期がUTC+13です。日本はUTC+9のため、オークランドが3〜4時間先に進みます。ニュージーランド政府の時刻制度の案内
2026年9月27日から2027年4月4日の切替までが夏時間の期間です。11月の予約には4時間差を使います。ニュージーランド政府の夏時間日程
| オークランド時間 | 日本時間・夏時間期 | 日本時間・標準時間期 |
|---|---|---|
| 平日17時 | 同日13時 | 同日14時 |
| 平日19時 | 同日15時 | 同日16時 |
| 土曜13時 | 土曜9時 | 土曜10時 |
| 日曜16時 | 日曜12時 | 日曜13時 |
表は時刻換算の例で、授業枠の空きを示すものではありません。日本の夕方の授業が、現地では夜遅くなる場合もあります。本人の就寝時刻まで含めて、無理のない候補を決めましょう。
また、夏時間の切替前後は、現地時間を固定するのか日本時間を固定するのかを確認します。
オークランド日本語補習学校は、コースと学年を確認する
オークランド日本語補習学校は、現地校に通う子どもたちが日本語で学ぶ補習学校です。全日制の日本人学校とは役割が異なります。
公式案内では、A・B・Sのコースが設けられ、目的や学習内容、通学日数が異なります。「補習校は土曜日だけ」と決めつけず、希望する学年の最新の時間割を確認しましょう。補習学校の特色と公式Q&Aが参考になります。
家庭では、次の3点を書き出してみてください。
- 現地校で今学んでいる教科・単元
- 補習校で扱っている教科・単元と宿題
- 日本の志望校で必要な教科・出題形式
同じ内容を別々の教材で繰り返す前に、まだ学んでいない範囲や、日本語では説明できない内容を見つけます。
現地校のYearと、日本の学年をそのまま置き換えない
「Year○だから、日本では中学○年生」と、学年名だけで進路を決めることは避けましょう。
入学時期や年齢の区切り、これまでの在籍歴が関わるため、日本で希望する学校の入学・編入条件と照らし合わせる必要があります。
| 確認する項目 | 整理する内容 |
|---|---|
| 本人の情報 | 生年月日、現在のYear、在籍校 |
| 学習歴 | 日本と海外の学校への在籍期間、修了予定 |
| 日本での進学 | 希望する入学年月、新入学か編入学か |
| 必要書類 | 成績証明書、在籍・修了に関する証明など |
| 志望校の条件 | 出願資格、帰国生枠、選考科目、提出期限 |
海外在住歴があれば、必ず帰国生入試を利用できるわけではありません。補習校への在籍だけで卒業相当の資格を判断せず、受験する年度の募集要項を確認します。
日本の受験に向けて、先に点検したい3つの学習
数学:答えだけでなく、日本語で条件を整理する
計算が得意でも、「少なくとも」「それぞれ」「整数」「変域」などの条件を読み違えると、式が変わってしまいます。
問題を一問選び、求めるものに丸をつけ、分かっている条件に線を引いてから解いてみましょう。
途中で止まったら、用語が分からないのか、考え方自体が未習なのかを分けます。用語の問題なら、理解済みの内容まで最初からやり直す必要はありません。
国語:短い文章を読んで、根拠つきで書く
家庭で日本語を話す機会があっても、文章を読んで理由を書く練習は別に確保したいところです。
最初は一問で構いません。「答え」と「本文のどの部分からそう考えたか」を書きます。読み方が分からないのに長文を大量に解くより、短い文章で根拠を確かめる方が取り組みやすくなります。
理科・社会:志望校の必要教科に合わせる
受験科目が5教科なら、理科・社会の未習範囲も早めに確認します。日本の教科書の目次を使い、「学んだ」「未習」「用語を日本語で説明できない」に分けましょう。
受験科目が決まっていない段階では、候補校を調べる時間を確保します。英語が強みでも、その他の必要教科の準備を後回しにしないことが大切です。
長期休みは、4週間で「不足の発見から再確認」まで進める
南半球のオークランドでは、日本と季節が逆です。現地校の長期休みと、日本の出願・試験予定を別々に確認し、家庭の予定表へ並べましょう。
以下は、4週間を使う場合の学習例です。実際の休暇期間や課題量は、在籍校の予定に合わせて調整します。
| 週 | 取り組む内容 | 残すもの |
|---|---|---|
| 1週目 | 国語・数学を少量解き、止まる場所を確認 | 苦手・未習の一覧 |
| 2週目 | 優先する単元を絞って学習 | 自力で解けた問題と質問 |
| 3週目 | 必要な理社や記述を追加 | 用語・説明の確認メモ |
| 4週目 | 同じ範囲を解き直し、次の学期の計画を決める | 続ける課題と受講候補日 |
帰国予定が近い場合は、志望校の出題形式と期限を優先して組み直します。長期休みに全て取り戻そうとせず、休み明けにも続けられる課題を残しましょう。
よくある質問
ニュージーランドから日本のオンライン塾を受けられますか?
海外受講に対応する塾であれば相談できます。通信環境、使用する教材、現地時間での受講候補を伝え、対応できる内容と日時を確認しましょう。
補習校とオンライン塾は両方必要ですか?
全員に両方必要とは限りません。補習校の内容を自力で理解できているか、受験に必要な教科が足りているかを確認し、補う目的がある場合に検討します。
帰国時期が未定でも、相談できますか?
現在困っている教材や日本語の読み書きから整理できます。「日本の進学先も残しておきたい」という段階なら、基礎の維持と進路情報の確認を並行して進めましょう。
オークランドから、学校の課題と日本の勉強を両立する
マスネットは、海外在住の生徒にも対応する完全1対1のオンライン個別指導です。詳しくは海外受講についてのよくある質問をご覧ください。
相談時には「オークランド在住/現在のYearと年齢/補習校のコース/帰国予定/困っている教科」をお知らせください。受講候補は、現地の曜日・時刻で伝えていただくと調整しやすくなります。
今ある教材を見ながら、補う内容と家庭で続ける内容を整理していきましょう。